運び屋のレビュー・感想・評価
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絶対にありえないけど謎の現実味がある
おじいいさんが運び屋。家族からも嫌われ者で誰にも求められないおじいさんを唯一求める犯罪集団。警察に見つかるかもしれないというドキドキがありアクションとは違うハラハラを味わえる。家族と喧嘩しているひとやキマコンがいるひとにおすすめしたい。
アール、いいね!
3.5から4の間で迷った。
雰囲気より全然重くない。
とてもリズミカルで思ってた以上に見やすい。
アールは最高の主人公。魅力的すぎる。
お仲間たちも、キャラ立ちしているし、本当の悪人がいないので、
余計見やすいし、楽しくなる。
このあたりが、逆に評価の分かれ目か。
これでいいと思う。でもこれだと、少しばかり軽い。
その軽さを、どう評価するか。
ただ見て、あー、おもしろかった!という映画になっている。
もう少し感動もさせて欲しかった。
最後の最期に。
好き勝手やったし、後悔も反省ある。
新たに希望を見つけるも、そう上手くいくはずもなく‥
それでも最後に、別れた妻との最期に正しい判断をした。
その一つの選択で家族が戻ってきた。
彼はこれでもう何も寂しくないだろう。
日本風に言うところの「終わりければすべてよし」
小道具の絶妙
パーティー会場でふらふらと歩むアールが女性の塊の横を通る時に掛ける言葉にこの映画のすべてがある。
映画の主題となんの関係もないと思われるような、このセリフに、人生の重み、経験の価値が溢れている。
深いんだよなぁ、メッセージが…
今までクリント・イーストウッド作品は何本か観てますが、どれからも感じられる人間愛に、観客の一人として心を鷲掴みされるんですよ。
決して薄っぺらいエンタメに終始することなく、長く生きた者の責任や矜持や、誇り高い魂を感じる。
90近くても、これだけのヒット作を重ねることができて、どんなに幸せな人生だろう。私はいつもイーストウッド作品を観るたびに、深い感動を覚えずにはいられない。
アメリカ人であれだけ長生きして現役バリバリでいられるのは、よっぽど節制しているんだろうな。そういうストイックさで、いつまでも神々しいグランパ、次の作品も楽しみにしています。
老人の後悔
相変わらずと言っていいのか深い映画をイーストウッドは作りますね。
老人がお金のために運び屋になるというストーリーで、大きな起伏はないものの渋くて味のある映画でした。
時間は大切にしたいし、家族も大事にしたいと思わせる映画でした。
デイリリーの花よ様に
終始デイリリーの花が映像表現されて美しく見易い作品だった様にかんじました。1日で咲いて散っていくデイリリーの花の様に1日の為の努力と時間が必要な事が物語の全てに暗喩されていて切なくも笑えました。人種のサラダボールたるアメリカの見えない壁にも深く切り込んだのも凄い。開拓民であるアメリカンの土に対するこだわりも見えてほろ苦く爽快な物語でした。この映画を作るにあたり88歳のイーストウッドが90歳の役をするに至って年上の役は難しくて困った!と言った所は人柄の表れる話だなと感じました。
大したことなくない!?
クリント・イーストウッドが出演していなければ、別に大した映画でもなければ、なんでもない。
1回観れば充分過ぎる位の映画。
実際に起こった事件をドキュメンタリーに着色再現しているだけ。
そんな感想しか持てなかった。
期待値から上にも下にもぶれない
ちょっと見たかった映画。
率直な感想としては、期待値から上にも下にもぶれない、可も無く不可も無く、といった感じ。イーストウッドの道徳的で善良な側面がよく出てる。
イーストウッドは一方で深い洞察や問題提起する作品もあるけど個人的にはそちらが好み。ミスティックリバーやアメリカンスナイパーなんかがそう。一歩引いて俯瞰で物事を捉えてる作品。
これは運び屋やってたおじいさんの実話を題材にして、そこにイーストウッドなりの人生訓を織り交ぜた内容、かな。人生の先輩としてのアドバイス、というかメッセージがちゃんとある。ざっくり言うと、時間を大事にしなさいよ、という。構成というか物事の捉え方がグラントリノぽいなあ、と思えば脚本が同じ。あれ、個人的には微妙だったやつ。
27位/445 2021.06.11現在
公開当時映画館で観たかったけど
スケジュール合わなくて観れなくて
今回自宅で観ましたが
映画館で観てたら
もっともっと良かったかも。号泣した。
正直、途中ラスト15分くらいまでは
なんてことない作品です。
結果、そこも含めて素晴らしいですけど。
アールがいつか捕まるのが想像出来るから
観ててしんどいんですよ。
こういう辛い結末が来るだろうな
って映画はメンタルきつい。
今回で最後にしようよ!
