「ちょいちょい気になる所が。。。」ジョン・ウィック パラベラム tamaさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょいちょい気になる所が。。。
全体としては悪くない。防弾仕様の敵への対処方法や、序盤のナイフを使った殺陣、ハルベリーの猟犬を使った殺陣、ありそうでなかった物珍しいアクションで楽しい部分はあった。
だか、所々ツッコミたくなるシーンがあり、そのたびに白けてしまう時があった。
バイクシーンで明らかに銃撃や切り掛かった方がいいのに、何故か掴みかかろうとしたりぶつかろうとする(殺すのが目的なのになぜ?)。
終盤の忍者っぽい軍団の2人組は、不意打ちに成功しているにもかかわらず、その時の攻撃方法がなぜか持っているナイフではなく、拳と蹴り(いまのナイフだったら殺せてたじゃん。。。)
などなど。所々映画に没入してたら突然正気に戻ってしまうような所があった。
また、ストーリー展開も今回はブレていたように思う。
大まかに書くと、
前回ラスト→組織に狙われる→過去の契約を頼りに協力者の元へ→いざこざをへて、組織の幹部グループのリーダーのもとへ→リーダーにごめんなさいして許しを請う→リーダー、謝罪を受け入れる代わりに昔馴染みの友人を消せといわれる→やっぱ組織と戦う
こんな感じです。結局戦うんかい。。。それまでの展開は何だったのって思いました。
あんなに必死に逃げて、組織のリーダーに会いに行き、身体はって謝ったけどやっぱ戦うわって。。。最初から組織と戦う流れでよかったじゃないですかね。。。主人公の行動が迷走しすぎ。
アクションメインでこのシリーズは見ているのでストーリーは大して気にしてなかったが、さすがに今回の展開は許容できるものではなかった。
とはいえ全体を通して見た時につまらなすぎるという事はなかったし、一部のシラけてしまうシーン以外は楽しかったので、全体の評価は3という感じでした。
次回作を匂わすラストで興行収入も悪くないので次回作もあるでしょうが、持ち直してとても面白くなる事を願う。