「まんま、イキってる小栗旬 でもうらやましい」人間失格 太宰治と3人の女たち nakajiさんの映画レビュー(感想・評価)
まんま、イキってる小栗旬 でもうらやましい
別に太宰治のファンではないので不快にはならないですが、
太宰治を嘘つきの軽薄な人間だったという考察ですね
性差別的な言い方になりますが、男勝りの演出家、蜷川実花らしいといえます
女性にとっては許し難い男ですからね
まあモテない君の僕にとっても天敵ですが、反面、ジェラシーとも羨望ともとれる感情を持ってしまいます
女性のみなさん、ごめんなさい
前回、”PERFECT DAYS”をクソミソに言いましたが、本音がここにあります
”PERFECT DAYS”は、人生に疲れたのかわかりませんが、監督は精神的に病んでるとしか思えませんでした
役所広司が余力を残しながら、一人暮らしを満喫しているのがいいなんて、病気ですよ
人と動物との違い
誰かと一緒に生きる事
そして死ぬ時には誰かに看取って欲しい
寂しい老後はまっぴらです
モテる男は大抵、傍らに献身的な女性がいます
どんなに歳をとっても、モテる男のそばには女性はいるんですよね
羨ましいです
だから今回のような太宰治をおとしめるような作品であっても、ちょっと羨ましくなってしまうんですよ
あぁ、あやかりたい
太宰治は、好きなように生きて死んだし、女3人も好きなように生き、死んで行ったはず
人生なんて最後は死です
志賀直哉と喧嘩をしていましたが、勝った負けたなんていずれ死ぬ身にはなんの意味もない
飛躍しますが、プーチンを見ていると、ええ歳こいていつまで権力にしがみつきたいんかと思います
彼には理想の社会主義なんかどうでもいいんだろうな
小栗旬が左利きのまま演じていましたが、コレは実話じゃないっていう言い訳かな?そんな小心者なのか蟻川監督
でも
女性監督だけあって、イケメンがワンサカ出てきます
このへんは、欲望に忠実でいいですね
主役の小栗旬に始まり、坂口安吾が藤原竜也、三島由紀夫に高良健吾
彼なんかに太宰治をやらせたら色気ムンムンで女性が卒倒してしまいますよ
他に、成田凌、千葉雄大、瀬戸康史などなど
副題の3人の女性もいい
宮沢りえはまだまだ色気があるし
沢尻エリカは気の強い才女がまた、イヤミなのに惹かれてしまう
二階堂ふみはタイプじゃないんですが(おこがましい)、女優としては大好きです
あの色気と演技に魅せられてしまいます
反面、小栗旬のセリフ
「かわいいなあ」は、しらけました
あれはもう小栗旬そのまんまです