「作品としては。。」新聞記者 Springsteenさんの映画レビュー(感想・評価)
作品としては。。
クリックして本文を読む
現在の社会の状況からすればこのテーマで作品を作る妥当性はあるだろう。
しかし何故この内容なのか?
切り口はもっと望月記者の実体験に基づいたものの方がはるかに良い。記者クラブとの軋轢とか内閣官房とのせめぎ合いとかを描いたほうが良い作品になったと思う。
演出のまずさもあるが、今回のこれではリアリティが無さすぎる。
内調がネットをコントロールしているシーンも役所のなかにあんな秘密基地みたいな部屋はないだろ、としか思えなかった。
とにかくリアリティがないのだ。
アメリカ系韓国人がアメリカではなくなんで日本で記者をやってるのか?日本語の記事を書けるのか?(メモは英語じゃないか)
そして女性記者は目をむいてるばかりで感情の機微が見えない。
新聞社のシーンでは臨場感を無理矢理出そうとしてカメラをわざと揺らしているが「はい、今揺らしてますよ」という感じでわざとらしい。おまけに引いた絵ばかりなので単に船に乗ってるような気分になるだけ。アングル変えたりアップにしたりしないと緊迫感は出ないだろう。慣れないことやるな。
と、作品として見た場合不満たらたらなのだがテーマの選択はタイムリーであった。
コメントする