「作り手がLGBTに向き合っていないってどうなの」劇場版おっさんずラブ LOVE or DEAD ロアサキさんの映画レビュー(感想・評価)
作り手がLGBTに向き合っていないってどうなの
このレビューを見て映画を見るかどうするかを決めている方がいたら時間つぶしなら腹も立たないです。あなたがいろいろ傷ついていて何かにすがりつきたいのであればこっちではありません。私はまだ見ていませんが「ライオンキング」行くべだと思います。
2018年のドラマからハマって、一抹の不安はありましたが画化を期待していました。見てびっくり。蛇足のつけすぎで物語が元の形を成していなかったからです。
結局幸せになれたのはジャスティスと令嬢。マロと蝶子さんくらい?春田と牧は幸せですよって?それはどうでしょう。結婚の話までして、ラスト教会の扉が開いたら出できたのは前記のジャスティスと令嬢。そこ笑顔で出てくるのは春田と牧でしょ?その二人は招待客としてそれを見てるんです。なんか残酷。
そして正真正銘のラストシーン。新たな旅たちですか。続編が期待されますか。違いますね。脚本家もPも監督もLGBTの結婚や生活や夜や翌朝がんなものか分からなかった。真面目にちゃんと取材して膨らませていなかった。そういうことでしょ?
それがわかる所が要所要所に出てきました(牧君春田に「子供が好き」とか「一人で一生抱えてろ」だの(これうろ覚え)一番傷つくことを言われてた。なにあれ?)
俳優さんエキストラの皆さまは真摯に作品に向き合ってくださった。それには星を一つけたい。でもネット上のファンの方は「レビューに悪い事は書くな」「いいこと書いて盛り上げよう。それが円盤化したときに影響される」と今もあからさまに扇動している方がいます。気に入らないレビューの存在を否定する。きっとあなたは牧君や武川さん部長さんたちのように自分とは違う人は相いれない方なのでしょうね。作品はファンの品格もでもあるんだよってことで☆はー0.5。
明らかにお金をたくさん落としてくれそうなユーザーが喜んでくれそうなストーリーのてんこ盛りでした。でもネットで以前から騒がれている武川主任の単発なんてこのメンバーでは作らないでほしい。今回だけで十分叩きのめされたのに何されるかわかったもんじゃない。
レビューを高評価にと扇動するファンの方と、生半可な気持ちでLGBTを引っ張り出してきた制作側に恥を知れと言いたい。全部と真正面から向き合ってよ。もう祭りは終わるし実際はこんなお花畑ではないよ。映画にするべきはお花畑が枯れた後だったんだよ。