「バーノンはどうなった?」コントロール 洗脳殺人 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
バーノンはどうなった?
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みんな右手で首の左側を掻いているんだけど、これが謎の組織なのかどうなのかがハッキリしない。自殺する映像はちょっとドキッとしたし、見たこともない郊外の風景(どこかの大学かな?)がとても綺麗。フォスターの「夢路より(Beautiful Dreamer)も印象に残る。
後で考えると、サブリミナルについての講釈もあるけど、映画やテレビ以外にもハイテク技術があるんだよということを犯人側が教えてくれている。悪夢を見たり、フラッシュバックを経験したりと、幼き息子を亡くして以降精神病に悩まされていた主人公の画家ローレン。薬の影響だとばかり思いこんでいたが、それが仕組まれたものだと謎の男バーノン(ジョン・キューザック)が教えてくれるのだが、観ている側とすれば、彼もまた妄想の一人なんじゃないかと疑ってしまい、結局は妄想なのかCIA(のような組織)による陰謀なのか?という一点でストーリーが進む。
クライマックスでも女の子アリーを殺すという命令がサブリミナルで刷り込まれていたのだが、それを何とか克服して巨大組織に立ち向かうというストーリーだ。しかし、夫も何らかの指示を与えられてるのではないかという疑念も簡単に崩されてしまうし、最終的な目的地もどうやってわかったのかという疑問も残り、さらにバーノンの墓前に花を添えるシーンによって彼もまた死んだのだとわかるのですが、いつ死んだのか、または亡霊だったのか?という謎も残ってしまう。最近のジョン・キューザックも悪役が多いからなぁ・・・結局は謎ばかり・・・
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