運び屋のレビュー・感想・評価
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犯罪から学ぶ純粋ってやつですか
総括すると期待し過ぎて肩透かしを食らったなー という印象。アール・ストーンの行動から何かを学ぶでもないし、あの年になって犯罪に手を染めて初めて家族が一番大事だったのだなどと吹かれても観ている側の心に何かが残るとは思えない。娘ちゃんがイーストウッドの実娘なの(°∀°)ワロチ。
しかしアールが本当にただのお爺ちゃんなので、マフィアが怒ろうもんなら一瞬で骨を砕かれて終わっちゃう!という儚さが生み出す1つ1つの緊迫感は楽しめた。
あの老けた風貌に、戦争を経験し長く生きてきたからこそ備わっている図太さや度胸が垣間見えるキャラクターが凄くカッコ良かった。
『マッド・マックス 怒りのデスロード』と、実はただ現地から行って、そして帰ってくるだけ というストーリー構成は同じだよね。あっちはハードボイルドな映像が楽しめてこっちは・・・よぼよぼのお爺ちゃんがただ稼ぐだけ・・・wwwまあ比較対象にする作品ではないですが。
劇場で観るのはおススメしないかなあ。
でも家で観ても退屈かもしれない(´;ω;`)
分離したふたつの話。
観終わった後、大きな感動はありませんでした。その理由はふたつの話を無理やり、くっつけて、一つの映画に仕立てたような印象があったからです。即ち、コカインを運ぶ、運び屋としての主人公と麻薬組織との関係の描写と、家族の中の祖父としての主人公の家族愛の描写、がどうも分離しているように思えてならなかったのです。それ故、一つの作品としてきちんと成立しているようには思えませんでした。最後はうまくまとめていましたが、全体的にはどうでしょう。運び屋の話は実話とのことでしたが、そうであるなら、この脚本の半分は脚本家の想像力を駆使していない、ということになります。まぁ、一種の省エネ映画ですかね。
クリント・イーストウッドでなければなし得なかった作品
見ていて色々な感情が交錯していって疲れたw
まずはクリントの表情、非常に多彩な表情を使い分けて役者としての懐の深さと言うかスケールのデカさを改めて認識した。
スクリーンからにじみ出ているユーモアや色気やオーラはクリント本人の物なのか、または演じていたアールのものなのか、、、w
たぶんクリントの人となりが役作りと言うかアールそのものなのだろうと自然に納得して見ていた。
物語りは実在した90歳前の麻薬の運び屋とのこと。
色々と調べたが、作品で描かれている家族構成等は脚色なのかはわからなかった。
しかし、麻薬と言う悪魔の薬を配達しているがアール本人は楽しそうに歌を歌ったり、サンドイッチ屋に寄ったり、パンク修理を手伝ったりとw(モデルとなったレオシャープと言う人はデイリリーもコカインも人を幸せにすると言っていたらしい、、)
作品のアールは金を自分の私利私欲の為に使う訳では無く、家族の為、友人の為と心のあるやさしい人物の様な感じがしたし、ラストのシーンのセリフの一つ一つがクリントの発言の様にも感じたし
、限りある時間をしっかりと生きて欲しいと言うメッセージの様にも感じた。
冒頭の運び屋に誘われるシーンはなんか『オレオレ詐欺』に遭っている老人の様でwなんか危なっかしくて、勝手がわかっていない様子であったし、色々と困った表情をする時があるが、自分の死んだおじいちゃんとオーバーラップして胸が締め付けられる感じがして辛かった。
この作品は脇を固める俳優陣もすばらしいが、やはりクリント・イーストウッドでなければ出来上がらなかった作品であったと思うし、自分なんかはほとんどの作品をリアルタイムで見れてはいないが、数々の作品をこの世に生み出したクリントは本当に素晴らしい人物だと今更ではあるが感じた。
また当日見た回は朝一の上映であったが、年配の方が多く、非常に根強いファンが支えているのは人柄の良さもあっての事だと感じた。
