「27年越しの期待」アラジン kazuさんの映画レビュー(感想・評価)
27年越しの期待
実写版映画『アラジン』公開から19日ですが、
興行ランキング1位で大ヒットを嬉しく思う1人です。
世界中で愛され続けられているディズニー名作、
『アラジン』前作アニメから27年。
25年前に社会人2年目のお給料でVHSを購入し、
悩んだとき苦しいとき、何度も何度も観て、笑ってドキドキして涙した大事な宝物です。
それから25年たち、実写版公開前から期待と喜びで
楽しみにして公開初日に中1の娘と一緒に吹替版を鑑賞しました。
映像、音楽、ストーリー、キャスティング、すべて想像以上、期待以上で、初日から10日間で、吹替版3回、字幕版1回、鑑賞しました。
吹替版を観たかった理由は、27年前と同じジーニー役の山寺宏一さんです。
しかも、ウィルスミスさんのジーニーの吹替なので、楽しみで仕方ありませんでした。
今まで洋画を吹替版で鑑賞した事はなかったのですが、27年という年月を全く感じさせない、さすが山寺さん!そして、さすがウィルスミス!でした。
そして感動したのは、吹替声優初挑戦の
アラジン役の中村倫也さん、ジャスミン役の木下晴香さんです。
映画鑑賞前に、サントラCDデラックス盤で英語版も日本語版も先に聴いていたのですが、実際に劇場で鑑賞してみてびっくりしました。
アラジン役キャストのメナ・マスードさんは今回の出演で初めて歌も歌われていて、中村倫也さんの声と表現が、とても自然で違和感なく、「ひと足お先に」は特に魅力的なアラジンでとてもいいと思いました。
ジャスミン役の木下晴香さんも、注目の新曲ソロ、
「スピーチレス」を見事な歌唱で表現されていて、何度観ても鳥肌がたち涙がこぼれました。
お2人の「ホール・ニュー・ワールド」もとてもいいです!
映画鑑賞後もほぼ毎日、サントラCDを聴いています。
そして大事な、ジーニーとアラジンのやりとりでも、レジェンド山寺宏一さんと見事に演じている中村倫也さんはとてもすごい才能を持った方だと思いました。
吹替の歌に関しても、セリフに関しても、吹替キャストのオーディションに勝ち抜いたお2人を選んでくれたディズニーは、幅広いすべての人に観て欲しい、そして何十年後もまた愛して欲しいと願うキャスティングだったんだなと思いました。
ご視聴される方の中には、劇場に足を運べない方、
視力、聴力が御不自由な方、様々おられると思います。
吹替版を鑑賞してみて、眼を閉じたままでも
楽しめる、想像できる、素晴らしい作品でした。
上映される限り何度も観たい、そしてブルーレイ・DVDは、また間違いなく我が家の宝物になります。