ゴジラvsコングのレビュー・感想・評価
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巨大怪獣の肉弾戦は迫力満点
生態系の破壊者キングギドラを倒したゴジラは、タイタン(怪獣たちの呼称)の勝ち残りとして秘密機関モナークの監視下にあった。だがある日、再び人類の前に姿をあらわし、人工頭脳開発企業エイペックスの施設を襲撃する。理由は人類が生態系を乱そうとするのを察したからだ。いっぽう同じモナークに見張られていた髑髏島のコングも、新たな動きを見せる。タイタンの驚異的存在の源に迫ろうとするエイペックスと科学者チームが、彼を島の外に出し、生誕の地へ案内させようとするのだ。
かくして始まるコング輸送作戦。映画はこうした流れを、過去2作にはないハイテンポな編集でさばいていく。そして移動中の洋上で遂に両巨獣は接触し、映画史上最も激しいモンスターバトルへと一気になだれ込む。光線や飛行能力を駆使するギドラやラドン、モスラと違い、コングはステゴロ(素手喧嘩)のファイターだ。「眼前に立つ奴はひとまず殴る」のジャイアン主義で、ゴジラの顔面やボディに容赦ないパンチをあびせる。ゴジラも尾をしならせ倍返しで応酬。これがオレ様の流儀だ、返礼だと言わんばかりに!!
カメラも激闘を逃すまいと対象にグイグイ迫り、衝撃を食らって構図が乱れるといった、新鮮な映像スタイルを展開していく。そして彼らを脅かす第三者の介入など物語は波乱を起こすのだが、戦いの派手さに応じて都市破壊も大規模化。クライマックスの約30分間にわたる戦いづくめの展開は、必ずや怪獣映画ジャンキーたちを昇天へといざなうだろう。個人的にはゴジラの特徴的な背びれを活かした、前半部での「ジョーズ」を思わす海戦演出に唸った。事実、今回はゴジラの背びれが重要なキーとなるので、その布石としてパワフルな印象を残すのだ。本作でレジェンダリーのゴジラはひとつの節目を迎えるが、いや待て、まだ登場してないヤツのライバルがたくさんいる。やっとモーターのコイルがあったまってきたところだぜ!
怪獣プロレス 胸アツで超楽しい
それなりに面白かったけれど、僕たちの(”僕“だけかも知れないけれど)愛する『怪獣映画』からは違うテイストになって来ているように思う…
①「エイペックス」なんてのが出てくるから安室奈美恵でも出てくるのかと思った(古う)②期待していただけにガッカリ感も多い。以下列挙してみよう。③先ず怪獣(「タイタン」)たちの故郷が地球中心部にある地下空洞という設定はまあ良いとしよう。地下空洞説は使い古されてはいるけれども、最新の特撮技術での映像はそれなりに見れる。「アバター」みたいだけど。でも他に怪獣がいないのはどうして?④「家族じゃなくても親戚がいるかも知れない」とコングを誘っておきながら他のコングがいる形跡もなくほぼ騙しじゃん。⑤ゴジラの親戚らしきのもいなければラドンもモスラもアンギラスもゴロサウルスもいないじゃん。何よりラスト、コングは地下空洞に帰るのに何故ゴジラは帰らない?そこにエネルギーの源があるのなら。⑥怪獣たちの故郷なのに何故か人間が作ったような門や宮殿らしきものがあるのも変な感じ。コングはデカいゴリラではなくて実は原人に近いのか?⑦今回も空飛ぶ蛇みたいなモンスターは出てくるけど「怪獣」とは言えないと思う。「キングコング:骸骨島の巨神」に出てくるモンスターたちも「怪獣」とは言えない。“Kaiju”は世界共通語になったけれど欧米人のイメージする“Kaiju”と日本人が生み出した「怪獣」とはいまだビミョーにずれていると思う。⑧まあ、コングにしてもデカいゴリラだし他のモンスターも実在の生き物や古代生物の系統なので欧米映画のモンスターは結局何処かにリアリティから外れられない結界みたいなのがあるのでしょうな。正直なところ、東宝版『ゴジラ対キングコング』は『モスラ対ゴジラ』や『ゴジラ・モスラ・ラドン・キングギドラ~史上最大の決戦』と並ぶシリーズ屈指の佳作だとは思うけれど、子供だった当時はただのデカいゴリラが放射能光線を吐くゴジラに勝てるわけないでしょ、と思ってました。今となってはアメリカ市場を視野にいれたマーケティングだったのだと解りますが。⑨「怪獣」というのは『そんなものいるかいな?』と思うほど奇抜な創造物ながら、いつの間にか信じてしまう(好きになってしまう)そんな存在だと思う。