機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイのレビュー・感想・評価
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ガンダム初心者の自分には厳しかったかも知れない。
ファーストガンダム、逆襲のシャア、その2作品は知っているつもりでしたが、この映画を理解出来たかどうか、正直なところ自信がありません。ガンダムを知り尽くしている人限定だったのだろうか。と、言ってしまうと、どんな映画でも理解出来なければ意味は無くなってしまうのですが。
ともあれ、宇宙時代における戦争の姿、それを映像化する伝統的作品として、更なる進化をしたのだな、という理解で、見た甲斐があったと思いたい。では、その中でガンダムとはなんだろう、モビールスーツとは、ロボット兵器とは何なのだろう、などと、ガンダムを見る度に考えたくなってしまう。例えば、零戦や戦艦大和に人々が想いをはせた、それとは同じだろうか違うのだろうか、等々・・・。
一度見ただけでは理解しがたい、よく噛みしめたくなるのがガンダムという作品群なのでしょうね。先が続きそうだし、シリーズを通して再考を繰り返したくなる作品でした。
(再考)
少し見直した上で再考しました。とはいえ、全てをもう一回見たいと思ったのですが、時間が取れず、Youtubeで上がっている冒頭15分無料公開の見直しのみ。いや、それだけで「やっぱりすごい」と思いました。
宇宙空間に規則的に並んだ幾何学模様の建造物。それだけで、宇宙時代のお話だと理解可能。警備に当たるモビールスーツに見送られて航行する高級旅客機ハウンゼン。こういう説明があります。「余程のコネがあるか、大枚の金を支払わなければ搭乗できず、この船に乗船しているかぎり、どこのスペースコロニーでも、【地球】でも出入りのチェックは免除される」、この一文だけで、地球がどのような場所(つまり上流階級でしか住めない場所)であるか、それを踏まえた世界情勢を説明しきっていることになります。ケネス大佐が「若ければドキドキした」と讃える美しい客室乗務員、その彼女を冷静に抱き止め、安全確保する若き主人公・ハサウェイ。「マフティー」を名乗るハイジャックに巻き込まれ、パニックになる上流客。それらと対比して、沈着冷静にして勇猛果敢、華麗に立ち回り、次々と制圧するハサウェイ。何故、戦う? 何故、戦える? そう、彼こそ本物の「マフティー」だから・・・って、つたない文章で恐縮ですが、これだけでも本当に凄いと映画だと思う。その素晴らしい15分をYoutubeで無料公開しているという、太っ腹というか、余程の自信と誇りに満ちた15分であるのだろうか。
あれこれ長文で語ってしまいましたが、自分はそんな評論家でも無いし、理解している自信なんてありません。円盤がでたらさっそく購入して見返し、ついでに小説も読んでみないと。みんながガンダムを愛して止まない理由がよく判る、本当に素晴らしい作品だと思います。
臨場感あるSF映画
モビルスーツに襲われる主人公達が逃げるシーンは、カメラアングルが最高です。臨場感が有ります。
最初から掴みはオーケーで良かったです。
原作(小説)は未読ですが、ネットで検索して暗く悲しい物語ということを知ってしまいました。
続編で「Ζガンダム劇場版」のときのように結末を変更するのでしょうか?
