「弓矢の破壊力がすごい!」フッド ザ・ビギニング おじゃるさんの映画レビュー(感想・評価)
弓矢の破壊力がすごい!
ロビン・フッドについては、弓の達人ということぐらいしか知りませんが、本作ではその誕生秘話から描かれているので、予備知識なしでも全く問題なく楽しめました。
最大の見どころは、ロビン・フッドの弓さばきで、序盤からかなりエキサイティングなシーンが描かれています。戦場でのバトルなので緊迫感があるのは当然ですが、驚くのは弓矢の破壊力!今までのイメージを一新するような半端ない破壊力に大興奮でした。
そして、タロン・エガートン扮するロビンが、ジョンの指導のもと鍛えられてさらに腕前を上げていくシーンも、なかなか見応えがありました。予告でメイキング映像が流れていましたが、カメラワークでそれらしく見せているだけでなく、タロン・エガートン自身も相当な練習をしたことでしょう。
ストーリーはとてもシンプルで、登場人物の関係もわかりやすくてテンポもいいので、ぐいぐい引き込まれます。むしろ、ほとんど捻りもなく展開するので、ストーリー性よりアクションに全振りしたような印象を受けました。この手の作品も嫌いではないので、おかげで深く頭を使うことなく、最後まで楽しくアクションシーンを堪能できました。
ただ、ヒロインに今ひとつ魅力を感じられなかったのは残念でした。容姿はともかく、人物像や立ち位置がやや微妙な感じで、帰国後も彼女に固執するロビンにはあまり共感できませんでした。
とはいえ、娯楽作品としては十分楽しめます。ラストは続編をにおわせる締めかただったので、ヒットすれば次回作もあるでしょう。期待して待ちたいと思います。
コメントする