「舞い降りた閃光…世界変革への道!」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
舞い降りた閃光…世界変革への道!
"機動戦士ガンダム UC NexT 0100" 第2弾。
"機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ" 三部作第1部。
通常スクリーンで鑑賞。
友人と観に行きました。
原作は未読です。
本作を観に行くために、主な宇宙世紀作品を鑑賞しました。
ガンダムがめちゃくちゃ好きなわけではない私が、本作に惹かれた理由とは、従来のような戦争ではなく、テロを扱っていることでした。世界を変えるために戦う青年ハサウェイ・ノアの姿に、私の心のどこかにあった、閉塞感に満ちた現代社会の変革を望む想いが共鳴したのかもしれません。
それはさておき、リアリティー溢れる重厚な描写が私好みでした。ニュータイプやサイコフレームもあまり登場せず、マフティーと地球連邦軍の攻防や、腐敗し切った連邦政府の官僚の姿など、ガンダムの存在や宇宙開発が進んでいると云う部分を除けば、現実にも起こり得そうな物語に引き込まれました。
大義のために仲間たちと戦うハサウェイの心にはアムロとシャアが今尚息づいており、ふたりの志を継承した上で我が道を真っ直ぐ突き進んで行く姿をカッコいいと思いました。
そんなハサウェイの前に現れたミステリアスな美女、ギギ・アンダルシア。ビジュアルがセクシーでエロティックで、初めてアニメのキャラに惚れました。ハサウェイとそのライバル、連邦軍大佐ケネス・スレッグの間を行ったり来たり…。ところが香港の富豪の愛人らしく…。僕も翻弄されてみたい!
ハサウェイ、ギギ、ケネスの三角関係が軸になるんだなぁ、と…。これまで観て来たガンダム・シリーズでは大勢のキャラクターが織り成す群像劇が主体だったのに対し、本作では3人の人間模様が交錯していくようで、斬新だなと思いました。
ハサウェイの戦いは始まったばかり…
95分と云う限られた時間の中に詰め込まれた密度はとても濃く、非常に期待の持てる三部作ではないかなと思いました。
[余談]
クスィーガンダムとペーネロペーのアクションシーンはとても迫力がありましたが、いかんせん画面が暗く、両者のデザインを把握していなかった者としては、めちゃくちゃ分かりづらかったです。「今どっちがやられたん?」、みたいな…
[以降の鑑賞記録]
2021/07/03:梅田ブルク7(Dolby‐CINEMA)
2021/10/17:Netflix
2023/01/15:TVエディション #1
2023/01/22:TVエディション #2
2023/01/29:TVエディション #3
2023/02/05:TVエディション #4(最終話)