ばあばは、だいじょうぶのレビュー・感想・評価
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家族が沢山いると「家族の絆」ではなく「家族の木綱」になる。
家族が沢山いると「家族の絆」ではなく「家族の木綱」になる。
まぁ「認知症って慌てなければ、本人にとっては怖い病気ではない」と思うが。
要は、病気でも明るく生きていく事が大事だと思う。
「どうしたの?こんな暗い部屋で」と言う状況を作らないで、楽しく明るく生きる以外に無い。
また、施設には即刻入所させるべきだ。素人が頑張って介護する事はすべきではない。そうさ、家族の木綱に縛られて、四苦八苦するよりも、同じ認知症の仲間と一喜一憂した方が長く生きていられると思う。
どうせ最後は死ぬんだからね。慌てない。但し、お金があればこそである。だから、そう言った社会を作る必要がある。見守るとはそう言った事だ。
まぁ、何は言ってもまだ認知症になった事が無いのて分からないが。
消化器系がやられて、所謂「ク◯ジジイ」になると、その家族のテンションも大いに下がる。また、徘徊をくりかえせば、絶大なるお荷物になる。従って、専門家に任せるべきなのだ。
家族は頑張るな!
ね♥
結論は、
ネタバレあり。
結局、
そうであった。
それで良いと思う。
無理して普通の生活を駄目にするべからず。どうせ、最後は死ぬ。それまでは楽しく生きよう!
【”仲良しのばあばが”忘れちゃう”病気にかかってしまい、困惑し、悲しむ孫を演じた寺田心君の渾身の演技が身に沁みます。ばあばを演じた冨士眞奈美さんの認知症に罹患後の鬼のような演技にも、頭が下がります。】
■ちょっと弱虫な小学生の翼(寺田心)は、喜寿を迎えたばあば(冨士眞奈美)とお父さん、お母さんの4人暮らし。
ばあばのことが大好きな翼は、学校でいじめられては、ばあばに助けてもらっていた。
ある日、ばあばは同じ質問を繰り返すようになり、得意だった編み物もできなくなり、明かにおかしな兆候が出始める。
◆感想
・この映画は、認知症になった大好きなばあばを心を痛めながら見つめる小学生を圧倒的な演技力で演じ切っている寺田心君の演技力に支えられている。
ー 手元のフライヤーによると、彼はこの作品でミラノ国際映画祭の最優秀主演男優賞を受賞したそうだが、納得である。-
・又、やさしいばあばを演じた冨士眞奈美さんが、認知症に罹患し、人が変わったかのように周囲に当たり散らす鬼のような演技にも、頭が下がる。
■悲しみに暮れる翼が、ばあばが大切にしている箱の中に入っていた多くの紙切れ。
そこには
・トイレは廊下の奥
といった認知症を自覚していた事が分かる様々なメモの中に
・翼は良い子
・翼は大丈夫・・。
というメモが大量に入っていたのである。それを見た時の翼の表情が切ない。
<今作は2018年の映画だが、ご存じの通り、現代は更に高年齢化が進み、認知症問題は更に深刻化している。
コロナを何とか封じ込めつつある世界の医療で、認知症の進行を止める、もしくは未然に防ぐ画期的な新薬が開発されることを願っている。
それにしても、寺田心君が出演している映画は初めて見たが、感情の起伏の表現などを含め、凄い子役さんである。
祖父母同居で育ち、現在ばあばと同じ年頃の両親を持つ身としてはもう胸...
祖父母同居で育ち、現在ばあばと同じ年頃の両親を持つ身としてはもう胸がつまる。
認知症を予防する方法はないのかな?
