「ガンダムを知らない方、ここ読んで!」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ サローインスーテキさんの映画レビュー(感想・評価)
ガンダムを知らない方、ここ読んで!
ガンダムの世界観をある程度わかってる前提の映画なので、世界観の説明を置いておきます。
ネタバレ無いので、これから見る人も観に行って「???」だった人にも役に立てば。
【世界観】
西暦が終わり宇宙世紀の世界。地球は人口が増えすぎ、環境問題や食料問題解決の為に人類は宇宙に浮かぶ何百基ものスペースコロニーに移住を開始(宇宙世紀元年)。が、実際は人類全てが宇宙に出るのではなく一般市民を宇宙に住まわせ支配階級(地球連邦政府)が地球から宇宙を支配する棄民政策でした。搾取を続ける地球連邦に対し宇宙移民は次第に不満を募らせ、独立戦争を仕掛ける勢力が現れます(宇宙世紀79年)。以降何十年もの中で紛争が散発、時には地球にコロニーや隕石が落とされ更に地球環境は悪化し回復は絶望的に。反地球連邦組織「マフティー」は腐敗を続け地球を汚し続ける地球連邦政府閣僚に粛清を開始します(宇宙世紀105年)=今作の話。
ハサウェイの父は地球連邦軍の軍人で、宇宙世紀93年の紛争時にも陣頭指揮を務めました。その際ハサウェイ少年も父の宇宙艦に密航し戦場に出ますが、好意を抱いていた少女=クェス・パラヤが目の前で戦死し心にトラウマを負います。また反地球連邦の指導者=シャア・アズナブルの地球環境保護の思想はハサウェイに多大な影響を与えることに。
【ニュータイプ】
人類が広い宇宙の暮らしに適した進化を遂げたもの(と考えられる)。認識力・洞察力に優れ物事の本質を瞬時に理解し、他にも超能力然とした力を発揮した例も。また、優れた空間認識能力により兵器の操縦に長ける為、ニュータイプ=撃墜王の意味で使われることも多いです。
※ギギがハイジャック犯を偽者のマフティーと見抜くシーンやハサウェイをマフティーだと見破るシーンはニュータイプの能力かも?
大河ドラマを観るにあたり史実を知らないと楽しめないもしくは競走馬を知らないとウマ娘の元ネタがわからない みたいなもんで最低限1stガンダム劇場3部作・逆襲のシャア・閃光のハサウェイ(コミック版)を予習しないと一回で理解するのは難しいと思います。