劇場公開日 2019年3月9日

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マイ・ブックショップのレビュー・感想・評価

全65件中、41~60件目を表示

3.0大人の陰険ないじめ映画

2019年4月7日
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天秤座ルネッサンス

3.0ミスター・ブランディッシュの乱

2019年4月5日
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梨剥く侍

4.0心に残る、書店を開店した女性の物語

2019年4月5日
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1950年代後半のイギリスの海辺の田舎町が舞台。古き良きイギリスの街並み、風景。
書店が一軒もなかった保守的な町に、周囲の反対にあいながらも、読書の楽しみを広げたいという思いで、何とか古民家を手に入れ書店を開く。でも、この変革は、保守的な町では受け入れられず、嫌がらせや困難が待ち受けている。
書店開店のために、変革を試みる女性の奮闘記、だけで終わらない。
美しい風景や素朴な風合いのファッションや雑貨にも魅了される。
ラストまでお見逃しなく観賞することをお勧めします。
何だか、無性に本が読みたくなる作品。
早速「華氏451度」を読んでみる。

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クララ

4.5「The(マイ)」とはそういうことか!

2019年4月2日
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しろくま

3.5本は紙派

2019年4月1日
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悲しい

幸せ

イギリスの片田舎に本屋を出店した女の人と街の権力者のババアとの戦い。
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とりあえずババアとの戦いの件は置いておいて、この本屋すごい雰囲気が良いのよね。売れてる本じゃなくてフローレンスがよりすぐった本を店頭に置いてる。
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こういう街の本屋って日本っていうか少なくとも私の地元にはない。通ってた本屋は次々と潰れて言って今は名古屋駅にあるでかい本屋まで行かないと本が買えない。
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本なんかネットで買えるっていう人もいるけど、本屋に行って読みたい本を探すのが楽しいんだよね。ネットだと売れてる本しか出てこない。
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そしてババアとの戦いの件は、主人公がなかなかどんくさい。人のこと信じすぎだよ!もっと警戒しろ。

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せつこん

2.0皮肉が効いている…のかもしれない

2019年3月30日
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悲しい

怖い

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夢は映画館の部屋を作ること。

3.5本が大好きな方

Kさん
2019年3月29日
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なら楽しめると思います。そしてビル・ナイがとても素敵です。渋いです。嫌な奴の俳優さんが宇梶剛士さんにそっくりです。ラストのシーンはブラッドベリの「華氏451度」のオマージュでしょうか。じわじわと効いてくる感じの映画です。シネスイッチ銀座にて鑑賞。

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K

4.5衣装が良い

2019年3月29日
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綺麗な街並み、素敵な衣装。言葉が美しい。イジメられててもそんな感じがしない。監督の心の暖かさが見える映画でした。

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ミヤミヤミヤ

4.0予想を裏切る

2019年3月28日
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泣ける

幸せ

ほのぼのとした雰囲気ものかな?と思いきや…静かな語りと抑えた演技の中 詩的なセリフが当たり前のように語られる。その中で伝わるメッセージと社会風刺
これには やはり、シェイクスピアの生まれた劇の国の映画か…と唸る

 老紳士も少女も良いが、ガマート夫人は名前も怖いが、助演賞

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U-TA

3.0

2019年3月27日
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知的

女性は現代になっても起業をしたり働いたりする事が男性よりも不利であると感じますが、舞台となった1959年のロンドンの田舎町は、今よりももっともっと大変だったろうなと思いました。私は嫌がらせされたら多分めげてしまいますが、主人公は自分の中にめげない「芯」や大切なものを持っていたので、当時に生きるひとりの女性として凄いと感じました。

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ミカ

5.0実はイギリスの片田舎を舞台にした『八つ墓村』

2019年3月26日
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舞台は1959年、本屋が一軒もないロンドン郊外の小さな港町。大戦で夫を亡くした元書店員のフローレンスは夫婦の夢だった本屋を開業することを決意、準備を進めるが民度が低く保守的な住民はちっとも協力的でなく開業資金の融資も受けられない。それでもなんとか古い民家を改造して開業にこぎつけるが、その民家は町の有力者ガマート夫人がアートセンターにしようとしていた物件だったことから様々な営業妨害を受けるようになる。そんな苦境にもめげないフローレンスの心の支えは町外れの豪邸に引きこもっている老紳士ブランディッシュ。本の配達と文通を通じて心を通わせるようになる二人だったが、その頃ガマート夫人はついに自らの政治力までも駆使してフローレンスから民家を奪還すべく策略を巡らせていた。

