「二回見てきた感想 大人も子供も楽しめるバランスの良さ◎あと関係性が丁寧」名探偵コナン 紺青の拳(フィスト) みかんさんの映画レビュー(感想・評価)
二回見てきた感想 大人も子供も楽しめるバランスの良さ◎あと関係性が丁寧
1回目は小学2年生の息子と見に行きましたので、子供目線の感想はとっても面白かったそうです。コナンの映画が大好きで、特に怪盗キッドが大好きな息子はすごく面白かったそうです。あと京極さんもかっこよかったとのこと。男の子は戦ったり飛んだり、壁走ったり、ワクワク要素が詰まっていたようです。
大人目線でも、今回の話はすごく面白かったです。初見ではアクションに圧倒され、ストーリー展開も間延びせず、ハラハラドキドキ、犯人に関しては、まぁ慣れなのでしょう。がっつりミステリーは期待していないので、ふむふむという感じ。でもその謎解きの演出がよかった。謎解きは子供にとってはちょっと退屈シーンのはずが、映像とともに動いていくので、わかりやすいしちょっとおしゃれでした。
あとはシンガポールが壊滅しているのに、なぜかシンガポールに行きたくなりました(笑 そのくらい映像が綺麗
2回目は一人で
最終的にはミステリーとは別の部分で「えーそうなの?」と思うことがあったので。そこを見に行ってきたのですが。納得!あっほんとだと思うことがたくさんあり、すごく丁寧に細かいところまで書かれているんだなと思いました。
あと、キャラの性格、関係性がとても丁寧に描かれた作品だと思いました。初の女性監督だからかな。
今回準主役の京極さんは、400戦無敗の最強の男という触れ込みで話は始まりますが、ストーリーでは無双で終わらず精神面の未熟さに触れていきます。園子はいつも明るく元気いっぱいですが、京極に対しては不安隠しているのだということが切なく描かれたりします。まだ若い二人が今回のことで大きく成長するわけではなけれど、関係が深まったことはわかりニヤニヤ。
蘭については1回目には気づけなかったけれど、本編との新一と関係が今までの映画の蘭とは少し違う感じで現れていたなと思いました。
正直、1回目は蘭の存在感薄いなと思っていたんですが、その理由も納得。普段なら、新一と旅行に来ているのに、「新一新一」騒がないし、お父さん探すし、変なのって思ったんですが、蘭としてはかなり残念だったんだろうなと…………そう思うとちょっと切ないというか、どんな気持ちで過ごしていたのかなとか考えてしまいました。
だけど、戦闘になればやっぱり強い。こういうお決まりを抑えている点もスキ。
あとは、コナンくんとキッドの関係性。共闘関係ですが、馴れ合うこともなく、しかし、助けるところはきっちりとお互い信頼関係が出来上がっていました。
警察に捕まるなら仕方がないけど、悪人に利用されて捕まるのは、助けてやるよって態度の上から目線のアーサーくんは最高にかっこよかったです。
逆にいつもは完全無敵のような描かれ方の多いキッドが、だいぶ痛めつけられていて、まじっく快斗好きとしては、すっごい嬉しいし、めちゃくちゃ可愛い。もうニヤニヤしっぱなし。そして最後はちゃんと決めてくれる。これですよね。
あと、今回の蘭はアーサー=コナンということには気づいていたんじゃないかなーと思いました。最後の蘭とコナンの笑顔はなんかキュンとしちゃった。
ハラハラドキドキキュンキュン。まさにコナンの王道詰め込んだ今回の映画は本当にオススメです!!
もし二回目を見られる方は、蘭の視線に注目するとちょっと面白いかもです。
私は今回の映画はまってしまったので、多分3回目行きます(笑