「うーん。」新聞記者 shinkatoさんの映画レビュー(感想・評価)
うーん。
観た時の自分のコンディションもあると思うが、僕はイマイチでした。現実に寄せた部分とフィクションとの境界線がはっきりとしており、双方が足を引っ張り合っているというか、ノイズに感じてしまったかな。
各方面でこの作品は、現実に寄せた部分に関して「よくぞこれを作った」という点で評価を受けているようだが、そこに異論は全くないものの「政治的圧力で捻じ曲げられる事実」という事象を映画なり音楽なり何なりで表現するためには並大抵でない相当な覚悟が要るのが今の日本なんだなあという思いが先行してしまう。
誤解を恐れずに言うと「この程度」でも、作り手は相当な覚悟を持ち、それを賞賛する我々というこの現状に若干の憂いを感じてしまいました。
桃李くんは良いよやはり。口を動かさないで話す感じとか。
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