「怪獣」と「妖怪」とは日本人のイマジネーションからしか生まれなかったもの、というのは身内びいき過ぎるかしら。欧米映画もエイリアンとかは結構奇抜なクリーチャーを創造するのにね。⑩『ゴジラ』のMUTOも如何にも欧米人の考えそうなものだと思ったがまだ怪獣らしさはあった。『ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ』(ここで既にモンスターと言っているのでズレ始めていたね)は、話に色々穴はあったけれど、それでもモスラ・ラドン・キングギドラが出てきたので、まだ怪獣映画らしいテイストは出ていた(ので採点は良くしました)。⑪『キング・オブ・モンスターズ』でも最後に見つかって生態も良くわかっていなかった「モンスター・ゼロ(キングギドラ)」を先に目覚めさせてしまうというポカをやっておりましたが(ジョナサン・サンズ扮する悪玉とcompromiseする必要があったのでしょうが。今作から察するに当時から背後には「エイペックス」がいたわけね)、今回も地下空洞のエネルギーをチャージされたメカゴジラをテストもせずにすぐ本番稼働させるというポカしてるし(まあ父娘とも己らの大義に殉じたので本望でしょう)、話を早く先に進める為とはいえ、もう少し自然に納得する流れには出来なかったのか。⑫小栗旬の役も芹沢博士の息子だったり日本人だったりする必然性全くなし。こんなことで日本の観客に媚び売るくらいならしない方がまし。⑬USA自体もそうだしLEGENDARYの大株主の中国も核保有国だから触れたくないんでしょうけど、ゴジラにしろラドンにしろモスラにしろ初めは被爆国日本と切っても切れない繋がりがあったのに、最初の『ゴジラ』でちょっとだけRESPECTはあったにせよ「ビキニ環礁の水爆実験は実はゴジラを倒すためだった」という第五福竜丸の遺族さんたちなら激怒しそうな設定だったし。ああ、こんなことも知らずに無心に怪獣映画を楽しんでいた子供の頃が懐かしい。⑭怪獣愛故に重箱の隅をつつくようなあら探しをしてしまったが、何より致命的だったのは少しもワクワクしなかったこと(trailerはワクワクさせてくれたのに)。ゴジラもガメラも出てこない『パシフィック・リム』(1作目)ではあんなにワクワクさせてくれたのに(今でも『パシフィック・リム』萌え、してます)
怪獣バトル最高!DEFEATED
撃破された。コレコレ!! と言いたくなるくらいア(トラ)クション特盛なこの怪獣バトルに刮目せよ。BVSもこれくらいおもしろくしてほしかったGVK、待った甲斐があった!HEAVヒーヴはアトラクションにすべきだ!途中まで善玉コングと悪者ゴジラの構図、それにもちゃんと理由があるのだけど例えばゴジラがコングに一撃くらわせた後の顔の抜きとかもはや恐怖の笑顔に見えたほど。
怪獣バトル最高!銃社会『デスノート』のことなんか忘れて、アダム・ウィンガード監督が本来できる人であることを再確認。キンモンと地続きなOPカッコいいけど、まさかの「&」アンドポジション小栗旬かよ。更にそこからカッコよすぎるタイトルで失禁!いや、本当にOPアニメ神がかりすぎて映画館はオムツ配るべき。からの個人的に好きなブライアン・タイリー・ヘンリーのコメディリリーフ。コング周りの音楽はやはりシブい選曲。ミリー・ボビー・ブラウンは成長していて綺麗とかって言葉が似合うようになっていた。そこにジュリアン・デニソンと、あの3人組み合わせたの天才。かわいらしい。前作の主人公カイル・チャンドラーの出番は数えるほど。
コングに喝を入れてからの胸アツ共闘で、去り際まで男前すぎる。白目向いた小栗旬。例えば海外へ進出した先駆者・渡辺謙、真田広之、浅野忠信といった面子より若いので今後のキャリアが楽しみ。コングってあの女の子とだけ通じ合ってるわけじゃなくて、単に手話できるってことじゃないですよね?笑
大画面向き!
素晴らしい!
わかりやすいストーリー
ゴジラVSコングは面白い
けど、そこに至るまでが長い
前情報を入れてなかったのでメカゴジラ出てきたのには驚きましたが、あんまりデザインが好みでなかった。
ネーミングもメカゴジラでなくメカキングギドラではないんだ?と。
最後ゴジラとコングが分かりあって終わるのは良かったです。
大怪獣プロレス、頂上決戦がアツイ!
