「続編と言うよりは前後編」ハッピー・デス・デイ 2U 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
続編と言うよりは前後編
個人的にはやや微妙寄りだった前作を丸々前フリとして使い、走り高跳びの如くポーンと飛び上がった快作です。
前作では触れられなかった「ループする理由」を明らかにしつつ、そこからさらに3回りくらいデカい大風呂敷を広げ、今まで見たこともないやんちゃなループ物になりました。
色々とハチャメチャで力押しですが、変に人物を増やさなかったこともあり、混乱はせず楽しめます。ノリも良いし、笑いのバランスも良好です。
また、前作の出来事を活かした主人公の成長物語がしっかり描かれており(前作はやや唐突感があった)、味わい深さもありました。
ただ、前作でもイマイチ影が薄かった殺人鬼は今回さらに居る意味が薄れ、もはやこいつ要らなかったのでは?というレベルに。
それでいて重要な場面でドーンと出てくるので、そこだけ白けてしまいました…大仰に出てきたけどこちら的には「ああ、いたねキミ…」くらいの存在感なので…
前作の説明は一応ありますが、前作観てないと小ネタ含めて面白さ9割減なので、まだ前作を観てないかたはぜひセットで。
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