新聞記者のレビュー・感想・評価
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令和元年に観るべき作品
出演映画の番宣に毎回、気の毒になる程出演させられている松坂桃李が、今回は情けないメディアの忖度で、全く宣伝は無し。
素人目にも違和感があり過ぎる。
しかし、そんな意味があるのか分からない、バラエティ番組等での告知無くとも、劇場は噂通り、年齢層は若干高めだったが、予想以上の観客数だった。
主演の松坂桃李はじめ、役者陣が素晴らしかった。
ノンフィクションに近いフィクションのリアルさは、ストーリーだけでなく、自然な演技の賜物と気付かされる。
自分も、何故相方女性は韓国人?と不思議だったが、観終わった後には、さほど違和感は無かった。
記憶に新しい、政治絡みの数々の醜悪なニュースを数々盛り込み、ツイッター工作員のコメントは、チープでリアル過ぎて笑ってしまう。
税金泥の一員、悪の組織・内閣調査室。ああ、やっぱりなと。
総理大臣と型だけの民主主義と役人の保身のためなら、手を汚さずに、部下の命なんて平気で切り捨てる。
国民は、とっくに気づいているのに、まだ悪あがきしてるんだと、つくづく情けなくなる。
迷っているなら、観る事を強くお薦めします。
総選挙を控えている今、若い世代から老若男女、全ての国民にです。
批判している人は、この映画を観た後は尚更、工作員の一員なのか?と疑ってしまう。
この内容を映画化した関係者各位の皆様には、賞賛しかありません。
マンガ原作モノや、ペラペラな恋愛モノ、ゴリゴリフィクションのサラリーマン一発逆転スカッと系ドラマばかりはもう十分です。
これからもどんどん、こういうリアリティ重視・政府に忖度無しの作品を作って欲しい。
観客が応援します。
見応えあり。ウンギョン上手い!
ダブル主演の相手役は韓国の若い女優、シム・ウンギョン。
政府の情報操作・マスコミ操作、欺き・でっち上げによる世論操作・・・
それが政権安定のため?国の保全のため?
「形だけの民主主義でいいんだ」桃李くんの上司のこの言葉が全てを表している。
それにしても。事実を暴こうと奮闘する若き記者を演じるウンギョン、演技が上手い!
この役が日本人女優でないのは、ある意味デリケートな難しいテーマだから、イメージを気にして出演リスクを恐れたか、果たしてこの難しい役どころを演じる力量がなかったからか・・・
私はどっちもだと思うなぁ。
ここまで演技力のある若手女優、日本には今は少しいないかなぁ。美人だからいいというものではないし。
セリフは少なめ。帰国子女という役柄、日本語もつたない(英語はとても流暢)中、心の葛藤や静かに燃える闘志を目力で訴えるのが上手い。派手な顔つきではないけど、覚悟を決めた意志の宿った顔は美しいんですね。
ある意味、下手なホラー映画よりも怖い映画。
今の日本で、本当にこんなことがあるのか?
政府が信じられなくなるかも?
桃李くんも若きエリート官僚を熱演。
小さな娘を抱きながら泣きむせぶシーン、泣けました。彼なりにものすごく悩んでいる気持ちが凄く伝わりました。
官僚、政治家、新聞記者は持ちつ持たれつ。
”自分を信じろ、自分を疑え”
これは記者ではなく読者に向けた言葉と思える。
政治がらみのネタに関しては、官僚、政治家、新聞記者はお互いに利用しあう関係。そう多くは期待できない。
ここ2-3年の話題をなぞりつつサスペンスを織り込んでゆくのは面白い。ただもう2,3年すると細かいところ(ビーチ前川氏とか)はよく分からんことになってるかも。全体的に浅いので3。
満点を付ける人々はゴシップに踊らされてるだけ
聞こえないセリフで終わる、作り手側の結末を付けないラストでは、ただ単にゴシップを並べただけの写真週刊誌の様な金儲けの道具に映画がなっている。満点を付けている人々はゴシップに踊らせているだけ。悪は個人か国家かキッチリさせないのは作り手の甘え、ラストでメッセージが無い様では劇中のスキャンダルは全てがフィクションに成る。聞こえないセリフは政府からのリークですか(笑笑)
思っていたより良かった
ジャーナリズムマンセー映画かと思いきや。
主人公の記者はそのへんのマスゴミとは一味違う記者で良い。ああいうジャーナリストが増えてほしい。
韓国人女優の方だが、良い演技だった。すぐ「韓国ガー」とか言う奴はほっときましょう。韓国にもいい人はいます。
正直、空母いぶき(ネトウヨ&自称専門家監修の、ドキュメンタリー再現ドラマ以下の代物)系の、極左寄りジャーナリズムマンセー映画だと思っていたので、いい意味で予想を裏切られました。
国側にもいい人がいるしね。
日本って、極端な右寄りと極端な左寄り系が多いけど、この作品は中立に近い。
まあ左寄りではあるんだけど。
