「自分に自信のない少年と自分の好きな事にしか関心がない少女の恋の物語」HELLO WORLD Dポッターさんの映画レビュー(感想・評価)
自分に自信のない少年と自分の好きな事にしか関心がない少女の恋の物語
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原作未読です。
主人公は高校生の男の子、堅書直実。
人の輪の中に入ったり、自分の意見を言うのが苦手。
本を読むのが好きでSF本が好きだが、映画の冒頭ではHOWTO本を読んで殻を破ろうとして足掻いている可愛い男の子です。
ヒロインはクラスメイトの女の子、一行瑠璃。
本を読むのが好きで、冒険ものが好きな無口で、スマホとかは苦手らしいクールビューティな女の子。
押し付けられた形で図書委員になった二人が、10年後の未来からやってきたカタガキナオミと出会って、恋の応援をしてくれる…という話なのですがそこには悲しい初恋の記憶がありました。
SAOなどの監督という事でコンピュータサイエンスや仮想現実の世界、マトリックスなどのようなメタ要素を織り込み瑠璃を取り戻す、2人で元の世界に還ろうとする物語です。
他の登場人物は殆ど映画ではモブ扱いですが、図書委員会で一緒だった可愛らしさ全開の女の子:美鈴や、未来のナオミの同僚:徐依依など絶対深掘りするネタあっただろう魅力的なサブキャラにスポットが当たらなかったのは残念。
そして最後の最後に、なるほど…ネタバレ禁止で前情報なしで作品を観に行くことをお勧めします。
システムエラーを擬人化した敵キャラなど独特の世界観ですが、エンドロールで「うしをととら」「からくりサーカス」の藤田和日郎さんの名前が。
なるほど、あの怖い感じは藤田さんの作品と確かによく似ている。どこに関わったのか知らないが。
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