てっきり小さな本屋が良書を通じて頑なに心を閉ざす町の人たちを笑顔にする話だと思っていましたがこれが全くそんな話じゃないのでビックリ・・・というか、これはほぼ『八つ墓村』。とにかくそこらをウロウロしているだけの町の人々の容赦なさがもう猛烈に怖い。なかでもパトリシア・クラークソン演じるダマート夫人の卑劣さがハンパなくて観客一同ドン引き。穏やかな笑顔から一転猛烈な怒りを露わにするカットはそこらのホラーより全然怖い。そして何と言ってもビル・ナイ。どんな映画に出ても映画の風格を一段上げてみせる名優中の名優ですが、静かな佇まいからダマート夫人に怒りをぶつける勇猛さまでダイナミックかつ自然に表現してみせる名演は圧巻。一見慎ましやかな未亡人でありながら、いきなり『ロリータ』を250冊入荷する等大手書店でもやらないような大胆な戦略で果敢にマーケットを切り開こうとするフローレンスももちろんカッコいいですが、本作の本当の主役は別にいることを匂わせるナレーションとラストシーンに胸を打たれます。

老後は田舎で静かに暮らしたいなとボンヤリ夢想するシルバー予備軍の顔面に思い切り唾を吐きかける猛毒作品、これくらい盛大に予想を裏切ってもらえると清々しいです。

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よね

3.5ゆったりとした時間

2019年3月21日
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読書をしている時の様な、ゆったりとしつつも頭の中では何かが常にクルクルと回っているような感覚。物語の終盤は想像とは違いましたが、結末は好み。
醜悪なるものと静かに戦い続ける主人公と、少ない共感者達がいとおしい作品でした。少し弱ってる時にまた視たくなるのかもしれない、優しく力強い時間でした。

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lynx09b

4.0なんだか歯痒い…

2019年3月18日
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悲しい

女性が開業する事の難しさ
今の時代でも無いとは言えないです

それより権力者に群がる人達
ステレオタイプで感じ悪いよなぁ〜

少なくともフローレンスは自分で相手の本質を見て接する

それをわかってくれる人がいたから、人(エドモンド)の心をも動かしたよね!

最後はドンデン返しがあると思ってましたが、なんだか歯痒い…

やはり人は孤独より、人と寄り添う方がいい

そして人の優しさに感謝したいと思いました(^^)

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H1DE!

4.0ここ数年のマイベスト「愛の告白」。

2019年3月17日
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息が苦しくなった。
ラストに向かって息苦しさは増していく。

とてもとても示唆に富む映画だと思う。

小さな書店の美しい女性店主があの手この手で追い詰められていく。最後は公権力を使って法律を利用されて追い詰められていく。

「ささやか」な営みが失われる。

「芸術のため」という大義名分が使われる。店主の親友となる初老の男の言葉が重い。
「芸術は芸術センターでは作られない」、人と人の間に生まれるものだと受け取った。

僕も日々、大義名分のもとに「ささやか」な営みを踏みつけている気がする。

ずしんと重かった。

そして、美しい映画だった。

ふたりの崇高な心が交わっていく過程。
ほとばしる想いを不器用に伝えあう。想いを寄せる人に素直でありたい、という気持ち。
ほんとに美しいラブシーンだった。

ここ数年の映画体験ではベストワンの「愛の告白」だと思った。

みなさんにおすすめする。

ぜひ見ていただきたい。

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エク

3.0宣伝文句に騙されちゃダメ。最後は、ちょっと悲しくなりました。

2019年3月17日
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泣ける

悲しい

1959年のイギリスの小さな港町。戦争で夫を失った女性が、夫との夢であった書店を開く。軌道に乗りかけた書店であったが、地元の有力者夫人の妨害に遭い、彼女の運命は変っていく。

途中までは、夢があって、中々心温まる話です。ところが、書店が開店して、店の経営が軌道に乗ったあたりから、雲行きが怪しくなります。日本でも、所謂“地元の有力者”と言う層が居ますが、それは、洋の東西を問わないんですね。書店が“自分の計画を妨害している”と思っている所謂“有力者”は、権謀術数の限りを尽くして、書店の妨害をします。そして、最終的には・・・。

いやぁ、若干、救われないなと思わないことも無いですね。まぁ、本好きを育てて、後の世に送り出したという事も言えるかもしれませんけどね。

公式HPや、パンフレットの宣伝文句に騙されちゃダメです。最後は、ちょっと悲しくなりました。

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勝手な評論家

4.0本題とはではないが。

2019年3月15日
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千鳥

2.0省略しすぎたのかな?

