「어중간한 정권 비판」新聞記者 critique_0102さんの映画レビュー(感想・評価)
어중간한 정권 비판
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相当の期待値も持って見に行ったのだが、結果としては・・・。
やはり最大の「肝」はシム・ウンギョンの起用だろう。
何かある・・何かある・・と後半に続くものと期待させてはくれたものの・・・。何もなかった。
帰国子女の設定とはいえ、この日本語力で「新聞記者」の筆記能力があるとは到底思えない。本当に記事になるのか、というよりも、話の流れが、展開が寸断されてしまう・・・。
また、ノンフィクションに近い形でこの映画を作成しようとしていたのなら、それぞれの感情は抑制すべきだっただろう。全体が、情動傾向に流れすぎた。このようになってしまうと、この映画の本質はどこにあるのか探らなければならず、これはこれで大変だ。
吉岡の過去と杉原の過去をクロスさせて、最終版を描きたかったのなら、そういう映画にすればよかった。そうではなく、「巨悪」に対峙出来ない無力さを全面に押し出したいのなら、その社会全体を丁寧に描ききればよかった。
だから、この映画で本来の「肝」は田中哲司演じる多田を徹底的にビューロクラティックに凡庸化させることにあったと思う。
しかし、どの立ち位置もとらないこの映画は、単なる感情的な「中途半端な政権批判」でしかなく、どのような政治スタンスを持っている者でも食いたりない。-中途半端なら、徹底したカリカチュアの方がまだマシだ。日本にマイケル・ムーアはいないのだろうか。
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