「エガートンのフィジカルの高さを堪能するには絶好の作品」フッド ザ・ビギニング MPさんの映画レビュー(感想・評価)
エガートンのフィジカルの高さを堪能するには絶好の作品
話は概ねロビン・フッドの英雄伝説なのだが、もはや、ここには中世イングランドの趣きはほぼ皆無。細部の演出も、アクションも、衣装も、従来のロビン・フッド映画の縛りを跳ね除けて、自由に躍動する。おいおい、ちょっと待てよ。そんな疑問もいつしか払拭され、やがて、観客は本作がロビン・フッドに名を借りた青春活劇だと気づくはず。そもそも、タロン・エガートンをロビン役に迎えた時点で、作品のコンセプトは決まっていたのだろう。そして、タロン・ロビンの軽やかにアクティブなことと言ったら。ここでの彼は、「ロケットマン」でステージに上がった時とそれほど違いはない。エガートンのフィジカルの高さを堪能するには絶好の作品だ。
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