「【柴犬愛の中年男たちの優しさ。人付き合いの苦手な男女のぎこちない恋物語でもある。】」柴公園 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【柴犬愛の中年男たちの優しさ。人付き合いの苦手な男女のぎこちない恋物語でもある。】
勝手に、犬や猫を愛する人は心優しい人なんだろう、と思っている。(私は犬も猫も飼っていない・・)
物語は、終始ほんわりしたペースで進む。
あたるパパ(渋川清彦:今や名バイプレイヤーである・・。)は人の良さから、変なおじさん(佐藤二朗:顔がでかすぎて、スマホの画面からはみ出ている所が笑える・・。)の飼うイチロー君の面倒まで見ている人の良さである・・。
じっちゃんパパ(大西信満)とさちこパパ(ドロンズ石本)と公園で取りとめもない会話をする3人の中年男。
時折乱入してくる”ゴールデン爺さん”の長話に悩まされながら、ベンチに腰掛け交わす会話がそこはかとなく面白い。
彼らはお互いの名前も仕事も知らないらしい。繋がりは柴犬を愛しているという事。(潔い)
そこに、引き籠りがちなポチママ(桜井ユキ)が絡んできて・・。
男女4人のぎこちないバーベキューパーティーや、ペーパードライバーのポチママが車を運転する姿もハラハラしながらも何故か、ほんわりとする。
<”見てて貰えれば大丈夫” 日曜日の午後のようなのんびり感が全編漂う面白き柴犬映画である。>
<2019年6月23日 劇場にて鑑賞>
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