タイガー・スクワッドのレビュー・感想・評価

女性拉致を命じられた二人の傭兵。しかし、拉致した女性が、傭兵の一人と昔恋仲だったことから不穏な雰囲気になり・・・というストーリー。

アクションでもサスペンスでもなく、3人の登場人物のギリギリの心理を描写した人間ドラマの趣です。
イリーガルな仕事で傷つき壊れてしまった傭兵の心が、二人の言動から垣間見え、緊迫感を煽ります。
勿論、死の恐怖に晒される女性の恐怖や怒りも伝わり、物語を盛り上げます。
好き嫌いが分かれる作品だと思いますが、個人的には割と高く評価できる作品だったと思いました。

親しくない傭兵二人で、女性を捕まえ人質にする。
ところが一人の元恋人だったことから、三者三葉の駆け引きが始まる。
人質女性を演じるのがソフィア・ブテラ、強そうに見える。

犯罪組織らしきものの傭兵として働く二人の男の話。

初見の二人が互いに何かを隠しつつ牽制し腹を探り合って行く会話劇という感じだが、二人の性格も不明ならどんな任務でどんな作戦かも判らず、何が本当で何が虚栄や嘘かがみえてこない為は入り込めない。

中盤を過ぎてやっと人質登場しあらすじに記されていらブルカを取ったら一方の男の元カノだったな展開に。

雲行きが変わって少しはみられる様になったけれど、本来の目的や狙いは良くわからず、結局芯がなくなく上滑りで面白くなかった。

12.未体験ゾーンの映画たち2019。傭兵が登場するアクションありの会話劇。地味な展開ながら緊張感が持続する