日本を代表する怪獣・ゴジラとアメリカ代表・コングが繰り広げる神vs神の頂上決戦は、見応え十分のアツイ闘いになっていました。
今作は人間の登場人物も多く「ゴジラ派」「コング派」に分かれて物語が展開していきます。
そのため怪獣プロレスパート以外の、コングの起源の謎を解いていく部分や、ゴジラという新たな人類の脅威へ立ち向かう手段の模索といった部分にもかなり時間を使っていた印象。…のわりに説明不足で理解しきれない部分も多かったですが、まぁ細かいところは分かってなくても問題なし。
ちなみに完全に主役はコングでした。コングが頭良くなりすぎてもはや人間に見える。笑
もちろんツッコミ所は大量にありますが、カラフルなネオン溢れる夜の香港を舞台にした最終決戦は期待通りの画力でしたし、クライマックスの激アツ展開に興奮できる映画館で観るに相応しいダイナミックな作品だと思います。
細かいこと気にせず楽しめば勝ち!
売店にネタバレ有り 気を付けて
前3作見ただけで、今作の情報は何も入れず見ました。
◯◯VS◯◯ってのは大体最後は共闘するって思っていたので(どちらか一方を勝たせるわけにいきませんし)
ゴジラ、コングと戦うの誰だ?と思っていました。
まさかのメカゴジラでしたか!
音の迫力に普通の劇場でしたが、椅子揺れてました。
ただ、見終わって売店覗いたら普通にメカゴジラのフィギュア売ってましたね笑
最初に売店覗かなくて良かった。
ネタバレ嫌いの人は最初に売店見るのはやめましょう。
〈肉弾戦のコング〉と〈泳げるビーム兵器のゴジラ〉
待ちに待ったゴジラとコングの決戦映画。
しかし人間達の会話パートが想像の2割増しで多かったから
中だるみもしばしば。
だが怪獣同士の戦いも前作の「K・O・M」と違って明るい夕日や朝焼け、
「パシフィックリム」みたいなネオン街で照らされながらの
戦いは見やすく楽しめた。(前作は夜ばっかりで暗すぎた印象だったので)
最後の決戦は王道少年漫画の如く敵対同士の共闘は
あつくなりました。
コングの武器もカッコ良かった。
〈ゴジラブレイカー〉的な斧が。
エンドロール後の予告も無かったが
これでハリウッド怪獣ユニバースはおしまいか?
追記
・吹き替えの俳優、芸能人多すぎ。
演技に特徴が無かったからプロ声優と芦田愛菜以外
同じに聴こえる。
・あとコングと話せる少女の母親ポジションの女優さん
リアクションの顔芸が絶妙に歪んでて笑える。
(特にコングが手話を使ってきた時の「ええぇ〜!?」
みたいな顔が笑)
・コングを船なりヘリなりで運ぶにしても
どうやってそこまで乗せたか人間達の会話減らして
怪獣のカットを増やしたほうが良かったとおもうので
この星数にしました。
【”ドッカン!ドッカン!ギャース!ギャース!バキバキバキ!”大怪獣大暴れのジェットコースターアドレナリン大放出ムービー!”荒唐無稽な世界観も楽しめます。】
ー モンスター・バースの「髑髏島の巨人」「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」を観ていなくても十二分に面白い怪獣映画。ー
◆モンスター・バースシリーズの娯楽に徹したスタイルが、良い。
そして、ゴジラの姿が、ローランド・エメリッヒ君が犯した過ちを踏襲せず、前作「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」の姿のままである事に何故か、ホッとする・・。ー
◆序盤から、コングとゴジラは、物凄く怒っている。
何で、怒っているかは、観れば分かるが、今作は細かい所はどーでも良い。
大怪獣同士の、激しい”死の喧嘩”を大スクリーンで堪能する映画である。
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◆一応、芹澤猪四郎教授(前作は、世界の渡辺謙)の息子らしき芹澤蓮(ニホンノ小栗旬・・)も登場。
前作でも登場したカイル・チャンドラー演じるマーク・ラッセル&ミリー・ボビー・ブラウン演じるマディソン・ラッセルも大活躍。
チキンハートな、ネイサン・リンド(アレクサンダー・スカルスガルド:毎回書いて、申し訳ないが偉大な父を超える日は来るのか!)も”人工蘇生機”設置で、小活躍・・。
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◆”そんなわけないじゃん!”と突っ込みたくなる世界観も、何も考えずに楽しもう!
<グイグイと物凄い力業で大画面に引き込まれる、大怪獣同士の喧嘩ムービー。コングの炸裂する右フック、ゴジラも負けずに”放射熱線”!!。
それにしても、舞台は香港でなくても良いのではないの?可哀想じゃない!
