HELLO WORLDのレビュー・感想・評価
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3DCGは良いが、ストーリーは残念すぎる…
9月21日に見に行ってきましたが、30%は満足で、70%が残念だと思った作品です。
[CG面]
業界人の立場で見ると、キャラクターの3DCGは悪くありませんでした。いや、むしろ驚きましたね。
キャラの顔の印象が(完璧とは言えませんが)作画アニメを見ているようなクオリティで、表情変化も作画とかなり近い印象でした。
しかし服装のディテールが残念でした。制服に関してはギリギリ大丈夫ですが、
それ以外の服装に関してはCGで作った印象が強く、まるで低予算の日本ゲームを見ている印象でしたね。実に残念なところです。(特に、10年後のカタガキナオミが着ている白い服は…;;)
キャラの動きは一部不自然でしたが、全体的には悪くありませんでした。
[ストーリー面]
ストーリー面は一番残念だったと思います。
レビューコメントでも何人かが共感しづらいとか書いてくれましたが、全くその通りです。
① あまりにも不親切な世界観の説明
予告編で言及された「データ」と「現実」の領域が曖昧過ぎて、見ているとイライラしてきます。
② 筋の通ったストーリーではない
人はよく、ファンタジーや非現実的なストーリーにハマることが多いです。
しかし、上記のストーリーも筋が通っていなければ、納得し辛いと感じてしまうのです。
以下の点が筋が通っていないところですね。
(※ネタバレというより、作品を見た方が理解できるような内容ですので、ご安心ください)
・ 果たして、この世界での軍隊や警察、政府は何をやっているのでしょうか?
・ どうして巨大な本を□□で使わなければいけなかったのか?
・ ブラックホールやミニ恒星が物理法則を無視している?!
・ あの手袋の正体は?! チート過ぎだし、ハイ・テクノロジー過ぎる… 使い方次第ではバランス崩壊だし、そもそも存在自体が謎だらけ…
・ ハイテクノロジーな世界のはずなのに、社会全体はそんなにハイテクじゃない?!
・ 恋に落ちる流れが不自然で、リアリティーがないから共感し辛い。何だか愛を強制しているような印象がどうしても共感し辛くなります。
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[総合判断]
ストーリーは突っ込みたいところが多すぎてお勧めできません。
ストーリー自体が不自然だから、人によってはキャラクターに共感することも難しいかも知れません…
おすすめできるポイントは「成長した日本の3DCG技術を楽しめるところ」です。
キャラの可愛さと豊かな表情をCGで表現できたところは個人的には高評価であり、
日本の3DCGアニメの希望になると思います。
結論としては、5点満点の2点を選びました。
今回の作品をきっかけに、貧弱なストーリー性を工夫してほしいです。
また、3DCG技術も段々成長して、ディズニーと同等なクオリティーでありながら、日本らしさが伝わる技術の発展を遂げてほしいです。
今後の作品も期待しており、応援します!
考察は鑑賞後にすべし!
最近の劇場版アニメは絵がとてもきれいですが、本作もかなりいいです。緻密に書き込まれた背景を、遠近感を多用したカメラワークで見せ、奥行きや広がりを感じる映像が素敵すぎました。こうして描かれる場所が、数多くの名所をもつ京都なのだから、もう誰もが京都に行きたくなってしまうでしょう。
登場人物に目をやると、恋愛アニメでは、誰もが自分を投影できそうな平凡主人公キャラと、彼と釣り合わなさそうな美少女キャラがマストですが、本作でもその点は抜かりないです。ヒロインの一行さんは実に魅力的に描かれ、だからこそ堅書くんが人生を賭してでも彼女を取り戻したいと考えたことに合点がいきます。
主要キャラに声をあてた、北村匠海くん、松坂桃李くん、浜辺美波さんも、十分に及第点レベルで安心しました。基本的に人気タレントが声優のまねごとをするのは好きではありません。棒読み演技が気になったり、そのタレントの顔がちらついたりして、作品世界に浸れないからです。しかし本作ではそのようなことはなく、安心して見ていられました。とはいえ、声優を起用していれば、さらによい作品になったのは間違いないでしょう。
肝心のストーリーは、心温まる恋愛ものとして十分に楽しめます。ただし、難解な設定の考察は後回しにして、上映中は雰囲気で見てしまったほうがいいです。「ラスト1秒で…」の意味もそういうことか、と納得できました。ネタバレになるのであまり語れませんが、その意味をぜひ自分の目で確かめてほしいです。
ラストは蛇足かな
「明日君が~」的なご都合なんちゃってSF映画だろうというよそえに反して、しっかりSFしていてビックリ
主人公の愛読書と僕の愛読書が被りまくってたので、ちょっと感情移入
2020年に量子コンピュータが存在いうトンデモ設定をベースにしているのでそれなりに飛躍しているけどね、それはご愛嬌
音楽や幻想的なシーンの見せ方は、天気、海獣には及ばないものの題材的には身近でキュンとくるストーリーでした
ただ、救いとどんでん返しが欲しかったのかもしれませんが、ラストシーンは要らなかったように思います
新しい世界!HelloWorldで終わる方が清々しかった
あのオチはないよ、
物語構造を複雑にして予想すらできないどんでん返しを入れてドヤ顔って、逆に世界を浅はかにしてしまった
今の時代色々と考えさせられます。
キャッチコピーに偽りなし!