気になるところです。
秀逸なCGアニメーションで描かれるガンダム
「シャアの反乱」を描いた「逆襲のシャア」から12年後。1年戦争におけるホワイトベース艦長ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノアの物語。
ガンダムのにわかファンとして、ゲームやらで何となく流れや結末は知っている程度の知識で視聴。見て思ったのが、にわか程度の知識もないと、主人公であるハサウェイ(マフティー)が何のために戦っているのか正直良く分からない。まぁ全くガンダムを知らない人が見るものではないので、問題はないだろうが。
良かったのはCGアニメーション。美麗なCGで描かれるモビルスーツはストレートにカッコよく描かれており、モビルスーツ以外のアニメーションも劇場版だけあって力が入っているように思える。
ただ、惜しむらくは本作品は「三部作」の一作目ということもあり、本作の主人公機でもあるΞガンダム(クスィーガンダム)のシーンも少なかったので、二作目以降に期待。
時代背景や戦う動機、機体の形状(何がどうなってあの形に・・・)など好きな方・詳しい方にとっては色々と語れる内容が詰め込まれているのだろうが、あまりにも前提知識がないにわかファンである私には勉強不足感が否めない内容だった。とはいえ、今後二作目・三作目でどう結末に繋げていくかは楽しみではあるので、少し上記の内容等を予習しておこうと思う。
ガンダム作品群だけではなく、現在における日本アニメの最高の映像
富野由悠季作の同名小説を原作にした映像作品。
監督はガンダムUCで冴えた演出を見せた村瀬修功。
【ストーリー】
月-地球往還シャトル・ハウンゼン356便がテロリストたちに占拠された。
彼らは反地球連邦組織「マフティー・ナビーユ・エリン」の一員を自称するが、実質はただのカネ目当ての武装集団だった。
偶然搭乗していた主人公・ハサウェイは、隣席の美少女ギギによってニュータイプ能力を刺激されて事前に彼らの凶行を察知し、同乗していたケネスの助けもあって、その排除に成功する。
到着した地球では連邦政府による圧政と、マンハンターと呼ばれる虐殺部隊の動向を目の当たりにして、ハサウェイは反発心を隠せない。
ハサウェイとケネスの間を、花々をわたる蝶が舞うかのようにふるまうギギに戸惑いつつ、ハサウェイはついに行動を開始する。
表向き、療養と研修で地球を訪れたハサウェイ。
その正体は——反地球連邦組織のリーダー、マフティー・ナビーユ・エリンだった。
「親父にもぶたれたことないのに」
「やかましいわ怒りのランニングビンタをもう一発」
ビターン!
かつて何人たりとも触れさせなかった無垢なアムロのほっぺっぺを、思うさまぶん殴った老け顔ブライトさん二十歳。
その息子、さっぱり顔のハサウェイ君二十五歳を主人公にした、『逆襲のシャア』の12年後を描いてます。
そう、小惑星基地アクシズ落としの時にいらん事しでかしたあの少年、ハサウェイ・ノアです。
とにかく目立つのは、力の入った映像。
ガンダムで一番面白いのはUC、と多くのヘビーガンダマーが語っておりますが、優れた演出家を集めたUC製作者の中から、サンライズの担当者が「また一緒に仕事したいなあ」と抜擢したのがこの村瀬修功。
伊藤計劃の大傑作SF『虐殺器官』を映像化した村瀬監督の、センスのよい演出が光ります。
特に印象的なのは、監督もこだわったという真夜中のグスタフ・カールの戦闘。
モビルスーツの機動が周辺の人や施設に与える物理現象をつぶさに描いて、その圧倒的な力感を余すことなく表現しています。
やっぱり怖いよモビルスーツって。
だって全高18メートルあるんですよ?
ビル6階相当ですよ?
でっか!
現在の日本のロボットアニメ最先端の映像で作られた、ガンダム・サーガの、傑作が約束された映画化第一弾。
不穏さを残した引きの強いラストで、続編への期待を煽ってくれますよ。
悪女好き二代目軍人の末路
ハサウェーイ! アカン、アカンよ!
その女は危険やて、近づいちゃイケナイて!
見たらわかるやろ!
クェスで懲りてないんかーい!!
そうか、、あえて悪女に引っ掛かるのが大好きなんだね…
それがハサウェイか…
でも、これだけは言っておく。
「いつか、身を滅ぼすよ!!」(笑
まず最初に、私は、この映画を劇場で3度見た。 しかし、見る回数を...
