「3人の女目線で」人間失格 太宰治と3人の女たち 猫柴さんの映画レビュー(感想・評価)
3人の女目線で
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蜷川実花ワールド
赤が基調が多い人ですが太宰に選んだのは
スモーキーブルーで
時代背景を尊重しながらの美しい映像は◎
でもなんだかストーリーが、
太宰の執筆に不可欠だった3人の女性との関係をメインに描いてるんだけどもどれも表面的でつまらない
と思っていたら後半から
正妻、宮沢りえの愛と悲しみあたりから引き込まれました。
要するにこれは太宰が主役ではなくて
3人の女性の1人の男への愛し方にフォーカスしたら
もっと面白かったのではないでしょうか
見合いで出会い
彼の才能に惚れ込み、その為なら家を捨てて壊しても構わないという ヴィヨンの妻 正妻 美知子
とにかく彼の遺伝子と、愛された証拠の作品が欲しい
愛人 斜陽の人 静子
メンヘラ気質で太宰にどっぷりハマり
彼と共に死ぬ事に最大の喜びを見出す
第二の愛人 人間失格 富栄
この3作がわずか2年で発表されたかと思うと
生き急いだ太宰。
そう思うともっと面白い脚本があったのではと思うと少し残念。
二階堂ふみは好きな女優だけど
役柄にミスマッチだと思いました。
ちょい役の壇蜜くらいのほうが
メンヘラ愛人に合ってたのでは??
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