って何度も思うんだけどさ。
で、最後捕まってバッドエンドかな?
って想像するんだけど
全然バッドエンドじゃないのよね。
ハッピーエンドっていうのも
違和感があるかもしれないけど
2択するならバッドエンド?
でもなんか、幸せなんだよね。
捕まって良かったなとさえ思える。
そんな不思議な映画。
イーストウッドの演技が
素晴らしいのはいうまでもないけど
捜査官のクーパーが素晴らしくて
最後、捕まってから
車のところで2人で話すシーン。
あそこは、号泣。素晴らしい。
自分のために
素敵なアドバイスをしてくれた人を
逮捕する辛さ、
だけど、逮捕された方は
そんなこと気にしてなくて
あんたが家族の時間を
犠牲にしてた原因は俺だったのか
って言う粋な言葉。
逮捕する者とされる者とは
思えない素敵な会話。
最後の裁判の場面で
有罪ですって言う場面も
罪に対する有罪はもちろん
家族に対する自分の人生で
有罪だよって意味もあるのかなって。
そこは家族は、もう許してるけど
自分が許せないんだろう。
でも、とても今から収監されるとは
思えない幸せなんだよね。
人生、どんだけ間違え続けても
必ずやり直せる。そう学びました。
歳を取れば取るほど
人間を変えられないし
頭も固くなっていくけど
でも人は変わることが出来る。
90になったアールが
映画の始まりと終わりで
まるで別人だもん。
時間だけは買えない。
本当、アールの言う通りです。
自分の場合は、お金もないけどさ
美音と過ごす時間を
1分1秒を
もっともっと大切にしよう!
と思わせてくれる
素晴らしい映画でした。
これが実話を基にしてるってのが
これまた素晴らしい。
実話が基だからこそ
映画の作り話なら
情状酌量されて釈放されそうな気もするけど
ちゃんと捕まって
そして、最後、刑務所で
お花を育ててる場面が
とっても素敵だし
そのあと最後に流れる歌も良い。
個人的に、もう一人の捜査官
マイケルペーニャも大好き。
こういう映画は
イーストウッドだからこその味。
この先、長くはないし
もしまた作品作ってくれたら
今度は映画館で噛み締めよう。
以下、
超個人的主観による駄文のため
盛大にスルーしてくださいあ
(RG風)
運び屋のあるある言いたい♫
運び屋のあるある早く言いたい♬
運び屋のあるある今から言うよ♪
運ぶだけであんなにお金もらえるなら
やりたいかもって思いがち♩
↑
やりませんよ。
自分ならもっと上手くバレないように
運ぶのにって思いがち♩
↑
世の中そんなに甘くない
イーストウッド朝鮮戦争行きがち♩
↑
なんとなくイメージ。
麻薬取り締まり犬いたら
匂いの強い物でごまかせばいいんだ!
と勉強になりがち♩
90歳2人相手出来るの?
って勇気もらいがち♩
ハンバーガー捨てなくても
食べりゃいいのにーって思いがち♩
備考 点数は自分が
生まれてから現在まで
観た映画をランキングにして
相対評価で点数付けてます
上位と下位から順番に
感想書いてます
初回鑑賞年齢→40歳
(2021年時点40歳)
初回鑑賞場所→自宅スマホprime
鑑賞回数→1回
記憶度→100%
マイ映画ランキング
2021年時点
全映画中→27位/445
洋画部門→21位/370
バッドなハッピーエンド部門→1位
運び屋
家族のために一生懸命仕事をしている
仕事してお金を稼ぐ
そうすれば家族は幸せ
それは間違っているのかもしれない
両立させる事が苦手?
努力しなかった?
だからこうなる、
人生を終える時にいい人生だったと
言えたらいいですね。
犯罪劇なのに奥深きヒューマンドラマ
アマプラで視聴。
家族よりも仕事や自分のプライドを優先してきたアール。後半からは焙煎された90才の彼から溢れ出る人間味に涙する。監督主演のクリント・イーストウッドがチャーミングでリアリティー溢れる主人公を熱演し、観るものを惹き付ける。
劇中台詞に「愛される理由にお金持ちになる必要なかった」
今の世の中で忘れがちである家族が何より一番大切だと綴るこの物語は本当に傑作です。
きっかけが無いと・・・
老いのリアルを丁寧に。戦争に行ったプライド、金も名誉も欲しいし、なめられたくない。仕事にかける現役刑事たちのギラギラしたハリつやが、老いてもなおの姿を際立たせます。記事に着想を得て?のこの奥行きの持たせ方、さすがの仕上がりです。
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