「目次」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
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俺的には幻だったガンダム。
小説は未読。その存在だけを知ってた。
本作は序章としては申し分ないのではと思われる。キャラクター紹介、状況説明、お披露目。
モビルスーツの戦闘こそ抑え目であったものの、押さえるべきポイントは外してない。緩やかな曲線を描き期待値は次回作へと上がっていく。
市街戦の描写が凄まじかった。
熱の表現とか、人物とMS、MSと背景の対比とか、今までにない臨場感だ。MSが飛び交うありもしない世界の風を感じてしまうようだ。
気になるのは思わせぶりなキャラはいいとしても、思わせぶりな台詞のチョイスが鼻につく。
ガンダムシリーズの定番といえば定番なのだけど…狙って提供されるのはちと軽率な気もする。
まぁ、これだけ長くやっていればマニュアル化はしないにしろ、前例はありまくる。
同じようなシチュエーションに同じような台詞をあてる事に抵抗がなくなっていくのも頷けはするが…それはそれで寂しくもある。
そう考えると、やはり池田秀一+シャアは素晴らしい。何の変哲もない台詞を名台詞として残せてしまう。残ってしまうと言うべきなのだろうか。
今作にもそんな一瞬があればいいなと思う。
本を手に取り、目次に目を落とした時に、魅惑的な章のタイトルに胸を踊らせる。
そんな印象だった。
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