「デッドプールになっちゃうぜ」ワイルド・スピード スーパーコンボ サプライズさんの映画レビュー(感想・評価)
デッドプールになっちゃうぜ
この作品の1番の見どころは、間違いなくライアン・レイノルズのサプライズ(?)出演。彼が少しセリフを話すだけで、映画はコメディ一色に染められてしまう。Netflixオリジナル映画「ヒットマンズ・ボディガード」に似たポジション。未だに見れていない「レッド・ノーティス」が見たくなりました。
スピンオフもスピンオフで、ただキャラクターが一緒なだけって感じ。カーアクションは少ないし、テイストも全然違う。ワイルドスピードではない。それでも、ドウェイン・ジョンソンとジェイソン・ステイサムの掛け合いは最高で、いくらでも見ていられる。ワイルドスピードというシリーズだと思ってみると肩透かしを食らうが、完全に別物として捉えるとかなり面白い。
今年公開のミッション・インポッシブルにも出演している、ヴァネッサ・カービー。ショウの妹という役柄が納得の適役だったし、めちゃくちゃカッコイイ。ワイルドスピードはカーアクションはもちろんだけど、こんな風に女性キャラが大活躍するのが面白い。ドウェインとジェイソンに負けない魅力を出してくるなんて、なかなかの女優ですぞ?
ラスト付近のアクションは若干間延び。
斬新なアクションを展開してきたワイスピなだけに、このあっさりさは物足りない。もっとじゃんじゃんふざけていいのに。もっとハチャメチャやっていいのに。制御不能な2人だからこそ、そういうのが見たかったんだけどなぁ。スピンオフってことで、あまり予算も掛けれなかったのかな。
でも、エンドロール後の映像は最高だったし、今後も応援したい、新・シリーズの幕開けのように思えた。次作、そして今週末公開のファイヤーブーストにもドウェインが出演していないのは残念だけど、第13作品目?ではヴィン・ディーゼルの共演することを願ってます。