ホラ、すこーし近くに細い鉄骨で作った大都会があるじゃない・・。そこで・・(以下、自粛)>
<コロナワールド 「重低音×振動」スクリーンで鑑賞>
コングは故郷に!
怪獣特撮の歴史の果て
今作はこの映画単体では語れない、日本の特撮の歴史の中で東宝特撮班を始めとする数多くの映画関係者が挫折をした歴史の上に生まれた一つの答えである。
1954年初代ゴジラが公開され、爆発的な人気となり、怪獣ブームが訪れた。それを決定付けたのが本作の元ネタでもあるキングコング対ゴジラ(1962)である。その頃から東宝はゴジラを子供たちのヒーローとして描くことを画策する。
子供たちのヒーローとして描くとはどういうことかというと、単純な正義の味方ではなく、学校で子供たちがごっこ遊びをするということであり、そのために格闘シーンが必要だということである。その結果生まれたのが、三大怪獣 地球最大の決戦(1964)での岩投げシーンであり、それがエスカレートして悲劇を生んだゴジラ対メガロ(1973)のドロップキックである。
ゴジラで格闘シーンが撮れないと悟っていた円谷英二はそうそうにウルトラマンを作り出し、その後の平成ゴジラシリーズを手掛けた川北紘一は格闘シーンを撮るのを諦め、熱線による戦闘演出を極限まで極めた。
いつしか怪獣ブームはさり、ウルトラマンと仮面ライダーに子どもたちの人気は移り、怪獣は大人になれなかったおっさんたちだけの人気に支えられ、エンターテイメントのメインストリームから外れていった。
前述したことについて異論はあるかと思いますが、平成ゴジラシリーズすら終了した1993年生まれの僕のような若輩怪獣オタクが歴史を調べ学んだ一つの真実だと考えます。
さて、ようやく本作の話に移ると、本作のゴジラは圧倒的格闘戦をコングと繰り広げる。尻尾を自由自在に使い、時には蹴りを入れ、挙句の果てには背負い投げまで見せる。ここぞという時に熱線を吐きスクリーンを彩る。これぞ!これこそが昭和の特撮でみんなが見たかったことじゃないのか!?当時を知らない僕がこんなことを思うのはちゃんちゃらおかしなことだとは思うが、その願いにも似た感情がせり上がってきた。
怪獣プロレスの前では人間ドラマなどとるに足らない些事。これまでのモンスターバース作品でよく言われた人間に感情移入ができない。評論家たちがこぞって使った魔法の言葉。今作ではそんな言葉が一切なかったかのように人間が舞台装置としての機能しか持たされていない。ゴジラとコングが戦うための最高の舞台を作り上げるためだけの舞台装置だ。潔い。まるで人間に感情移入できないなら怪獣に感情移入しろとでも言われているみたいだ。事実ゴジラに負け、踏みつけられ、泣きそうになりながらも必死の咆哮をあげるコングには心が揺さぶられた。
終盤のメカゴジラの登場も上手い。ゴジラに負けたコングがとどめを刺し花を持たせる終わらせ方も粋である。なによりメカゴジラが圧倒的にかっこいい。
まだまだ、言い足りないことはあるどけとにかく最高だった。シンゴジラ以降日本ではゴジラが舞台装置になった作品が目立った。最近のゴジラSPなんかがそうで、あれはあれでめっちゃ好きなんだけど、ド直球の怪獣映画はやっぱりいい。
面白かったけどゴジラ映画とは認められない
最初に謝っておきます。私は偏屈野郎です!
前から思ってたんですよ
アメゴジには魂が感じられないと
怪獣映画としてはね…面白かったんですよ
でもね…ゴジラを理解してねーよと(面倒臭いファン)
怪獣プロレスとしては超派手でやっぱり哺乳類のコングが謎アイテムを手に暴れると迫力満点
ゴジラの対等のライバルとしてはこれ以上の相手はいないだろうってくらいバッチリだった
観る前から最後はこうなるだろうと予測していたがあるキャラの絵を見ていたおかげてほぼ完璧に話の流れを当てる事ができた。それでも面白かった
だったら何が認められないのかというと
芹沢の名前に対するリスペクトが全く感じられなかった事ですよ。スタッフは初代ゴジラちゃんと観てるの?
芹沢はただの登場人物じゃないのよ(怒&泣)
ゴジラ映画とは認められないけど面白かったから点数引いたりとかはしません。映画としてまっとうに評価します
でもね…納得いかないのよ
やっぱり外国産ゴジラは認められない
最後に一言
ところでメカニコングは出ないの?笑
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