劇場公開日 2019年7月19日

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「新海誠とはコラ作家である」天気の子 水川さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5新海誠とはコラ作家である

2019年8月1日
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単純

寝られる

新海誠監督のいいところは背景が精密でそこに歌をのせた演出ができるところ、その一点だけだと思う。
あとは全部過去にあったセカイ系作品のコラージュなので、わざわざ天気の子を観なくてもそのメッセージ性も話もどっかで見たわ…となるはず。
セカイ系ブームを知らない人たちや映像がきれいなら賞賛しちゃう人たちなら楽しめたり考察しちゃうのかもしれない。
宮崎駿と比べられる部分は儲けだけだと思う。日本人の悪い癖だけど、儲けた順にすごい監督なんだと持ち上げちゃいけないとも思う。
ラピュタやトトロの興行収入を調べてみてほしいし、最近のアニメ映画ならこの世界の片隅にの方が評価が高かった。
この映画を褒めたたえている人はぜひ下記の作品もチェックしてほしい。
新海誠監督が娘の名前にまでした「最終兵器彼女(漫画)」「エヴァンゲリオン全部」「セカイ系と評されたエロゲー全部」
個人的に、「ドラゴンヘッド」という邦画も天気の子に近いと思う。評価はものすごく悪かったがラストの笑いがこみあげるほどの投げっぱなし感が似てる。
君の名はでうけた批判を反映した映画らしいけど、それって批判側の意見もコラージュしちゃいましたーってこと。ある意味その薄すぎる作家性に脱帽する。
万引き家族とかバケモノの子とかこの世界の片隅にの要素をいれたくなっちゃったんだろうね。その結果がこれである…
新海誠監督が伝えたいことってなんだろう。エロと思春期かな?比べるのもなんだけど自分は宮崎駿監督や細田守監督や片渕須直監督の方が生きるというテーマを感動的に描いていて好きだ。

君の名は で、キャラをめちゃくちゃ上手いアニメーターに任せて萌え絵柄にしてから一般ウケしたので次こそはストーリーも他の人に頼まないといけないと思う。セカイ系のコラージュは作家性ではないから。

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水