「ギャグとして観るか、ミステリーとして観るか?」屍人荘の殺人 ガーコさんの映画レビュー(感想・評価)
ギャグとして観るか、ミステリーとして観るか?
ムムム…。
これはなかなか意見が分かれそうな映画。
ミステリーとして観るなら、物足りない部分が多いけど…。
ギャグ映画として、観るなら、全然アリで面白い!
個人的には、6:4くらいの割合でミステリー推し。
なので、ちょっと残念だったかな…。
(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
2時間という尺の中に収めようとすると、ミステリーのトリックの部分が雑になってしまう感じ…。
特に、前半の畳み掛けるようなパニックがバンバン繰り出す殺人事件に、ついていくのに時間がかかりました…。
しかも謎解き部分では、肝心な石像の動かし方のトリックがザックリ削られているから、???が浮かんでしまうのでは⁈
どうしてこうなった?と、疑問を投げかけたくなる部分が、あちらこちらにあったのが残念でした。
でも、キャスト重視で観るなら、それはそれで全然あり(笑)
今回のキャストは、私のイメージとピッタリだったので、大満足!
中でも、浜辺美波ちゃんと神木隆之介くんのコンビは最高でした!
一般人的要素を醸し出す大学生の青年と、かなりぶっ飛んだ美人探偵。
相入れない2人に見えますが、いざ事件が迷宮入りしそうになったら、各々の知識を振り絞って事件解決への糸口を探し始める。
前半の辿々しい感じがウソのように、後半の名コンビは観ていて素晴らしかったです!
この2人が出ているだけで、もうそれだけでずっと観ていられる…
(●´ω`●)
2時間があっという間に感じちゃいました
╰(*´︶`*)╯♡
また、中村倫也さんも、相変わらずの独特の雰囲気が光っていて、観ていて気持ちが良いくらいハマってました
(o^^o)
個性の強いキャラクターの人たちに囲まれで完成された屍人荘。
今売れている人も、これから売れそうな人も、他者多様なキャストがいるから見ていて飽きなかったです♪(๑ᴖ◡ᴖ๑)♪
彼らを観ているだけでお得な気分で、活力をたくさんもらいました
(´∀`*)
また、木村監督が手掛けたというだけあって、ギャグ要素満載だったのも、面白さの一つ。
途中アドリブなどを取り入れているのも、監督らしさの証だと思いました。
ただ、ギャグを多めにしているからなのか?
説明部分をかっ飛ばしているからなのか?
ミステリー結末がうまく噛み合わないのが残念…。
せっかくのミステリーなのですから、ミステリーファンにも愛されるような、内容構成にして欲しかった!
ギャグもミステリーも両方も取り入れたかった、欲張り過ぎな映画といった感じかもしれません( ゚д゚)