左寄りであると感じたのは、国側と新聞記者側の描写の違い。国側にのみ黒幕がいる。まあこの作品では国に陰謀があるのでしょうがないが、現実では新聞側も陰謀だらけでしょうよと。新聞側の闇は描写されてない。あと、キーとなる国の策略がねぇ。ちょっと悪意あるように感じた。俺はこの国があんな策略を巡らしてるとは思わない。それと、最後の上司のセリフがなぁ・・・
そのへんは、官房長官に変な質問した東京新聞だかの女性記者が、この映画の原案者と知って妙に納得。だからちょっと左寄りなのね。
まあ、劇中のような策略を国が実際にやってるのであれば断罪レベルなので、その時はジャーナリストの皆さん「真面目に」暴いてください。
映画としてはすごく良い。
問題は受け取り手がどう感じるか、かな。
日本人は表面だけで感化されやすいから。
あの人類史上稀に見るクソ映画「空母いぶき」を盲信する自衛隊マンセーなアホもいるくらいなので。
この作品観て「国ガー」って言う奴が増えそう。なんでもかんでも文句つけりゃいいってもんじゃない。この映画の主人公たちのように、真実を突き詰めなければならない。
平和ボケの日本人には早すぎた映画かもしれませんね。
この作品を機に、「表面に踊らされず、真実を突き詰める」重要性に気づいてほしいところ。
現状、表面しか見ないから、国にもマスコミにも踊らされてる人多いからな~。
なお、そういう人が主人公に対するネットコメントで出てきているのもポイント高い。
こういうテイストで、マスコミ側の闇を扱った作品を作ってほしい。
というわけで、若干のアンフェアな描写と、アホを培養する可能性を加味して星4。
権力者側の悪意の真実の一部を映画化
政治デモに何回か参加したことのある老齢者の立場から本映画を鑑賞しましたが、内容的にはこれまでの情報源から予想されるものであり、復習・再確認する感じで鑑賞しました。 世界全体が自国第一主義に突入した国家主義の嫌な雰囲気の強い時代に、このような映画が製作、公開されたことには敬意を表します。あったことをなかったことにし、なかったことを平気であったこととする、今の権力者の嫌らしい際立った特性に特に若い人たちももっと考えてほしいと切に願います。
周知の事実か?印象操作か?
封切日に観ました
幕張イオンの小さい方のスクリーン、平日昼間だけど半分くらい入ってたかな
中年以上の人が多かった
参院選始まりましたね
出来るだけ沢山の、色んな政治思想の人が観たらいいと思った
わたしは今の自民党は全く支持しないけど、
自民党、公明党などの支持者の人がこれ観たらどんな風に思ったのか教えてほしいと思った
こんなのねつ造だ!印象操作だ!というのか?
いやこんなの周知の事実だけど、それでもこうやってずっとうまく日本を回してきてるんだからいいんだよ!というのか?
あ それ以外もあるか
知りたいです
別に勝ち負けつけるようないい争いがしたいんじゃない
無理に思想を変えろとも言わない
素直にどう思ったのか?
田中哲司の冷たい目 怖っ
「この国の民主主義は形だけでいいんだよ」
「事実かどうかは国民が決めることだ」怖っ
我らが男闘呼組高橋和也も渋かった
最近気になっていた岡山天音くんが出ていて嬉しい
あ この素敵な声は♪と思ったら、前川さんも!
もう限界なんじゃないか!?そう思った。 改ざんとか、揉み消しとか、...
もう限界なんじゃないか!?そう思った。
改ざんとか、揉み消しとか、都合の良い様に情報を操作するなんて。
映画という形で発信されていくこの姿に、微力ながらの理解と関心が湧いてきました。
発信し続ける、常に意識する。
情報に流されない時代がくるかもしれない。
全国規模で公開した各方面の努力に…
平日朝イチ上映回。
レディースデーということもあるが、客席は高齢者の皆さんでかなりの混雑。
ここ数年で起きた実際の疑惑や事件を折り込み、現内閣の闇にあらためてスポットを当てた。
そして、同時にそれを見張る大手メディアの不甲斐なさにも激を飛ばす。
確かに今、テレビは放送法や様々な利権を人質に取られ、SNSに目配せし、独立した報道としてのパフォーマンスは見る影もない。
今一度、新聞というメディアが本来の機能を取り戻そうと一人の記者が奮闘する。そして内閣府に席を置く官僚もその意識に触発されて動き出す。
「記者としての挟持」
「親としての誇り」
一人の国民として、未来へ繋ぐ世代として。
松坂桃李・本田翼といった人気俳優を起用してもなお、各方面への圧力や忖度からメディアでの紹介はほぼないこの作品が、この選挙シーズン目掛けてちゃんと全国のそれもシネコンで上映され、初週の興業成績で10位とは。
もちろんもっとたくさんの国民に見てもらいたい気持ちはあるが、まずはこの独裁政権に負けることなくここまでこぎつけたスタッフの方々に敬意を表したい。
そして作品。
やはり主人公のシム・ウンギョンの素晴らしいこと!