まず最初に、私は、この映画を劇場で3度見た。 しかし、見る回数を重ねるごとに眠気が起き、あくびの回数が増えた。
この映画に私が求めた条件は、2つ。
一つは、同じガンダム映画プロローグ的作品ならば「機動戦士ガンダムF91」より上であること。 30年前の映画より劣るなんて事は、ありえない。
二つ目は、この作品が映像化の決定がなされた時点で、原作小説3冊を読み返した時、この内容を、そのままアニメにしても面白くないので、アニメの娯楽作品として、どうアレンジするかという事。
二つ目の条件から入る。
元々、富野由悠季氏が、この「機動戦士ガンダム閃光のハサウェイ」という小説を書いたのは、アニメ化はしないという条件でカドカワから依頼を受けた(背表紙には『小説でしか読めないガンダム・誕生』とハッキリ書いてある)。 つまり、当時のガンダムという娯楽アニメとして商業をするという、しがらみから解放されて自由に書くとした物で、それが時を経てアニメ化したなら、娯楽作品とアレンジすべきだが、ほとんどの内容が、そのまま映像化された。 富野氏は、試写を見た後「原作に忠実すぎる!」と、逆に怒ったらしい。
富野由悠季氏の原作小説には、こういう会話が書いてある。 「逆だよ。 愛している、愛されたなんで言い方のほうが、よほど欺瞞的だ」 「そうか…それもそうですね」。 富野氏は「人と世界は『愛』が一番大事」という「恋愛至上主義」が、大嫌い。 よってこの様な文章が生まれた。 富野氏の小説には、しばしばそういった描写が見られる。 富野氏の小説を忠実に映像化するなら、この「愛が全ての否定」も忠実に表現して欲しかった。 中途半端な忠実化だから、余計この作品への評価が下がった。
アニメは娯楽としてある物。 中には商業的な数字を無視して、自分の作りたい文化的作品を作ってもいいとする作家も居るだろうが 「娯楽アニメ」として続いてきた「ガンダム」は違う。 全体的にロボットアクションシーンが少ない。 ガンダム作品は、お約束として主役ガンダムのカッコいいバトルシーン中心に描く物として宿命付けられた。 だが、この作品は主役ガンダムの活躍シーンが余りに少なく、ガチのバトルも、ほとんど書いていない。
この「閃光のハサウェイ」という作品が「映像化不能」とされていたのは、メインのガンダム「クスィー」と「ペーネロペー」のデザインは線と面が多く、30年前のアニメ技術では動かせなかったというのも、理由の一つ。 それが3DCGなどの技術の発展があって、アニメーションとして動かせる様になった。 だが、せっかくのそれが、映画の中で充分に活かされていない。 「クスィー」と「ペーネロペー」は、初のミノフスキークラフト搭載で、重力下で自由に空を飛ぶ事ができるという設定を、活かしきっていない。
原作小説では、ペーネロペーは、あっさり撃墜されるが、初めて映画を見ていた時、その落とされる場面になったとき、心の中で「落ちるなよ~…まだ落ちるなよ~…」と願ったが、次の瞬間に撃墜されで、全てのアクションが終わった時に、心の中で「ガクッ」っと何かが落ちた。
全編、人間ドラマの描写が多く、ロボットアクションが少な過ぎる。 ロボットを描かなくて良いなら、なぜ「ガンダム作品のアニメ」として作ったのか? 「人間ドラマ」はレベルが上で「ロボットアクション」は下等でレベルが低いという議論ではない。 私は「人間ドラマの名作」より「ガンダムとしての娯楽作品」を期待したのだ。
そもそも「人間ドラマ」はレベルが上で「ロボットアクション」はレベルが下と、誰が決めたのか? ロボット・アニメを多く作り出したサンライズが、その主張をするのはおかしい。
この「ガンダムとしての娯楽作品」では「機動戦士ガンダムNT」の方が、娯楽として楽しめた。 これは、最初に書き出した第一の条件「機動戦士ガンダムF91」より上かの議論にも繋がる。 F91の方が、新しい主役ガンダムの活躍をメインで描いていて、自分の中では今回の「閃光のハサウェイ」より「F91」の方が上であった。
作品のテーマについて。
