「ズリネタ映画」新聞記者 美味しくって体に良いハンドソープさんの映画レビュー(感想・評価)
ズリネタ映画
社会派というには偏りが気になる。言ってしまえば反政権派用ズリネタ映画。
現実の疑惑や事件だったり実在の人物や名称をストーリーに組み込むことで飛躍したフィクションに現実味を持たせるのは上手さではあるが、この偏り具合では危うさが上回る。
劇中で情報・印象操作の恐ろしさを描いているが、この映画自体も印象操作じみているという皮肉な結果もなんとも不気味。
技術面は良いだけに都合の良い美化や願望を捨ててどの向きにも厳しい目を向けられていればちゃんとした社会派映画になっていたように思うが、それはこの映画の目指すところでは無さそうだ。
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