劇場公開日 2019年8月23日

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「腐女子には負の一面がある」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0腐女子には負の一面がある

2019年9月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

連ドラの方は観たことがない
吉田鋼太郎がゲイの役をやることに強い抵抗感があったからだ
それでも月日は流れ劇場版を観たくなった

田中圭の熱演が光る
色々な表情が面白い

吉田鋼太郎も素晴らしい
舞台俳優出身だけあってよく声が出ている

沢村一樹が1番良い体している

唐揚げを真っ黒に焦がすところとサウナの場面が面白い

クライマックスは火薬を使いすぎだ
映画で予算があったからやったのか
『男たちの挽歌』か特撮ヒーロー物に影響を受けたのか

1番気になったのは観客
今まで数百本を映画館で観てきたが沢山の若い女子が終始抱腹絶倒で大爆笑する会場は初めて経験した
足を何度も踏みつけて笑っていたのでここはお前の家のリビングルームじゃないんだぞと不快に思った
これが腐女子というやつか
正直あまりいい感じはしなかった
ゲイを見下して面白がってキモいと思っているようだからだ
そういう自分もLGBTを快く思ってはいない
差別するとか迫害しようとは思わないが
むしろ同性婚は認めるべきだし少数派だって幸せになる権利はある
快くは思っていないが小馬鹿にするのは違うと思う
ゲイの人たちが「あるある!」と喜んでくれるなら別にいいんだけど

野川新栄
ririnoaさんのコメント
2019年9月24日

私はこのご意見も考えさせられるものだと思いました。
連ドラを見ていない方が映画を見て、「観客はLGBTを小馬鹿にして笑っているのでは?」と感じたということ。
それこそが映画の内容自体に行き過ぎた描写があったことを表していると思います。
デリケートなテーマゆえ、そうならないように描くことが必要だったと思いますが、劇場版では笑いを優先した結果、不快に感じた人も沢山いました。
私は連ドラからのファンで劇場に何度も足を運びましたが、あらゆる場面で爆笑が起きているのを見て、同性愛を笑われているような気持ちになり、悲しくて劇場に行くことができなくなりました。

ririnoa
旅芸人さんのコメント
2019年9月24日

横から大変失礼を致します。
本来ならば、このようなコメントは控えるべきかと思われますが、どうぞ訂正をさせてください。
映画は静かに見るのが当たり前だと思います。コレはコメント主様の仰る通りですが「面白い!」と感じた場所で笑うのは良いことなのだと、いつか何かの映画監督様が仰っておりました。この笑いはLGBTを卑下する意図など一切無く、「このようなシリアスな場面でこんなギャグを入れてくる!」「こんな真面目な顔をした方がこんなに面白いこと言う!」という笑いかと想像しております。声が大きかったならば是非、係員の方にご注意を頂ければ退出させられますので。
現に、私は腐女子でバイセクシュアルですが、不快には感じませんでした。ゲイセクシュアルの方からすれば、不快に感じた点もあるかもしれません。そこに関しては心よりお詫び致したく思います。
ただ、私達とまとめて良いかわかりませんが、少なくとも腐女子の私は気持ち悪いと思ったことはありませんし映画館をリビングだと思ったこともありません。むしろ、楽しみに来て下さる『普通の方』が、私の存在で不快にならないように、早朝やナイト上映のみしか映画鑑賞をしないように配慮しています。全ての方がそうでは無いかもしれませんが、いかんせん年齢層が幅広いのも考えものですね…
一部の方が貴方様にご不快な思いをさせてしまったのでしたら大変申し訳ありませんでした。腐女子としてお詫び申し上げます。
ただ、あなたが腐女子を卑下したように、あからさまな言葉を使い腐女子を攻撃するのは、貴方の嫌いな腐女子と同類になってしまいますのでお控え下さればと願います。

旅芸人