あえて日本語が流暢でない彼女を起用したからこそ出る、あの真っ直ぐなメッセージ。
脚本にはいろいろ言いたいこともある(ミステリとして事件の真相が明確化されていく結果、本来現実世界で取り沙汰された国家全体の問題がむしろ限定的なものに矮小化されてはいないか。今回明かされる陰謀はちょっと非現実感とエンタメ感が強くて…)が、とにかくこの内容でこのキャストでこの規模で作り上げたその事実に、★4つを差し上げたい。
この作品は、「(描かれたことが)事実か?フィクションか?」という視点ではなく、「メディアやSNSに溢れる情報を、目に見えることだけ受け止めていないか」そして「あなたは、一人の社会人として恥ずかしくない仕事をしているか」を考えさせる。
そしてそのテーマはこのあと、我々観客に投げられている。
まず、子供たちへと繋ぐ働き盛り世代がしっかり観て考えること。そして、動くこと。
まずは選挙だ。
映画 新聞記者
参議院選挙前に絶対に見るべし
安◯◯三 ◯民党政権の悪事を暴いています
タテマエはフィクション しかし これはドキュメンタリー映画
正直 怖かった 真実を知るべき
これ以上 やりたい放題 させるべきでない
久々の骨太のポリティカル・スリラー
「新聞記者」は日本映画では久々の骨太のpolitical movieだった。日本映画の秀作は人間の内面を描いているものが多くて、社会全体の問題をあつかうことは少ない。たとえば、「夜空はいつでも最高密度の青色だ」は大好きな傑作だが、背景に現代社会の持っているさまざまな問題は描かれていても、社会問題が正面から描かれるわけではない。見ている人間には格差社会という日本の現実がひしひしとは伝わるわけだが、映画のテーマではない。今年一番の秀作だと思っている「愛がなんだ」や「町田君の世界」の社会性はもっともっと低い。
日本映画のレベルは決して低くはない。しかし、エンターテインメント性と社会性政治性を兼ね備えた傑作というとほとんどない。韓国映画だと、たとえば「タクシー運転手」などはその両方を兼ね備えた大傑作だ。ところが日本映画でそういう作品があるかというと、なかなか思い浮かばない。そういう意味では、この映画はその両面を兼ね備えた久々の傑作だ。よくここまで思い切って描いてくれた、良く公開にこぎつけた、メジャーな役者さんたちがよく出演してくれたと感動した。
この映画に描かれている出来事をフィクションだと思うか、現実にもありうることだと感じるかは人それぞれだが、そういう問いかけを投げつけてくれるだけでもすごいと思った。
この映画を見終わった後に爽快感はない。告発する側の一応の勝利という決着をつけることをしていない。そのあたりに、さらにこういう映画を作りにくくしている日本の政治の現実があるのかもしれない。
映画館に行って見るだけの価値のある作品
いや、素晴らしい出来の映画でした。
映画の持つ力に圧倒されました。
とはいえ、実は正直に言えば、途中いくつかのエピソードにこれでいいのか? と思わせられるところがありました。
でもその後の展開が、その疑問を洗い流し、逆にリアリティを増すという、そういう作りになっています。
見に行くかどうか迷っている人がいれば、見に行くべきだと強く言いたくなる、そんな映画でした。
ラスト、仕方ないとは思うけど
あのラストの分だけ0.5点減点。でも、それ以外は本当に自分が普段Twitterで政治に関心を持った中で違和感のあることばかり起きていた。ノンフィクションにとても近いフィクションだと感じた。
『主戦場』でも扱われていたが、悪気なくセカンドレイプする日本人には心底うんざりする。
今の日本の現実を痛切に描き出した意欲作。本当になるべく早く劇場で見てほしい。そして参院選投票しよう、特に若い人。
新聞記者
フィクションだとなっているが、ノンフィクションだと思う内容。よくこの映画が作られ公開されたと思う。
ただどういう訳なのか、新聞社での映像は素人みたいに微妙に動いているので気分が悪くなりそうだった。何故そのような撮り方をしたのか理解できない。
そして女性記者を何故韓国の女優にしたのか?演じる勇気のある方は居なかったと言う事なのか?父親の遺体に対面した時の演技には心打たれ一緒に泣きそうになったが、日本語のセリフには無理があり、違和感が残る。
終盤に向かっての盛り上がりがピークになった時に
あの終わり方、いやでも余韻が残るだろう…
この作品に、政治的な思惑が込められているのかどうかは正直どうでも良い。俳優たちの抑えた演技が胸に迫り、素晴らしかった。
余談だけど、新聞社の社内でのカメラワーク、狙いは分かるけど狙いすぎ。酔いそうだった…
全467件中、361~380件目を表示