劇場公開日 2021年6月11日

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「ハサウェイという脇役を主役に据える意味」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ モルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ハサウェイという脇役を主役に据える意味

2021年8月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

知的

ハサウェイってブライト艦長の息子で、逆シャアの時にやらかしちゃった子でしょ?
それを主役に据えて、果たして最高のガンダムを作れるのか?

ガンダムシリーズは何となく見て、ユニコーンでハマったタチ。逆シャアは昔、ニューガンダムが好きで、意味も分からず見ていたレベル。
普通なら、観ない。
でもPVが良かった!予告の画質、盛り上げ方は最高に上手かった!それを超えられたか、というとそうでもない。
確かに綺麗で、ワクワクする。
ガンダム的な会話劇と、全く新しい演出手法。
成長したハサウェイ、が主役なのではなく、
歳を重ねて壊れかけているハサウェイと
それを取り巻く人々の物語。
ハサウェイは華はないにしても、その誠実さと堅実さ、さらにはこれらの殻を破って戦おうとする無謀さも垣間見せる。
まさしく、ガンダムの主人公である、と感じた。
足りないのはハサウェイの仲間に対する接し方と、マフティーという組織の危機感かな。
テロ組織、もしくは革命軍的な位置どりの割に、危機感が薄い印象ではある。

次回作も絶対観る。
恐らく今作ももう3回は観る。
是非この三部作を、過去最高のガンダムにしていただきたい。

カタルシスを、感じさせてくれ。

モル
かせさんさんのコメント
2023年7月9日

「何しに出てきたんだあの小僧め」とすら思ったあの子が、今は主役なんですね。

かせさん