「ソーナンスはいないんですねw」名探偵ピカチュウ マツマルさんの映画レビュー(感想・評価)
ソーナンスはいないんですねw
ちょっとキワモノ的な感じがしなくもありませんがw、なんとなく興味があったのと食わず嫌いはいけないので鑑賞しましたw
で、感想はと言うと…どうなんでしょう…
ピカチュウの見た目はすんごく可愛いです。
いろんなポケモンも可愛いらしい。
コダックも可愛いし、カラカラの泣き声も良い♪
また、ルーシー役のキャスリン・ニュートンも可愛らしい♪
…ただ、ホントそれぐらいしか良さが見出せない。
苦言を言うと、ポケモンはゲームもやってませんし、アニメも殆ど見た事がないので、知っているポケモンの名前もたかが知れてますが、そんな僅かな知識の自分でもまあまあ知ってるぐらいのポケモンしか出てこない。もっと沢山いる筈なのに、出てくるポケモンの数が少ないなぁ。
また、ポケモンのそれぞれの特性が殆ど活かされてなくて見た目の違いぐらい。もう完全にペットと化してます。
吹き替え版を鑑賞しましたが、ピカチュウの声が西島秀俊さんが担当されてますが、めっちゃ男前過ぎw
宣伝の謳い文句には「見た目は可愛くても、中身はオッサン」と言ってますが、全然オッサンでは無かった。もっとオッサン声を期待してたし、謳い文句にオッサンと言っといて、何故西島秀俊さんキャスティングしたか謎。男前声で残念とはw
かと言って、話す内容も普通。
「テッド」ほどゲスな内容は無理でも、もっとオッサンギャグとかを絡ませないと見た目とのギャップ差に可愛らしさが活きないと個人的には思うんですが如何でしょうか。
ストーリーも子供向けなのか大人向けなのかが微妙と言うか、中途半端。
これがディズニーならもっと上手くポケモンの良さを活かしながら、老若男女でも楽しめるストーリーに仕立て上げると思うけど、もう、とりあえずポケモンを出していればとりあえずオッケーみたいな感じがちらほら見え隠れするんですよね。
100分も満たない上映時間なのに、結構中弛みがするし。
「名探偵ピカチュウ」と謳ってますが、何処が探偵なのか分かんない程、探偵テイストが薄いです。
渡辺謙さんの使い方もなんか勿体ないし、個人的には1番好きなポケモンのソーナンスを密かに期待してたのに残念w
ポケモン好きな人ならもっと楽しめるのかもですが、逆にポケモン好きな人の方が文句が多そうな感じがしなくもなくてw、正直“どうしてこうなった?”感がアリアリです。
日本を代表する世界的なビッグネームのキャラクターなのに、薄くて惜しくて、なんか悔しい。
今までも日本のアニメ・漫画作品を海外で映画化して、ハズしているのが多々あるのに、正直“過去を学んでないなぁ…”と感じます。
今後も様々な日本のアニメ・漫画作品が海外で映像化されると思うので、権利だけ取得して、とりあえず作りました的な感じの映画化はもう少し考えて製作して欲しいなぁと個人的には思います。