「足りない。」アス ウエッティchさんの映画レビュー(感想・評価)
足りない。
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最終的には「物足りない」が感想です。
まずこの物語に入り込む、まえがきが物足りない。
旧約聖書のエレミヤ書になぞらえるのか、アメリカ全土に広がる地下の話しにするのか、はたまた食料難の話にするのかどちらか1つに的を絞って深掘りさせて欲しかった。
ホラー感が物足りない。主人公家族強すぎ。主演女優のルピタ・ニョンゴの不気味な演技をもっと活かした方が良かった。監督のインタビューでこの映画はドッペルゲンガーを題材とした作品と言っていたが、最初の過去シーンでは一瞬しか出てこず主人公がトラウマになるほどの体験を見ている側は体験できなかったし、現在になってからは一気に家族全員分のドッペルゲンガーが現れて1人1人脅かすのではなくお伽話のような物を聞かされて驚かされる、いやそれでは全然驚かない。そして恐怖シーンがそんなにない。海に落ちたお父さんやベーと思ってもそんなに絡みないし、何故か走らされた娘が見つかってしまうシーンも「あ、いた」くらいの感覚だし、地下での場面ももはやただのアクション。
結末も物足りない。何故人間がクローンわ作っていたのか、なんで同じ動きをするのか、ウサギはただの食料?色々わかりません。
どっちかというとまたゲットアウトの方がわかりやすいです。
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