「面白い所はかなり面白い」アス バスト・ラーさんの映画レビュー(感想・評価)
面白い所はかなり面白い
クリックして本文を読む
序盤のホラー演出はかなり怖くて期待が盛り上がる、ドッペルゲンガーが家の前で向こう向いて立ってるだけなのに怖い
斬新な怖がらせ方で期待を高めるもまさかのこのシーンが怖さのピーク
お向かいさん家族のドッペルとのバトルはかなりギャグよりでなんじゃこら状態(監督がもともとコメディの人だったんですね)
でも中盤を我慢するとスケキヨボーイが焼身自殺するあたりから面白さが戻ってくる(ホラーとしての面白さではないけど)
全体的な印象としては、一つ一つの素材は素晴らしいのに1本の映画としてはまとまりが悪い感じ、初っぱなから主人公とドッペルゲンガーが入れ替わっているてオチが丸わかりだったり、ドッペルゲンガーが本体の特徴を奇妙な形で引き継いでいる、ある意味分かりやすく大衆向けな親切さがある一方で、地下世界の説明があまりなかったり主人公とドッペルの戦いがダンスのように優雅、最後のドッペルたちがモニュメント的に手を繋ぐエンディングなど、芸術性が高い作品名にありがちな不親切さがちぐはぐに思える
かなり間延びして見える中盤のギャグ風な展開もガチホラーかと思ったら肩透かしを食らってガッカリするけど、この監督はこういう作風とわかっていれば演出自体は悪くないし楽しめる
他の作品も見てみようかな
コメントする