運び屋のレビュー・感想・評価
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後悔の念秘めた主人公の姿共感呼び、人間ドラマに魅了される
麻薬の運び屋と知らずに、大金を稼げる依頼を請け負い、数回に渡り大量の麻薬を運んだ人物の、実話に基づいた映画
表向きは社交的で周囲との関係が良好だが、家族とのある事を機に疎遠になってしまったアール
ぶっきらぼうだけど心優しい主人公アールを、クリント・イーストウッド「ハドソン川の奇跡」「リチャード・ジュエル」が人間味溢れ演じている
運び屋として移動中に、寄り道するなど自由気ままな行動取るアールと麻薬組織との対立や、遭遇した捜査官に対した身の交わし方が巧妙で目が離せない
「アメリカン・スナイパー」でクリント・イーストウッドとタッグを組んだブラッドリー・グーパーが麻薬取締官を演じ、アールとの会話が心に染みる
そして、後悔の念滲ませ接するアールと、家族との関係に胸突き刺さる
後悔の念秘めたアールの家族への想いに共感呼び、人間ドラマに深く迫り魅了される1作
じっくりと噛み締めて(後悔を)
素晴らしい映画
イーストウッドなればこそ!!
タイトルなし
クリント・イーストウッド
自身の監督作では10年ぶりの主演
87歳の老人がひとりで大量のコカインを運んでいたという実際の報道記事(NYタイムズ誌)をもとに描かれた映画
.
エンドロールで流れる
🎼Don’t let the old man in
イーストウッドと親交のある
トビー・キースの曲
.
老いを迎え入れるな
もう少し生きたいから
老いに身をゆだねるな
ドアをノックされても
.
何度もリフレインする歌詞
『絶対に年寄りだと思わないこと』
それが若さの秘訣だというイーストウッドの言葉にインスパイアされた歌詞だそう
エンディング…じわじわ涙がでてくる
娘との共演そして家族への想い。
6人の妻との間に8人の子供を持つイーストウッド自身の人生の実体験も投影され自伝的な要素を多分に含んでいるという
素晴らしい監督であり素晴らしい俳優
彼の映画の良さは最近やっとわかってきた気がしています
鑑賞記録
どっこい、まだやってる。
公開当時、クリント•イーストウッドの遺言では、なんて言われていましたが、
なんの又、新作のニュースが入ってますね。
確かにこの作品は、極力CGなどの特殊撮影がなく、
それでも話の行方が面白い作りになっていました。
仕事関係の人脈には事欠かないのに、家族関係がギクシャクしている、なんて
本当にイーストウッド自身の話かと勘違いするほど。
かなり前になりますが、離婚問題ですごくもめていた記事を読んで、
一時期、イーストウッドのことが嫌になっていた時期がありました。
本当のことは何も知らない外野の分際で。
その後、次々といい作品を発表することになり、
いつの間にやら帳消しになりました。
そんなことも映画と重なり、面白く見ました。
ラストの主人公の姿が、どっこい、又やってる、とニンマリしました。
歌も良かったですね。
終活作品
安定中の安定
試写で。
不覚にも実の親子って観た後知りました。。イーストウッドも多忙な人でしょうから役を通して自分の想いを子に伝えたかったのかも、とか深読みしてしまう。しかしながら、そこにたどり着くまでのアールさんの自由っぷり、そこにこの映画の肝があるのだろう。アールはイーストウッド自身であると同時にこれは俺の映画だと言い張るシニアが多発する事間違いない。みんな見たほうが良い!日本が元気になるかも知れない。
弟子のブラッドリークーパーも、キッチリ仕事していて素晴らしい。作品全体を通してほんと絶妙なタイミングでキツめのジョークがポンって出てきてクスってなる感じも良い。いやー良い映画観たなあという余韻が最高でした。
自由人の代償
小さな子どもの頃に、良くTVで「ダーティー・ハリー」シリーズを観てましたけど、イーストウッド…本当におじいちゃんになっていて驚きました。
でも、こちらの作品は観ていて少し辛くなりました。
大切な家族や 農園、仲間を守る為に、危険な「運び屋」を請け負う主人公。
色々と指示されながらも自由人を遺憾なく発揮し(笑)、麻薬カルテルをヤキモキさせるおじいちゃんドライバー(笑)。
脅されても怯みません(笑)!
でも、最後はやっぱり思った通り…と言うか彼の作品らしく、逃げることなく全てを受け入れました。
なんか…ウルッと来ちゃいました…。
因みに…奥さん役の人って…「シザーハンズ」に出てました???
セールスウーマンの…。「シザーハンズ」じゃなかったかな???
似てる!!!!!
教科書のようだ
怒りも興奮も無い映画!!
往年の「ミリオンダラー・ベイビー」、「グラントリノ」を期待すると、緊張感も無く、本当にただ運ぶだけなのでかなり物足りないです。随所にある、お爺ちゃんであるという描写が取って付けたような感じで、わざとらしいです。更に組織も追う側も魅力がありません。ブラッドリー・クーパー出演作は個人的に外れなのですが、本作も外れでした。
再生の物語
イーストウッド御大の遺言的な作品ってことで。
まず主人公の設定がすごくイーストウッド的で、あぁこの人はやはり作家なんだと。
退役軍人で、頑固者。誰かに疎まれても、自分の道を貫く感じ。
本作のアールはけっこうチャラいってか軽い感じなおかげで、
善と悪の違いなんて曖昧なもんだっていうメッセージがすごく生きたように思う。
犯罪は犯罪なんだけど、結果としてアールは大切なものを取り戻したよねっていう。
人間いくつになっても変わるのに遅すぎるなんて事はないんだっていう、
すごくポジティブな物語に昇華させているのが印象的だった。
しかもこういう物語にありがちな、宗教色がほとんど無いのも好感がもてた。
最後に気になったとこなんだけど、
運び屋を1回やっただけであんなにカネもらえるか?と。
孫娘が開くパーティの費用を出して、
さらに新車のピックアップトラックなんて買えるか?と。
まぁ細かいことは置いといて、素晴らしい「再生の物語」だった。
文句ナシ
ピックアップ、カントリーソング、ハンバーガーでなくポークサンド、それに退役軍人、う~んアメリカだ、実にアメリカくさい。アメリカ映画だからあたりまえかwa!.
それにしても、グラントリノ的展開、勧善懲悪、イーストウッドのいいところを期待していたのに不発に終わった。頭に血を流し、護送されるみじめ感漂うシーン。家族から総スカン食らってるなど本当なら、すかっとせんな、なのだが・・・。しかし、なぜだか、そうは思わないのだ、この映画。
あまりに、家族との悪い関係に、イーストウッドの私生活も気になった。でも、いいんだ、イーストウッドの歌うところも聞いたし。あ~、ピックアップでフリーウェイをどこまでも走って行きたくなる映画だ。
相変わらず元気そう!
久しぶりに主演作を観れました! 監督だけした作品も好きなのはありますが、やっぱり出演してくれるともっと嬉しいですね(笑) 「時間はお金で買えない」というセリフは悲しく寂しくなっちゃいました。 おいしいサンドを頬張ったり女性とイチャイチャしたり、最近のイーストウッドでは観れなかったシーンも良かった(笑) いつまでも元気でいてほしいです、僕も同じ年齢まで生きれた時に年の割に丈夫で元気だと思われたいです。 エンディングの曲も良かったです。
イーストウッド流、人生の教訓。
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