劇場公開日 2019年6月7日

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「中村倫也を責めないで!」アラジン Michi_2さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0中村倫也を責めないで!

2019年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

公開以来3週連続トップの当該作品が、
385万人・50億円を突破した。
これは、255億円の「アナ雪」に並ぶ速さだそうだ。

映画レビューで気になるのが、
アラジンの日本語吹き替えを行った中村倫也に対する酷評です。
実際、私も「歌が下手すぎる」と感じました。
ちょっとNHKの連ドラで売れただけなのに、と思ってしまいました。
しかしながら、
Disneyは、アラジンに何を求めていたのでしょうか?
たぶん、歌唱力や説得力ではなく、純粋な「優しい声」だったのでしょう。
一方、ジャスミンは、「美しいだけで発言しない女性」を否定する
「強い女性・民の為に働く女性」です。
「Speechless、心の声」の歌詞が、それを表現しています。
それ故、ジャスミンの声には、歌唱力と説得力が必須とDisneyは考えたのでしょう。
Naomi Scottも木下春香も超一流の歌唱力を持ったsingerです。

「アナ雪」を思い出します。
"Let It Go"が、爆発的に流行したのに、松たか子は、TVやコンサートで
一度も歌いませんでした。
大変不可思議に感じていたのですが、松たか子のインタビューで理解できました。
何度も何度もDisneyから「ダメ出し」された挙句の収録だったそうです。
なぜならば、松たか子の歌い方は、張る歌い方ではありません。
ましてや、怒鳴り声など出しません。
しかし、エルザの「強い女性」「怒り」を、
当然、Disneyは、松たか子に求めます。
結局、公開後、松たか子は、映画のテンポで歌う事を拒否し続けました。
多分、この歌が嫌いになってしまったのでしょう。

脱線しましたが、私は、Disneyは間違っていないと思います。

中村倫也は、「優しい声」だから、アラジンなのです。
そもそも、
映画アラジンの主役は、アラジンではなく、ジャスミンだと
私は考えていますから。。。
"Speechless"、映画とともにヒットすればいいなぁ。。。

Michi_2