エンドレス・エクソシズムのレビュー・感想・評価
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悪魔は負けない。
キリスト教圏の人達と悪魔との闘いは
どんなパワフルなエクソシストが居たとしても
終わってはいけないものなのか、と
悪魔祓い映画を観る度に思うのである。
悪魔はいつも退散の憂き目に合っても
根絶する事は出来無いっぽいみたいで、
心の弱い人を見つけて引っ越すだけで
To Be Continued と不穏な空気を残して終わり。
今回の主人公も現在進行形で典型的に「心が弱い」。
やっぱり結局最後は悪魔と合流してしまう。
悪魔の力が無ければ現実は厳し過ぎるようだ。
いつか彼女にも悪魔が発現してしまうのだろうか。
更に悲劇は彼女に降りかかり心が負けてしまいそう。
その時に向けて悪魔は力を蓄え続ける。
・・・ようにも観られる。
が、果たして。
ジエーンドーは親子が微笑ましくて切迫感がまるで無いし
ラストシフトは悪魔っぽい人達の幽霊がマジック披露するし
ザ・ヴォイドは悪魔の造形は中々だけど要塞警察に寄ってて、
でも結局地獄の釜の蓋が開く。だからザヴォイドは好き。
でもってこの映画が一番か弱い女子っぼくて
ああ、最初から彼女に引っ越しする気だったのね
って事で正道だと思うし、やっぱり映像が容赦無いし、
びっくりドッキリ好きが寄って来なさそうな分、
イイ雰囲気で楽しめる。
これ好きよ。
設定は面白そうなのに
ホラー映画で人生を学ぶ
この映画を観て思わず自分の人生について考えてしまった。
「あそこで別の選択をしていれば!」と一つ一つの過った選択によって起きたことでは?と。
ハンナの父が燃やしに来たときになぜ言動に疑問を持たないのか。不可解なことが起きて何で父の言動と結びつかないのか。
……結びついたらあっさり映画は終わってしまうが、それにしても鈍感すぎて本当に元警官なのか。
自分も改めて正しい選択をして生きていきたいと感じた。
最後、悪魔はメーガンに取り憑いたか?と思ったが違うような気もする。ではタイトルのエンドレスの意味は?
せむし少女
時折ゴラムに見えてしまうハンナの逆関節歩き
3ヵ月前に悪魔祓いの失敗によって神父が一人殺され、父親が自らハンナの息の根を止める。しかし、病院に送られてきたハンナの遺体は3ヵ月前のものとは思えないくらいだった。腹と首に大きな傷跡があったのに、徐々に傷が消えてゆく恐怖・・・
死体安置所に勤めることになった元警官のメーガン。相棒を死なせてしまったというトラウマから薬に頼るようになった。遺体が消えたとか、何かが見えるとか、「まだ薬飲んでるからよ」と友人の看護師リサから一喝される。だって見えるんだもん・・・
ゴラムに見えてしまったら恐怖も半減してしまうのですが、その他にも怖いシーンが満載。エクソシズムシーンは冒頭だけだったので、悪魔祓いにリアリティを感じない方でも怖さは伝わってくるはず。そして、プロットとしてもホームレスの男が絡んでくるので面白くなってくる。
燃やしてしまえば解決!などと言っても、次から次へと犠牲者が増え続ける。トラウマを克服できるのか、メーガン?!といった感じで進むストーリーもなかなか良い。死体安置所という設定もあって、グロい映像もいっぱい。ただし、ラストはちょっと呆気ない・・・
ハンナは貞子が伽倻子みたいで怖い
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