「雰囲気は好き」屍人荘の殺人 にょむさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気は好き
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密室殺人事件モノなのに、外ではゾンビが人を噛みまくってるし、そのゾンビを槍で突いて殺してるし…となると、殺人事件?ですか?これ
終盤で、この状況で犯人を当てても…って空気になってましたけど、犯人の犯行動機を解明しない事にはこちらとしてもちょっと^^;
なのでそりゃ推理しますよね
でもこの状況を利用して"人を殺そう"という流れならば「ゾンビに噛まれてゾンビになったので殺しました(正当防衛)」が正しい着地点で、思わせぶりなメモとか残さないのが正解
犯行動機があって殺人を成功させてバレなければ"完全犯罪"で、今回それができたのにやらなかったのは、その意図が犯人にあったからに他ならないとは察しますけど…
犯人もゾンビに噛まれた事により自害して飛び降りてしまったので犯人ぽくない
犯人の「こういうわけで復讐の為に殺しました」は説明的でもいいけれど、ゾンビのせいで逆に事件性が埋没しちゃった感があってここら辺、原作ではどうなってんだろう?
予告の雰囲気的には大好物な予感がしたので、浜辺美波ちゃんが出てなくても観たとは思うけど、作品としてはイマイチしまりがない
密室とか推理とか期待して行った人達は肩透かしをくったのでは?
明智さんの「これから事件が起きてその犯人まで分かってる」は、いわゆる作者視点
思わせぶりだけど思わせぶりで終わってしまって、最後は結局ゾンビになっててヒルコさんに突き殺されるのは…ひきましたねえ^^;
そこは生きててもいいじゃない
あ、浜辺美波ちゃんは可愛かったですよ
。
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