2019年3月13日
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きっと原作の本を読めば感動したのだと思う。けど、映画はあっけなくて、人間関係の背景とか、終わりが想像にお任せします、という余韻を大切にするあまり、肝心の本への愛情よりも、悲しさのほうが胸に響いて、人生のはかなさばかりが心に残る。

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マッターホルン2

4.5雰囲気がテーマに合っていて見やすかった

2019年3月13日
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静寂に包まれた映画で、作品のテーマに即した雰囲気で非常に見やすかった。確固とした原作があった為なのだろうか、安心して観賞することができた。
刺激やドラマチックなものを求めるとやや物足りないかもしれない。
本というのは読書とということばかりではなく、その容姿や手触りも魅力的だったなぁということを今一度思い起こさせてくれるような作品だった。

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SH

4.5心に残る名作

2019年3月13日
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悲しい

知的

 映画やテレビが画面に向き合って映像や音声を受け取る受動的な行為であるのに対し、本を読む行為は作者と横に並んで同じものを想像する能動的な行為である。それは作者と読者の、時空を超えた共同作業でもある。
 作者は読者が想像しやすいように輪郭を浮かび上がらせるような表現をし、読者はその輪郭を上手に描いてみることで作者とイメージを共有する。作者の表現が正確であれば複数の読者も同じ輪郭を頭に描けるだろう。あるいは、作者が意図的に細部を省略すれば、個々の読者の経験や想像力の違いによって、それぞれに違ったイメージを持つことになる。
 多くの場合、作者はひとつの作品で詳述と省略を使い分ける。だから読者による理解の違いが生じることが多い。同じ読者でも十年後に読んだら、同じ作品に対して異なった理解をすることもある。読んだ本を原作とした映画を観たときに違和感を感じるのは、人によって理解が異なる上に、イメージを映像にするときに更にデフォルメが生じるからである。百人の人が読めば百通りのイメージがある。本と向き合うことは自分自身の経験や想像力と向き合うことである。問題はどの本を読むかということだ。

 本作品は、主人公フローレンス・グリーンを演じたエミリー・モーティマーをはじめ、役者陣は名人級の人ばかりで物語は大いに盛り上がる。イギリスが舞台だから英語は上品だ。アメリカ人ならFuck off(出て失せろ)というところをLieve(立ち去れ)というところなど、アバズレではない御婦人の言葉に相応しい。
 フローレンスが本屋の仕事は孤独ではないと言うとき、彼女は並べられた背表紙の向こうに広がる、たくさんの作者たちの熱気に包まれている。本屋は出逢いの場なのだ。沢山の本が読者の想像力との出逢いを待っている。人は未知の他人と出逢うように本と出逢う。人に出逢うことで運命が変わることがあるように、本に出逢うことで運命が変わることがある。出逢いはたいてい偶然だ。探していた本の隣にあったとか、文庫なのに平積みされていたとかいったときだ。
 そしてそのとき、本屋の店員の役割が重要であることに気づく。探していた本の隣に運命の本を並べたのは店員である。運命の文庫本を平積みしたのも店員だ。以前ある本屋で「極真拳」「少林拳」といった格闘技系の本の中に「土門拳」の写真集が混じっているのを見たことがある。ちなみに土門拳は人の名前で、知る人ぞ知る著名な報道写真家である。戦後12年目の広島を題材にした「ヒロシマ」という写真集が世界的な評価を受けた。
 多分土門拳のことを何も知らない店員が並べたのだろうが、一概に悪い例とは言えない。格闘技に興味を持つ人の中に、土門拳の広島の写真を見て衝撃を受ける人もいるかも知れない。そもそも土門拳の写真集を置いてあるところにその本屋の価値がある。
 インターネットで探してスマートフォンで読める電子書籍は便利だが、実際の本に比べて温かみがない。本は印刷屋、製本屋、そして本屋と、沢山の人の手を介した上で読者に届く。本屋の本棚に並んだ本には、印刷の色やカバーの装飾、イラストや挿絵など、作者だけでなくその本が売れればいいと願う人々の気持ちが詰まっている。そして何より、出逢いがある。店主が商業主義に陥らないで、多くの本を博学的に読み、店に訪れる人々に本との出逢いをお膳立てしてくれる本屋は、街にとって貴重なファシリティである。主人公フローレンスが目指したのは、そういう本屋に違いない。
 街の人々の無理解と有力者の横槍にめげず、長いものに巻かれることもなく、ひたすら本屋としての王道を営むフローレンスには、あなたには勇気があると言って励ましてくれるブランディッシュ氏だけでなく、知識と想像力の宝庫であるたくさんの本が味方についている。頑張れ、フローレンス。
 本作品の唯一の伏線となったストーブのシーンが回収されたラストには、受け継がれた夢の続きのような余韻があった。心に残る名作である。

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耶馬英彦

3.0人の悪意は確かに存在するんだ。

2019年3月12日
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邪な考えは人の心に確かにあるし、それと同じくらいの分量の善意もある。哀しみには終わりがあることを知るのは難しいけれど、喜びにも終わりがある事を教えてくれた映画だった。

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はる