「見応えあり。ウンギョン上手い!」新聞記者 Marikoさんの映画レビュー(感想・評価)
見応えあり。ウンギョン上手い!
ダブル主演の相手役は韓国の若い女優、シム・ウンギョン。
政府の情報操作・マスコミ操作、欺き・でっち上げによる世論操作・・・
それが政権安定のため?国の保全のため?
「形だけの民主主義でいいんだ」桃李くんの上司のこの言葉が全てを表している。
それにしても。事実を暴こうと奮闘する若き記者を演じるウンギョン、演技が上手い!
この役が日本人女優でないのは、ある意味デリケートな難しいテーマだから、イメージを気にして出演リスクを恐れたか、果たしてこの難しい役どころを演じる力量がなかったからか・・・
私はどっちもだと思うなぁ。
ここまで演技力のある若手女優、日本には今は少しいないかなぁ。美人だからいいというものではないし。
セリフは少なめ。帰国子女という役柄、日本語もつたない(英語はとても流暢)中、心の葛藤や静かに燃える闘志を目力で訴えるのが上手い。派手な顔つきではないけど、覚悟を決めた意志の宿った顔は美しいんですね。
ある意味、下手なホラー映画よりも怖い映画。
今の日本で、本当にこんなことがあるのか?
政府が信じられなくなるかも?
桃李くんも若きエリート官僚を熱演。
小さな娘を抱きながら泣きむせぶシーン、泣けました。彼なりにものすごく悩んでいる気持ちが凄く伝わりました。
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