こうやってレビューを書いている間も、クリントとのお別れの時間が少しずつ少なくなっていると感じるのはこの映画を見てしまったからかもしれない。これからいくつ作品を送りだしてくれるのかはわからないが、僕の様な人間が世の中に一杯いて楽しみに待っている事を忘れないで欲しい。
クリント・イーストウッドは輝き続ける
88歳になっても映画をプロデュース・監督・主演と精力的に働き続けるクリント・イーストウッドの最新作。いつもこの3役を担当するってどんな作業なのだろうと舞台裏が気になってしまう。自分のシーンをチェックしてtakeを重ねるとか他の俳優からしたら、、、、。
「100歳になりたいと思うのは99歳の人だけだ」「何でもお金で買えたが時間だけは買えなかった」などシンプルなワードが心になぜか響きました。ブレイキングバッドも大好きなドラマの1つですが、とにかく麻薬ビジネスでハッピーエンドを迎える人は皆無なもののある意味ハッピーな終わりだったのも印象的です。
心にしみる老人の生き方
さすがクリントン・イーストウッド監督&主演。豪華なキャストで贈る濃厚な人生の物語。家族と疎遠になり、土地差押えと馴染みのバーの閉店に直面した孤独な老人が麻薬の運び屋となる実話。90歳でも美女とパーティし、運転中に音楽を堪能するなんてのは羨ましいほど魅力的だ。悪事に手を染める一方で人助け精神も豊富なとこだったり、カルテルメンバーや警察など、脇役もとても魅力的に描かれていて、多様な人生が交わる世界に始終魅了された。
人生の晩年に彼が運んだものはなんだったのか
クリントイーストウッドの最新作である。主演監督を務める彼の年齢はすでに88歳。それだけでも映画ファンとしては素晴らしいことだなと思うのだろうけれど、彼の映画はそれだけではすまさない。
仕事、家族、そして人生。自分だけの価値観で生きている限り、互いに分かり合えることはないという普遍的な問題を抱え、それでもなお、自分の人生とは、家族とはと問い続ける90歳の主人公。
ドラッグディーラー、若手敏腕刑事。年老いた主人公が追い詰められていく中で彼らと関わりを持ちながら、見つけ出したものとはなんだったのか。
イーストウッドだから期待しちゃうんだよ
アールの心情の変化はうまく描けてなかったと思う
唐突に教訓的なものが前に出てきて、唖然としてしまった
良かったのは、ギャングの彼の心情の変化だ
後半、アールを受け入れているあの感じ
あの変化が心地良かった
ストーリーは、予測できる範疇のみで進み、省いてもいいパーツもたくさんあった
イーストウッドには、まだ、作品を作って欲しい
クリントイーストウッド、渋い☆
歳をとると、人種・国籍は関係なく同じ瞳になるのか・・と
思われるくらい身近な老人の眼差しとクリントイーストウッドが
重なりました。
若干、足をひきづる様とかその他もまさに地で行っているように
自然な演技。
見事でした。
物語は、運び屋の仕事の回数によって進みます。
その間に、組織とのいざこざや家族との確執が描かれていきますが、半ば少し悠長な展開かなぁ。。とも思われました。
家族との関係の修復もありますが、運ぶ途中でのアメリカの
風景などロードムービーっぽくもあり楽しめます。
ラジオから流れる曲とかで、「グリーンブック」と比べるのも
面白い。
終盤の裁判所のシーンで、イーストウッドが自分が有罪であると
主張し、彼の愛するデイリリー?を刑務所内で育てているラストシーンが印象に残ります。
隣の女性が、終わり掛けにハンカチを出して、ずーっと泣いていました。
自分は全く泣けませんでした。
88歳 間違いだらけの人生
クリント・イーストウッドが格好いいですね
顔のしわや手や背中も少し曲がって これが良いです
コードレーンのジャケットに蝶ネクタイ!服もおしゃれです
運び屋をやってお金をもらうことで 新しい車に乗り換えたのにはびっくりでしたが そんなに年老いたといっても潔癖じゃないのですね
ラストのエンディング曲がまたいいです
年を重ねて間違いだらけの人生!っていう主人公!
