「世にも奇妙な物語」HELLO WORLD easy8512さんの映画レビュー(感想・評価)
世にも奇妙な物語
世にも奇妙な物語にありそうなストーリーでした。
①主人公(男の子)のところに未来の自分がやってくる
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②実は主人公の世界は過去の記録。3か月後に彼女が死ぬので、記録の中だけでも助けてもう1度笑顔が見たい。
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③記録改ざん検知システムが邪魔するが、何とか彼女を助けた。
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④未来の自分が彼女を連れ去る。実は、現実の彼女は脳死状態で、記録の彼女を使って助ける。
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⑤(ここで回想)未来の自分は、彼女を助けるために何度も実験して脊髄損傷し、歩くのに杖を突かなければならない状態になっていた。
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⑥現実の彼女が目を覚ますが、未来の自分を見てあなた誰?
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⑦現実だと思ってた世界も実は記録の世界でした。改ざん検知システムが襲ってくる。
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⑧主人公が彼女を助けにやってきた。彼女を記録の世界に返す。
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⑨未来の自分曰く、主人公と未来の自分で同じ人間が二人いるせいでシステムが自分たちを襲ってきている。(⇒システムは主に彼女を襲ってなかった???)
未来の自分が、主人公に自分を殺すよう伝える。(⇒あんなに彼女を助けるためにがんばってたのにあっさり死ぬんですね)
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⑩未来の自分が死んでシステムが止まる。
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⑪主人公と彼女が元の世界っぽいところに帰ってきて、彼女「元の世界に帰ってきた?」、主人公「いや別の世界かも」(⇒というか、彼女は何も知らずに連れ去られたり、脳死してたりしたのに案外状況把握してるんですね?)
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⑫死んだと思ってた未来の自分が目を覚ますと大人になった彼女が目の前に。主人公を目を覚まさせるためには強い記憶が必要だったとか。
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おわり
後半になるにつれてあれ?っていう点が増えて最後まで集中が続きませんでした。
あと、彼女のキャラクタデザインはまあまあ良いのに、
・性格や台詞回しに違和感
・主人公や彼女の声優があまり上手でない
・登場人物がCGで等身がなんか変
など、残念な点が多かったです。
もう少しうまくやれば感動的なストーリーにもできそうなのに、イマイチ盛り上がりに欠けた薄っぺらい展開だと感じました。
後になって野崎まどさんが原作であると知ったのですが、以前この方の他の小説も読んだときも、世界観だったり、ストーリーだったりがあまり自分には合いませんでした。
絵:3点(並)
ストーリー:1.5点(イマイチ)
音楽:2.5点(激しいシーンなどでちょっとうるさかった)
声優:2点(あまり上手でない)
最後のシーンで京都を飛び出てしまった事で、京都での出来事が本当にあった事なのかどうかさえ信憑性をなくしてしまい。
最悪、すべて夢だった。と言われたとしても説明がついてしまうラストはあまりにも酷かった。