スタッフは「テロリズム」や「地球環境」の問題をメインに描きたかったというが「地球環境」については、この時代のPMなどの大気汚染はどうなっているのか? 西暦の20世紀から排出されたプラスチックごみは、宇宙世紀での地球の海でも漂っているかなどの事が、描かれていない。
「逆襲のシャア」の最大の失敗は、地球環境汚染を巡る戦いなのに、汚染された地球を、1カットも描かなかった事。 汚染のカットがなく、アムロとシャアの言葉の論争だけが虚しく宇宙に響いていた。 なぜ地球環境汚染テーマのガンダムは、汚染された地球の絵を描かないのか、私は不思議でならない。 この映画1本見ただけで「テロリズム」と「地球環境」の問題が、多く勉強になるとも思えない。
主人公が「テロを起こす」と決めた時点で、それは自分達の主義主張と関係のない、無実の一般市民の命を奪う事を覚悟しての行動の筈だ。 その経緯に至った主人公の心理描写が、ほとんと描かれていなし。
今回は、宇宙世紀ガンダムの久々の新作、しかもオリジナル映画である為、わざわざ劇場に足を運んで見たが、2作目・3作目も今回と同じ様な作りであった場合、劇場に行って見るか?レンタルDVDだけで済ますか? …今回と同じ事が続くなら、前者として行動する確率は、かなり低いと思われる…
それでも★2にしたのは、澤野弘之さんが今回も神曲を作ってくれたから。 これが他の作曲家だったら、何の容赦もなく★1を付ける!!
にわかだと厳しい
ガンダムシリーズは初期とユニコーンは履修してたけど、いまいち着いていけなかった。ハサウェイのしたい事も曖昧だし、ギギがキーマンな訳でもなく終わってしまったので拍子抜けだった(続編でも登場しそうだが)。それに、ケネスがハサウェイの正体に気づいた場面も、その要素だけで確信までいくか…?ってなった。
ギギの作画はめっちゃ凝ってた。
ファースト世代にはいまいちかもしれないが、今の若い世代には人気ありそうなアニメ
古いガンダムのしがらみをとって、新しいガンダムを作ってるなーという印象。
新規のガンダムファンを作り上げるんじゃないかなと思います。
何回か映画館に見に行ったけど、音楽、映像が凄く相乗効果があって、何回も見に行ってしまった。
多分見る人の好みで賛否両論が分かれます。
少なくとも私には、凄く良かった!
DVDで見るよりは、映画館の方が映像に深みがあります。
DVDとかオンラインで見ると、映像が薄く感じるかも。
でも、MS戦の迫力と、リアル感、不安を煽ったりカッコよさを強める音楽の絶妙な感じがいいです。
2部3部出ると思うので、1部で盛り上げまくっているのであとの作品へのプレッシャーは高そう。
次にも期待してます。
わかりにくい見づらい
小説は読まずに観賞
全体的に画面が暗く、見づらい印象。
ストーリーのわかりにくさはいつものことなので全然問題ないが、
ガンダムの姿も、どこまで隠すつもりなのか演出意図がわからない。
コンテナからガンダムが出た瞬間に
『かっこいいー!』って思えるものだと見ていたが、そのまま戦闘シーンに流れこみ、
正直、姿がハッキリとわからないままペーネロペーを倒してしまった。
迫力ある戦闘シーンではあったが、コックピット目線が多くて状況がつかみにくいのも難点
もっとハッキリとガンダム同士の戦闘シーンを楽しみたかったなと思った。
ハサウェイ新戦に立つ!!
アムロとシャアの最後の戦い、“第二次ネオ・ジオン戦争”を描いた『~逆襲のシャア』。
その12年後の世界を舞台にした富野由悠季による小説を3部作で映画化するプロジェクトの、第1作目。
パラレルワールド的に今も派生シリーズが作り続けられる『ガンダム』。
本作は“ファースト”から続く、所謂“U.C.=宇宙世紀”。
U.C.0105。主人公は、ブライト・ノアの息子、ハサウェイ・ノア。“第二次ネオ・ジオン戦争”でシャアの理想とアムロの意志を目撃した彼が、それらを受け継ぎ、新たな戦い、新たな出会い…。
一応の“宇宙世紀モノ”。『逆襲のシャア』も見てるし。
『THE ORIGIN』みたいに面白く見れるかと思ったら、
序盤の富野節には一苦労。
説明的な描写もほとんどナシ。小難しい台詞が続く。
考えてみれば、『逆襲のシャア』は何度か見てるけど、しっかりはっきりと理解はしていないんだよね…。
マフティーって? マンハンターって?
