「サッカー選手の寓話」ディアマンティーノ 未知との遭遇 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
サッカー選手の寓話
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全くもって意味不明なサッカー選手ディアマンティーノの物語。
ポルトガル映画だから主人公をクリスティアーノ・ロナウドのような偉大なサッカー選手に設定、ただし彼が凄いのは妄想によって操られているから、父とヨットで航海中、難民と遭遇し心を痛めたディアマンティーノは妄想能力を失い倒れ、PKも失敗し選手生命も終了。
父は双子の姉に殺されるし、姉たちは金のことしか頭にない、挙句にディアマンティーノを遺伝子実験に売り渡す非道ぶり。マネーロンダリングの疑いをかけられアイシャ捜査官が難民の子の振りをしてディアマンティーノに取り入ります。男の子と言うがどう見ても女性でしょう。実験で殺されかかった彼を助けたのはアイシャで、最後は二人が愛し合ってハッピーエンド、でもアイシャってレスビアンじゃなかったけ、遺伝子実験で彼の胸が膨れた設定はそのせいかしら、裸のビーチシーンは不自然にしか思えませんでした。
意味不明の映画でしたが製作意図は現在のポルトガルに広がる難民問題、富裕層のマネーロンダリング、科学技術の暴走、国の右傾化、LGBTなどの諸問題を、国民的なサッカー選手の物語に散りばめて寓話的に描いてみたかったそうです。
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