前半は最高、後半はなんかよくわからなかったけどやっぱり最高
コンピューターで再現された過去の世界の少年が、現実世界のリアルタイムの少年自身(つまり、大人になった少年)に、コンピューターの情報を書き換えるべく奮闘させられるお話。一言で説明するには何とも難しい設定だあ…。
自分を物語で言うところの「エキストラ」と語る堅書直美の前に、現実世界からやってきたと称する大人のカタガキナオミがやってくる。曰く、この世界は膨大な情報で構成された架空の世界なのだと。この再現された過去の世界でナオミは恋人を死なせた事故をなかったことにして、たとえ架空の世界であっても彼女である一行瑠璃が生きていた証を作りたいのだと。直美は情報(=この世界)を改変するアイテムを駆使して彼女を守るべく修行を始める…。
というのが物語の筋で、前半は不穏な空気を匂わせながらも順調に事が運ぶ。たった一人の思い人のために世界を改変するのはセカイ系そのものだが、架空の世界であってもセカイ系と呼んでもよいものか?と思い始めた辺りで、事態は一変する。
まず、ナオミの目的が一行さんの情報目当てだったのはいい。何か裏があるんだろうと思っていたし。一行さんの情報からよみがえった現実世界の一行さんが、目の前のナオミを拒絶するのもいい。そうそう思い通りにはいかないものだから。
しかしそこからの展開がよくわからない。よくわからないが…面白かった。
どうも、ナオミの世界も架空の世界だったらしい。だから直美は一行さんを連れ戻すべくナオミの世界に干渉できた。で、最後まで観た感じ、アイテムをナオミに回収された直美は、本当の現実世界の一行さんの助けを借りてナオミの世界に干渉した、っぽい。
どういうこと???
ナオミは自分の世界も架空であることに驚いていたが、同じ世界にいた博士たちはそこまで驚いていなかったように見えた。しかし、彼らがその世界を元に戻すための手法を知っていて、かつその手法がその世界からアクセスできるものであることがよくわからない。
一体どういうこと???
何か見逃したのかと不思議な気持ちでたまらない。でも、とにかく面白かった。SFものとしても中々骨太だったし(後半よくわからなかったが)、青春ものとしても楽しく観ることができた。ちょっとでも興味があれば絶対に観るべきですよ。
楽しめました
今すぐ観てくれ
今すぐ観てくれ…
面白かったです!!期待以上!!
映画好き、SF好き、京都市民は今すぐ観てくれ!!
概要:SF設定を観に行く作品ではありません。キャラクターの感情と映像体験を観に行く作品です。なるべく前情報なしで素直なフラットな気持ちで劇場に向かってください。
ネタバレなしの詳細▼
当初期待していたもの。
散々観たCMで初見からヒロインを可愛く描くのが上手いと思ったのでこれを描くクリエイターたちならいいものを作ると確信したので観た。
結果!
期待以上だった。正直ヒロインは好みじゃなかった。でも上手い演出家にかかると好みじゃないヒロインが好きになる!守らなくちゃと納得する!これ最近の作品が怠けていたことだと思う。殴られました。
そして………この物語はヒロインを救うだけの物語じゃない!SFでありながら人間の心の動きをきちんと描いていて、かつ演じる役者陣(声、それから3Dモデルの演技ですね)も良かったと思います。感情移入が自然とできました。どのキャラクターにもです。
何度か込み上げるものがありました。
感情が滑らないということが、こんなにも貴重なアニメ界になってしまった……
昔からSF作品って結局世界観や展開に凝るとそこばかりに注目されてかなり最先端じゃないと時代とともに忘れ去られていくと思うんですが、人の感情をうまく描いていると普遍的なものになるんじゃないかなーと思います名作っていつもそうですよね。
今回は演出が良かったため鑑賞時は展開に驚かされましたが、鑑賞後かなり引いた目で見ると物語はシンプルだったように思います。映像的な躍進はないものの、できる範囲で最大の良さを引き出せていたと思う。
本当に演出がすごく上手い!