序盤はポンポン飛び出す用語にKO寸前。
でも、徐々に分かっていった。
マンハンターは、強制的に民間人を宇宙へ連行する地球連邦政府の非人道的な“人狩り”政策。
マフティーは、それに対する反政府運動で、連邦政府高官暗殺という過激手段で抵抗。
マフティーのリーダーは、マフティー・ナビーユ・エリン。実は彼こそ、ハサウェイ。
マフティーを騙るハイジャック事件に巻き込まれ、謎の美少女ギギと出会う。
マフティー殲滅部隊司令として新任したケネス大佐とも出会う。
ドラマを動かすであろう3人が出会い、やっと話的にも面白くなってきた。
だって、ハサウェイって『逆襲のシャア』の時、あんまり印象残って無いんだよね…。強いて言えば、“ファースト”のアムロみたいな面倒臭い感じだったような…?? それが本作では、『逆襲のシャア』のアムロのようにリーダータイプになっている。
ケネスは生粋の軍人。陽気で、漢気のある性格。当初ハサウェイとマフティーを同一人物と思っておらず、ハサウェイに好印象持っていたが…。
容姿端麗、不思議な性格、思った事も素直に口にするギギ。2人に気があるような素振りを見せたり、何かシリアスな面も見せたり、その一方でテロに巻き込まれ怯えたり…その動向から目が離せない存在。彼女は果たして、“女神”か…?
これまでの“宇宙世紀”は戦争がメインだったが、本作は悪政vsテロ。
開幕のハイジャック、マフティーによるダバオ襲撃…。
特にダバオ襲撃シーンがアニメーションながらテロリズムの恐ろしさを十二分に活写している。
その最中、本来の意に反してギギを助ける。
仲間の一人が連邦軍の捕虜に。
ケネスとも一旦別れ、マフティーとして仲間の元へ。捕虜救出に向かう。
ケネスもハサウェイ=マフティーという事に気付き、彼らの秘密基地がある場所へ。
ハサウェイもモビルスーツに乗り込み、クライマックスは捕虜救出と連邦軍のモビルスーツとのバトル。
ここはさすがの迫力!
ハサウェイ率いるマフティーvsケネス率いる“キルケー”。
本格的第一回戦。勝利の女神=ギギが微笑んだのは…?
次作『サン オブ ブライト』へ続く!
何もかもわかりにくい
絵のクオリティはすごかった。
あの絵が動くとか感動ものだったな。
近頃流行りの絵とはだいぶ違ってかっこいい。
ところで、逆襲のシャアでも感じた事だけど、作り手側は
見る側伝えようという意思がないんだと言うことがわかった。
思わせぶりなセリフや回りくどいセリフから読み取るには
会話のセリフでさらっと流されても追いつける人が居るのか疑問。
意味が分からなくてネタバレのあらすじを見ながら同時進行で
鑑賞したが、それでもすっきりしなかった。
特に冒頭でハサウェイがマフティのリーダーであるとか全く
読み取れず、あらすじを読みながらエエっ?と驚いてしまった。
どこにそれを思わせるセリフがあったのだろう?みんなあれで
理解しているのか疑問だった。
また、ハサウェイを迎えに来た仲間が市街戦をやるけど
あれも全くの理解不能だった。迎えに行くだけに何故
市街戦をしなきゃならないのか?
多くの市民を巻き込んでもハサウェイがマフティのリーダーである事を
隠さなきゃならないのであれば、到底ハサウェイに感情移入は出来ないな。
たちの悪いテロリストなんらかわらん。
まあ、続編があるらしいのでそこからどう変わるか、現段階で
評価付けるのもなんなんだが、1本の映画ということで評価するならば
決して高いとは言えないと思った。
この映画いる?
