「ヤツは卑怯だと思う!」アラジン うにさんの映画レビュー(感想・評価)
ヤツは卑怯だと思う!
原作がもの凄くよかった記憶があり、この作品が原作を超えた!というトーンの記事の多さには違和感がある。
セールスだからそういう文句を使うのは理解できるにしても比べちゃったら原作の方が・・・って気持ちになるよ。
だって明らかにジャファーのカリスマ性は減ったし(小物感は増えたけど)、イアーゴもなんか普通だし。
細かいこと言えばストーリーも脚色が余分だったと思うところが多少。言わないけど。
上記、ツベコベ言ったけど原作が好きすぎるからだと思う。
これはこれでめっちゃ面白かった。傑作に違いない。
メナ・マスードの冒頭のエクストリームとか機敏な動きは素晴らしかったし、ナオミ・スコットは魅力的だし。
ウィル・スミスは思っていた以上にジーニーだったし、ウィル・スミス以上にハマる人物は思いつかないと思い込ませられるレベルだった。
でも原作を知らない方がもっと面白く感じたと思う。
歯が真っ白で目が大っきいアニメキャラのキラキラした表情とか、画面全体を動き回るせわしなさが記憶の中で美化されている部分はあるかもしれない。
あとアラジンは卑怯!
空飛ぶ絨毯、小回りがきいて意思疎通のとれる従順な猿、なんでもできる魔人がフレンドで、非の打ちどころの無い理想的な女とも運命的に繋がれるとかね。
敵がかわいそう。
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