劇場公開日 2019年6月28日

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「とても考えさせられる作品」新聞記者 白波さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0とても考えさせられる作品

2022年7月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

当時劇場へ行ったのですが何故かレビューを書いておらず、改めて観てみました。
フィクションなのかノンフィクションなのか最目が曖昧で、これが観る者の心を掴むのでしょう。
何より、この難しい役どころを演じきった桃李くん。とても良い芝居でした。特に表情はすごかった。
そしてこちらも相当難し買ったろうウンギョン。彼女の表情もとても良かったですね。
この二人の芝居が、この作品の緊張感を作り出していました。
とにかく闇が深く、そのヒリヒリした演出がすごい。
そして迎えたラスト。この止め方はやはりすごい。
この作品は巨大な事件を解決する事でなく、そこに真摯に向き合った者を描いたもの。
だから核となる部分は何も解決していなく、未だ横たわったまま。
そしてそれは、現実でもあるかもしれない闇。
それらを観る者へ問う、とても考えさせられる作品でした。

白波