人物を語るにせよ、ハサウェイの成長を語るにせよ、世界を語るにせよ全て中途半端。物語も単純。
作画がリアリティーを求めていてもストーリーのリアリティーを描いていないのでとても世界全体が薄っぺらく見える。
マフティーは地球を浄化するために官僚を殺して全ての人類を宇宙にあげると言っているが、地球が汚染されているような描きも無く、官僚が酷いという描きも無く何をしようとしているのか良く分からない。
劇中で父(ブライト)と子(ハサウェイ)は同じにはならないと言っているが、地球の人を宇宙にあげるシャアの考えと、ハサウェイでは違う人間なんだから同じ考えであるはずが無い。その違いを語ることでマフティーの存在意義が出てくるはずが、肝心の目的を言葉だけできちんと描いていないので説得力がない。
人間ドラマも午後の昼ドラのようでつまらない。
人の心に残るような何かを考えさせられるようなセリフもない。
人間をきちんと描いていないから感情移入も出来ない。
モビルスーツなどの演出も昔の映画の方がよっぽど魅力的だ。CGに振り回されて演出を疎かにしてるシーンの連続。
この映画で何を描きたかったのかな。
素人が作ったようなまとまりのなく無駄なシーンが多くテンポも悪く、テーマもカタルシスも何もない映画でした。
何の進展もない物語を見せられて、この映画の存在意義があるのか疑問だ。
この話がなくても次の話から始めて良かったのではないだろうか。
この話は単に
ハサウェイはクエスのことばかり考えて、その呪縛から逃れられず、シャアがララァの呪縛から逃れられなかったのと同じように描きたかっただけような、自分よがりな映画に感じる。
ハサウェイがチェーンを殺したことは経歴に残らず、経歴も不正で抹消したんだろうな。
そんな贖罪もしない男が、人を罰して地球の1000年後を夢見てるのか?
物語を何も語っていないのでそんな風にしか思えない。
劇場よりサブスクの方が見やすい
劇場では、音響とか迫力を感じましたが、モビルスーツ戦のシーンが夜間なのか?
暗くて観ずらかった。
サブスクだと、暗くて良く見えなかった部分が鮮明に見れて映像も綺麗なので、劇場とは違った見え方を楽しめました。
目次
俺的には幻だったガンダム。
小説は未読。その存在だけを知ってた。
本作は序章としては申し分ないのではと思われる。キャラクター紹介、状況説明、お披露目。
モビルスーツの戦闘こそ抑え目であったものの、押さえるべきポイントは外してない。緩やかな曲線を描き期待値は次回作へと上がっていく。
市街戦の描写が凄まじかった。
熱の表現とか、人物とMS、MSと背景の対比とか、今までにない臨場感だ。MSが飛び交うありもしない世界の風を感じてしまうようだ。
気になるのは思わせぶりなキャラはいいとしても、思わせぶりな台詞のチョイスが鼻につく。
ガンダムシリーズの定番といえば定番なのだけど…狙って提供されるのはちと軽率な気もする。
まぁ、これだけ長くやっていればマニュアル化はしないにしろ、前例はありまくる。
同じようなシチュエーションに同じような台詞をあてる事に抵抗がなくなっていくのも頷けはするが…それはそれで寂しくもある。
そう考えると、やはり池田秀一+シャアは素晴らしい。何の変哲もない台詞を名台詞として残せてしまう。残ってしまうと言うべきなのだろうか。
今作にもそんな一瞬があればいいなと思う。
本を手に取り、目次に目を落とした時に、魅惑的な章のタイトルに胸を踊らせる。
そんな印象だった。
リアルになればなるほど…
…浮き彫りになる矛盾、ってか。
