劇場公開日 2021年6月11日

「あのハサウェイくんが…」機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ ヤギの郵便局員さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0あのハサウェイくんが…

2021年6月12日
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鑑賞方法:映画館

ガンダムは宇宙世紀物を主に見ています。トミノさんの小説は読んでいません。

本作は逆シャアの続編と云うことで、無鉄砲で直情傾向なハサウェイがどの様に描かれるのか、主役足り得るのかと思いつつ見させてもらいました。
物語は前作から12年後と云うことでその間のハサウェイの葛藤、成長をトミノさんは暖かい目で見守り、最大限好意的に物語として紡いだのかなと
思いました。
人は成長する。より良く変わってゆける。何が最善かを絶えず自身に問い続ける事で。ハサウェイ自身を通してそんな事を感じながら見る事ができました。物語の結末がどこに辿り着くかは別にして…。

映画本体としては、昔、村瀬さんのガサラキを見たときの、アニメなのにキャラの描き方が社会派な感じ、が残っていて、ガンダムなりの現代的なリアリティを感じられます。
トミノさんがよく言っていたMSの戦闘場面を少なくして、人を、人間ドラマを描きたい!という部分も、意図してか、物語の展開的にそうなったのかはわかりませんが意向に沿った形になっていると思います。良く出来たスパイサスペンス映画的な部分もあります。
絵のアングルが凝っている、MS対ひと、市街地での戦闘などの斬新さは最大の見所ですね。

2本目はハサウェイ、キキ、ケネスの関係性の変化があるのかないのか?を中心に周りの人間関係も 含め、MSなし、戦闘シ−ンなし、もありです。自分的には。

ヤギの郵便局員