作中に出てきた認知症のセミナーみたいなのあったら聞きに行きたいかも。
うーん。
賞を受賞という事でしたが、自分にはあまり理解出来ませんでした。確かに後半感動します。泣けます。心くんも冨士眞奈美さんも名演技です。しかしそれ以外のキャストは無名で素人臭い演技。音楽も古臭かったり、要所要所で無音な所があったり、なんといっても演出がお金かけてない感じの素人臭い映画でした。
だから自分の心には響かなかったです。
認知症を紹介する映画❗
星🌟🌟🌟 前半ちょっとまったりしていてウトウトしそうになりましたがばあばが忘れる病気になるところからラストまでどうなるのかハラハラしながら観ました…が正直認知症をどんな病気か紹介する映画みたいで出来たらもうちょっと介護する大変さを描いてみても良かった気がします❗ご近所の方も優しい人ばかりですが実際は厳しい人もいるはず…❗外国の賞を獲った子役の寺田心くんやばあば役の冨士眞奈美さんは熱演されてて良かったのですが…
アルツハイマーはまず嗅覚異常から始まる
冒頭はばあば(冨士真奈美)の喜寿の祝いのシーンから、親戚が集まって楽し気に団らんするのだが、いきなりの人間関係を全く把握できないでいた。もしや、これは観客に記憶力テストしてるのではあるまいな?と、挑戦的なオープニングに戸惑ってしまった。とにかく「犬、さくら、電車」とかのレベルとは違う・・・。独身の女性が二人いたけど、それが誰だったかもうわからない。
昔、尊敬する耳鼻科の医者に「アルツハイマー病はまず嗅覚異常からはじまる」と教えられ、いまではネットで調べてもかなりヒットしてきます。その話を聞いたときと、自分の母親の発病がほぼ同時期だったために、絶対に本当だと確信を持ちました。途中まではストーリーもだらだらと進むので興味を削がれてたのですが、「おならの臭いがわからない」事実に直面し、自分の経験をも思い出してしまいました。
色んなことを忘れてしまう症状以外にも、ばあばはやがて「家のなかに泥棒がいる」と言い出したり、怒りっぽくなったり、落ち葉を拾ってきてお茶を淹れようとしたり。人によって色んな症状があるものですが、やっぱり似てますよね。そして進行してしまうと“徘徊”が待っています。中前家の玄関のドアには鍵がいくつもありましたけど、それがいつ付けられたものなのかよくわかりませんでした。それでも、縁側から抜け出したばあばはついに徘徊して、警察をも頼ることになってしまいました。
ただ、納得いかなかったのは娘二人が同居する兄に「施設に入れることは絶対に考えないでね」などと語気を荒げてましたが、病状が進むとそんなことを言ってる余裕はありません。この映画ではまだ綺麗に描かれてましたが、失禁したり、うんこまみれにしたり、ものを壊したりと、自宅介護だけでは到底無理な症状もあるので、その娘の訴えだけは取り消してもらいたかった。ばあば役の冨士真奈美も良かったし、平泉成も良かったけど、全体的に再現ドラマっぽいところが評価できない・・・。
なぜだかアルツハイマー型認知症は増えています。これも現役時代に働きすぎて、退職した途端に罹ることが多いことがあるのでしょう。教師、公務員、医者もよく認知症になったりする。頭を使う職業の方が多いようです。引退後は人と喋るようにしたり、趣味を持ち続けることが大切ですよね。
わすれちゃうびょうき
両親とおばあちゃんと暮らすちょっと大人しめのおばあちゃんっ子が、進行していくおばあちゃんの認知症を体験する話。
つくりが軽めで安っぽい部分もあったし、子供目線というところもあって実際の認知症の家族の大変さがみえてくる作品ではないけれど、優しいおばあちゃんが時々みせる今までになかった感情や不可解な言動に戸惑いをみせながらも、おばあちゃん大好きな翼君が健気で健気で…自分の場合はもっと大人だったから違う重さもあったけど、実際に同居していた祖父母が認知症になった際に感じた様々な感情が蘇ってきた。
あまり深くは描かれていないけれど、勝手なことを宣う父親の姉妹だったり、出来過ぎな母親だったりもなかなか秀逸。
何より、優しいばぁばと心根から優しくばぁばを大好きな小さな子供の寂しい話って、ある程度年齢が行った世代からしたら反則すれすれの鉄板感涙設定だよね。
これはずるいわあ…。
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