「もはやただのBL映画」影裏 アラバスタ帝国さんの映画レビュー(感想・評価)
もはやただのBL映画
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綾野剛と松田龍平の関係性だけに着目すれば、
今野(綾野剛)が日浅(松田龍平)を好きになったけど、日浅が最低なやつで、最終的には今野が日浅に利用されたことが分かり、「結局、私もただの金づるだったのねー。えーん。」で終わるという、クソしょうもないストーリー。
原作未読だが、原作にはBL要素がないということなので、おそらく最後の今野の号泣シーンはもっと別の意味だったんだろうと思う。
原作が芥川賞で震災も織り込んでるということで、おじいちゃん、おばあちゃんも見に来ていたが、彼らはどういう気持ちでこの映画を見ていたのだろう。
今野と日浅の関係性がただの恋愛話になってしまっているのに、震災を絡める意味がまったく見いだせなかった。震災をからめたせいで難解な印象ができてしまっている気がする。
この映画のストーリーは最初に書いたとおり、好きな人が実は最低なやつで、とっても悲しいというクソ単純な話。
ただ映像はキレイだった。
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