ガンダム史上最高画質・最高の演技で描かれる富野節人間ドラマにとりあえず酔う。ファースト世代はやはりブライトとか名前が出るだけで萌える。
何部作かの第一部と知っていたから、あからさまなto be continuedでも腹は立たなかった。
ただ、絵柄や描写がリアルになればなるほど、大気圏内でのモビルスーツ戦闘の無理スジが気になる。市街戦などを描くのであれば尚更。
そしてメインメカであるクスィーガンダムとペネローペにメカ的な魅力が感じられなかった。これは映画スタッフの責任なのかそれ以前のデザインなわかりません。
いずれにしても魅力的な登場人物も多く、次回作も必ずみるでしょう。
他レビュアーの理解力不足が酷い。
他レビューにてギギがエスパー(ニュータイプ笑)か何かみたいな書き方されてるが…展開をきちんと見ていればわかるが、異常なくらいの洞察力とそれに伴う頭の回転の早さによる推測の賜物です。
説明不足感は否めないかもしれないが、何でも説明しすぎる作風が多い中で、本作は小説やゲームで描かれなかった部分が補われつつも、この時はこんなだったのか!と想像(いや、妄想?)に対してある種の肯定感とまだまだ、描かれていない部分と謎が増え、更なる想像の余地が残されている部分に好感が持てました。
ただし、小説等で事前に展開を知っているのと知らないのでは理解度は変わる。(ケネスはもっとエロ親父っぽいのかと思ってたが、良い意味で想像を裏切ってきた。)
ハサウェイの正体を見抜いた経緯については事前に知っていれば、より楽しめるのは言うまでもない。
(事前に知らなくとも旅客機内の会話から理解、推察は充分に可能である。)
だから、自身の理解力の低さを作品のせいにするのはやめて欲しい。
ガンダムに求めるのは戦闘シーン?いやそれ全員が全員同じだと思うなよ?
俺は(作品によってはペラいなと思うこともあるが)人間同士のドラマをメインで見て、戦闘は添え物派です。(別に戦闘シーンが嫌いなわけじゃないけど、戦闘シーンばかりだといつまでも決着がつかない展開に飽きてくるし、都合よく被弾しないor被弾してもいつまでも動ける展開に萎える。だというのにモブは1発食らって即退場はご都合すぎ。)
こういった理解力不足の批判が次の作品を潰していく事を理解したほうが良い。
ギギがクェスに寄せてる?いやいや、ハサウェイがギギにクェスを重ねて見てる事ぐらい理解しようや。(映像にもあったでしょうよ。)
まぁ、ビッチ感はあるが、あれもケネスを利用してハサウェイの気を引きたかったのは見て取れるでしょ。
ハサウェイに裸を見られて慌てていたのが、ケネスに対して本気では無い事の証明でもある。(他にも食堂でハサウェイの事を悪く言われたから不機嫌になったりもしている。)
不思議ちゃんみたいな感じに映っているが、実際のところは頭の回転は早いけど少し抜けてて、年相応の女の子の本音が透けて見えるのが描かれているのに気が付かないのだろうか。
ハサウェイもギギもに大人になりきれない難しい年頃が良く描かれています。
そして、戦闘シーンですが…正直、良かったと思います。
CGフル活用していますが、CGの不自然さ・悪さを殆ど感じませんでした。
逆に手描きでは予算も期間も無理ゲーだと思われるくらいのクオリティーの高さでした。
というか、本当にCGかどうか怪しいくらいの場面も多数。
一番の見どころは閃光というテーマになぞらえてMSから火花が飛び散るところだろうか。
MSの戦闘シーンに民間人が巻き込まれた時のシーンのリアルさと民間人(ギギ)のトラウマの描写も良かったと思う。
かなりコアなファン向け作品?