88歳にならなければ言えないセリフだと思います
荒?
実際の事件から着想を得た、ということらしいので、物語の展開については史実ではないのでしょう。
老人がまさかの運び屋、という話自体はおもしろいのですが、個人的に気になったのが、一点。
後半に、麻薬組織が主人公のアールの行方を見失い、ひと月の間ハイウェイを捜しまわる、というのがありましたが、そんなバカな組織があるのでしょうか。
運び屋としてあれだけの回数をこなし、メキシコにあるアジトにまで招待した人間の素性を、まったく知らないというのが、不思議でなりませんでした。ふつう、信用していない人間に重大な任務を与えるなら、私生活を尾行して、家庭の有無や交友関係を探っておくものではないでしょうか。
仮に、そういったこともなにもしないうちに行方をくらまされたのなら、組織内で彼と親交のある者を問い詰めたりするでしょうし、そもそも、アールを誘った人間がいるのですから、そこから情報を得られたのではないでしょうか。
ひと月(でしたよね?)も行方がわからないままの組織の行動が、不可解に思えてなりませんでした。
メインテーマが「仕事より家族」なのはわかっていますが、そこがどうしても気になってしまい、感動も薄れてしまいました。
クリント・イーストウッドの円熟味ある演技を堪能出来る彼の為のような...
クリント・イーストウッドの円熟味ある演技を堪能出来る彼の為のような映画。家族愛もしっかり盛り込まれているストーリーは単なる犯罪ドラマに終わらず飽きることがない。カーラジオの演出もよかった。
高齢化社会
高齢化社会の昨今、共感出来る人が多いのではないか、と感じた。
自分の属しているコミュニティって、以外と少ない。この映画の主人公は、それが家庭ではなく、ビジネスの場だったということだろう。結果、自分の存在意義を見出してくれたのは、家族だったという話だと思った。
アールが刑事に、ギャングのお目付役に、家族を自分を大事にするよう伝えていたシーンが印象的だった。引き返せなくなった者だけが言えることなのかもしれない。
90歳になったら、人として、達観していて欲しいけど、多分、そうじゃないんだろなと感じた。
高倉健で観たかった
イーストウッド映画に間違いなしと言ったところだろうか、派手なアクションもない映画を2時間集中緊張して観ることが出来た。グリーン・ブックと合わせてハリウッドの良心的映画を続けて観ることが出来た、もうVFXばかりのアメコミ映画は止めてくれ。仕事と外面ばかりを取り繕って来た主人公と家を大事のして欲しかった妻と家族、これは日本のことではないのかアメリカでもこういうことがあるのだろうか、こういう映画を高倉健で観たかったなあ。
欲望と無常
デイリリーに人生を重ね合わせ、存在価値を証明するかのように運び屋を続けていく男。
自らの欲が満たされるその一瞬を迎えるために、手段も選ばない姿は滑稽にすら映る。細かな演出にも緊張と緩和が効いており、手垢のついた着地ながらもエンターテイメントに仕上げる手腕には脱帽する。
メッセージ性の伝え方は最高。でも気になって仕方ないことが。
毎回流石と思わせる内容で、
今回も楽しみにしてました。
メッセージ性の伝え方は完璧。
でも気になって仕方なかったことが…
運び屋で何千キロも走るのにシートベルトを着用してない。今のアメリカならこれって絶対捕まるでしょ。
ヌノポンテスも犯した過ち。
下道を通ってたかもだけど、気になってしまった。
あとは何億の取引でかなり慎重になるはずなら、
GPS機能くらい今の時代の設定なら付けるでしょ。
トータルでは満足なんですけど。
うらやましい
終わり良ければ全て良し的な?
家族との失われた時間を挽回すべく、お爺さんは麻薬の運び屋になり、大金を得て、家族とのわだかまりも解消されて来たが、最後に大事な物はお金で買える物ではなく、最後の最後にお爺さんは正しい判断に。
仕事より家族を大切に、記念日は忘れるなってテーマの裏に、自由に正直に生きれたら幸せになれると本メッセージがあるように思えた。
最後までお爺さんうらやましかった
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