作品はコンセプトが命だと聞きますが演出が上手いことがこんなにもすべてに影響するとは思いませんでした。
作中京都の街並みがちらほら映りますが、京都にしたことで不思議なことが起こりそうな予感がし、舞台としては良かったと思います。京都の街並みをふんだんに使わなかったことは残念でしたが、物語がシンプルになって結果的良かった気がします。
デジタル演出は怖さと綺麗さの境目のような演出でシンプルながら良かったです。
絶対見てくれ!!!!!
それと大事なこと!シネマビスタだ!!シネスコじゃない!!劇場選び気にしてる人はスクリーンの縦のサイズだけ気にしたらいいと思います!!
▼以下ネタバレありの総括
マトリックスだな!!
マトリックスなんだ…
マトリックスの皮を被った青春ストーリーです!
絶対観てくれ…
追記
細かいことですが、色が綺麗だと思いました。
全部が鮮やかなのではなく、彩度を少し下げた落ち着いた世界の中でどこか1つシーンの中でアクセントカラーを入れていて、例えば冒頭の信号機のシーンは主人公のスニーカーのラインや信号機の色、教室のシーンでは机の板(これは教室シーンでは大事です。鮮やかに書いていたことに非常に好感を持ちました)、伏見稲荷では鳥居の赤など。作中SFシーンでカラフルな色を使うため日常シーンは色を抑えているものの、アクセントカラーを鮮やかにすることでしまった画面を演出していたように思えます。それが気持ちよかったです。
観賞者は鮮やかなものに自然と目がいくので、すぐに、あ、教室だ、あ、伏見稲荷だな!とすっとシーンに入っていけるし、シーンによって何を描きたいのかはっきりわかり本当に好感が持てた。予算が少ない中で妥協してないのがわかりよかったです。ほんとに、好感。
3DCGの動きなどには課題はあるものの
キャラクターの表情がとても良くて、今回はよかったんじゃないかなーと思います!
女の子もうちょっとやつれさせてもよかったかも!どっちがどっちかわからなくなりました!^^;
今年1番
ハイスピードというよりはハイスパート
初日舞台挨拶の回で鑑賞。
「この物語はラスト1秒でひっくり返る」というコピー通りラスト1秒でひっくり返りました。
中盤から後半にかけてのひっくり返っていく感じが個人的に好きです。
ハイスピードSF青春ラブストーリーというらしいですが、プロレス用語になってしまうのかもしれませんが、ハイスピードというよりはハイスパートの方がしっくりするような気がします。
映像は○内容はわからなかった
一行さん
本当に面白い作品
色々と難所はあるが
絵は綺麗、登場人物の描き方や話の見せ方は雑すぎる。もったいない
ネタバレしない表現で、ダメだと思ったところをあげさせてください。
全体を通して何処かで読んだことのあるSFの寄せ集めに見えました
SFとしては王道なので悪くない設定なのに、これはどういう事なんだろう?と考える前に答えを説明してくれるので、考える暇がないというか、考えさせてくれない。
登場いちばんに「入れた」は、そりゃ無いわーとツッコミたかった。
すべての場面が次の展開への仕込みで、違和感を感じる展開では、次に当然そうなるだろうと思うと、やっぱりそうなった的な展開がずっと続いて退屈。それは最後の1秒まで。
そこまで説明がくどいのに肝心の大層なシステムが作られた理由は曖昧だし、右から援護してくれる者の正体も謎のまま。
室内のエロ本の隠し場所までどうやって監視してたのかも分からない
過去の記憶を辿っていたはずがラスト1秒の突拍子もない飛躍で実体験に基づく本当の記憶なのかどうかさえ信憑性を投げ捨てる。
ヒロインの心とかバックボーンをあまり描かず魅力が薄い。主人公は本好きという設定なはずなのに本を全く大切にしない。
言葉では大切とか愛してるとか言いつつ人生の小道具程度の扱いしかしていないのは、監督か脚本家の人間性が現れてるのかなと思いました。
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