「自分は立派な人間じゃないんで・・・」天気の子 まいくさんの映画レビュー(感想・評価)
自分は立派な人間じゃないんで・・・
主人公の行動に否定的な人って、今までの人生で(特に10代のとき)誰にも迷惑をかけず、エゴに走ったこともなく、常に完璧で立派な人間だったんだろうか。それって高齢ドライバーの大半が自分の運転にかなりの自身を持っているのと同じようなものじゃないのかな。あとフィクションだから多少大げさな部分もあっていいと思う。少なくとも自分はそんな立派な人間ではないおかげで登場人物たちに感情移入できた。帆高の思いもわかるし、それなりに人生経験を重ねたので須賀や刑事の行動も理解できた。前作に比べてストーリー、音楽とシーンとの組み合わせ、登場人物のキャラクターなど映画作りの色んな面で格段の進歩を遂げていたと思う。次も楽しみです。
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