全編通して見た印象としてはまず映像の緻密さ、クオリティの高さに感動する。
監督は富野監督ではないし、演出も今作の監督のそれ(それはそれで現代的ですばらしい)ではあるのだけれど、
ストーリーは間違いなく富野監督の独特な色が感じられてファースト世代で様々な作品を見てきた自分には素直に嬉しかった。
原作小説も当時読んだ身としてはベルトーチカチルドレンからしか繋がらない物語で更にあぁいったラストを迎える作品を、
逆襲のシャアから繋がる物語として調整し更に悲劇に否定的な現在の若い世代に受け入れられるのか不安もあるのだけれど。
事実、他の方のレビューを見るとハサウェイの劇中の行動等納得いかない的な話もちらほら見えますし。
人間てそんなに一貫性のある事しか出来ない訳でもないし、状況や感情に流されたりする人の方が(若いうちはなおさら)多いと思うんだけども。そういった意味では凄くハサウェイは魅力的に描かれてたと思う。
ケネス大佐も自分が大人になったからか共感出来る事も多くて親近感が沸くし。
ギギに関しては。。。割りと個人的に女性の苦手な部分が前面に出てしまうキャラで、自分的にはちょっと敬遠してしまうかな。
最初に原作を読んでから数十年経つので今の年齢になった自分の目には同じストーリーでも違う感じ方をしてるのを見つけて楽しめたと思う。
作品自体の世界情勢とかは今まで見てきた宇宙世紀と地続きなのが感じられて安心感もあり、
悲劇のラストに向かって行くのをこの年齢になった自分がどう感じるのか。。。
楽しみに続きを待とうと思う。
ただ、世界情勢や用語とか初見や他作品(小説も含む)を少し見ただけの人には不親切な作品に見えるかも知れないとも思う。
ちょっと予習した位ではなかなか本質の良さにはたどり着かないかも。
三部作という事前認識かつ4Dで見るなら悪くはない
三部作と知っていないとここで終わりなのかという感想が最後に来てしまう。私も映画のワクワクを感じるのが好きなタチなので、レビューや細かい設定やキャスティングなどは観終わった後にチェックするタイプなので見事にハマりました。
ただそれを抜きにしても原作をなんらかのコンテンツで知ってないと話についていけない気がするのは高評価をつけることはできない最大の理由。
戦闘シーンは迫力があり、4Dで楽しませていただいたがまさに一流のアトラクション。
アトラクションとしては一流も映画とした時には普通という一言に尽きる。
主人公が現在の境遇に陥った背景が薄すぎて、どうしてその思想にここまでの仲間を引き連れるまでになったかなど荒さが目立つ。
映画でなく映像作品としてガンダムを見たい(観るというよりも見る)ならば良作と思います。
ストーリー全般ならテレビ版ユニコーンガンダムの方が遥かに全体の出来がいい。
次回も見守りたい
鑑賞から時間が経ったので、記憶が改編されているかもしれませんが‥。
事前にyoutubeで冒頭のシーンを見て期待半分、覚悟半分での鑑賞でした。
人間視点で描かれるモビルスーツの戦闘は、一歩間違えたら…の緊張感がひしひしと伝わってきました。
モビルスーツに乗った後も、手描きアニメでは表現しきれないスピード感となめらかで説得力のある映像に満足でした。
そう、映像は最高でした。
ストーリーとキャラクターはううむと唸りたい気分です。
セリフがいちいち回りくどくてキザったらしいし
ギギは大人なんだか子供なんだか、狙ってああしてるのか
精神分裂でもしてるのかってくらい行動に一貫性がないように感じたし
ハサウェイが事情聴取を受けるシーンや町中を歩き回るシーン
ガンダムに乗るまでの紆余曲折はスパイ映画?
いやその要素いるの?
もう一回見れば理解できるのでしょうか?
昔見た富野さんのインタビューで、
ガンダムの物語は、どうしたら人間の世界から戦争がなくなるのか?をアニメ上で考えたけど、ダメだ、なくならないわ。という結論に至ったんだとか。
そこでニュータイプという概念を生み出して、言葉の壁を取り払って分かり合えれば戦争なくなるんじゃないか?と考えたけど、結局戦争なくならないわ、どうしよう?っと仰っていた記憶があります。
非常に考えさせられるテーマで、ガンダムがただのロボットアニメから視聴者に疑問を問いかける作品なんだと認識を改めることになりました。
今回の物語は堕落しきった地球連邦にお前ら目を覚ませ!とバンバンビンタするハサウェイ陣営という構造ですが、バリバリ武闘派なハサウェイ陣営は立派なテロ組織。
堕落政府vs武闘派テロ組織の戦いで何か心に響くものが描かれるのか、それともひらすらガンダムカッコイイで終わるのか、次回作以降も期待半分、覚悟半分で劇場で鑑賞したいと思います。
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