Be With You いま、会いにゆきますのレビュー・感想・評価
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ロマンティック
基本的にファンタジー映画が好きではないのですが、
この作品は何年も前に日本版を鑑賞して、いいなぁーと
感じていた記憶があり。当時、すでに主演の2人が離婚していたので、鑑賞しながら、「この作品で恋に落ちて、結婚して、家族になったけど離婚した2人」とか、
余計なことを考えていたことも思い出す。笑
本作が韓国でリメイクされると知り、その配役にソ・ジソプとソン・イェジンと発表された際は「はい、鑑賞決定」とすごく嬉しかったのだが、映画館での鑑賞が叶わず本日やっと鑑賞。
予想はしてました。
ラブストーリー王導演出をバンバンやってくれる韓国だし、繊細な演技をやらせたらもう素晴らし過ぎる韓国人俳優さん達なので、それはそれは期待も膨らみ。
日本版で内容は知っていたものの、本作の映像美、役者の演技、BGM、などなど。楽しませてもらいました。
幸せな家族や、若い頃の2人の出会いや進展を映しだしているのに、どこか儚くて、切なくなる。一つ一つの思い出や、過ごす時間が壊れそうに繊細で、、、
ラストシーンは、期待を裏切らず。
消えてしまったママの日記を読むパパが、オーバーアクションしないところも好感が持てますね。
そして、韓流ファンにはありがた〜いカメオ出演の、コン・ヒョジンや、パク・ソジュンの出演。
パパがジソプで、息子がソジュンて‼️‼️美味し過ぎる。一つの画にこの2人が同時に映るってー❗️
映画館の大スクリーンで観てたら、思わず叫んでしまっていたであろう嬉しいサプライズでした。ありがとう。
とにもかくにも、このお話自体があり得ない設定なのは最初から分かってはいたけれど、あり得ない日々を家族が大切に大切に守りながら過ごす様がとても丁寧に描かれています。
日本版も久しぶりに鑑賞したいな。
もうすこし。このままで。
日本版が公開された頃、次男は原作既読の小学生。TVで映画の予告を見ながら、こんな話をした。
父「父さん、これ興味ある」
子「はぁ?何で???」
父「何で死んだ人が現れるのかのナゾ解き」
子「過去の自分」
父「ファーーーーーー!」
6文字の完全ネタバレで一気に見る気が失せ、結局DVDで見た。今回は韓国のコテコテ技術に期待しての鑑賞。やってくれるなぁ、やっぱり。良かった。めっちゃくちゃ。
笑かし方も泣かせ方も無国籍な感じがする。ウジンが唾を飲み込むシーンは山田洋次とか、スアの料理場面はアメリカドラマ的とか。人情ドラマが湿っぽくなり過ぎない所はフランス彷彿。
ジホの学芸会はお約束。スアの日記は破壊力ありました。高校生のスア、可愛すぎる。
日本版の主役二人が、あまり好きじゃなかったと言うのも有りますが、俺はこっちの方が好き。
スアがトンネルで消える時と駅で二人が抱き合っている時の画が、本当に綺麗で見惚れた。画に一切手抜きがなくて素晴らしいと思いました。
と、コ・チャンソク最高!
なるほどそうかと思うものの
はじめの方の展開いいんだよね。「お母さん死んじゃったらそうだよね」とか「妻がいなくなったらそうなるよ」とか、がんがん感情移入できんの。
そこに「え!」って死んだお母さん・妻が現れるからさ、「良かったあ!」って思えんの。
甦った妻は記憶がなくてね、二人の馴れ初めを聞かせてくの。そこの回想シーンもいい。
それで、段々と、記憶は戻らないものの、母・妻の心を持つようになってくんだよね。そこも説明台詞とか使わなくてうまい。
「でもこれ、お母さんもう一度死ぬよね。そこは不可避設定でしょ」と思っちゃったところで醒めたのね。これさ、旦那と息子に、家族と別れる悲しみを、もう一度味合わせるだけなんだよ。
時間をかけて癒やしていくしかないことなんだから、ここで甦らせたってしょうがないじゃん。なんなのこの設定……と思っちゃったのね。
まあ、それでも、料理・洗濯・洗髪・掃除と教えて、息子に「僕がお父さんを守る」って言わせて、お父さんもトラウマ克服して、そういう死ぬ前にやり残したことをやって、皆の気持ちの整理を付けたからいいのかなあって。
そう思ったところで、25歳のときに交通事故にあって、気づいたらこの時代にきてました!って種明かしになるの。そして『32歳で死ぬとしても、私はあなた達がいる未来が良い!』って「いま、会いにゆきます」ってことだが、おかしいでしょ。
32歳で死ぬって記憶を持ってるなら、死ぬ前に、息子に料理・洗濯・洗髪・掃除を教えるよね。旦那の親友に毎年の息子の誕生日に手紙を届けてくれって頼むよね。なんで、それしてないんだろ。
という無理設定は感じるものの、そもそも死んだ人が甦るという無理設定を受け容れて観てるんだから、まあいいか。
種明かしで解る「実は私も最初からあなたが好きでした」と、そのときのツンデレっぷりはいいね。韓国女優ならでは。
それと韓国映画は「色々あったけど、ずーっと好きでした」って設定が、結構好まれてる気がする。
まあ映画としては面白いかもだけど、好きならすれ違ってないで早く付き合えば、楽しい時間も多くなるからね。早く素直になって好きって言った方がいいよ。実生活は。
懐かしい
日本版は公開時に見ました。
当時20代の僕には主人公たちと世代が被るのもあって非常に泣かされた思い出があります。
セカチューからの流れで、恋愛映画が元気があって、オレンジレンジの主題歌とともにこの作品も大ヒットした記憶があります。さて、あれから15年たち、感性も考え方もだいぶ変化してしまった自分はもう一度泣けるのか、それを確かめたい思いもありました。
結論、やっぱり泣けた…
日本版のあの印象的なヒマワリ畑はなかったけど
やっぱりファンタジーだったけど
二人ともなんの病気なんだかよくわからないけど
スアが記憶を取り戻して行く過程がちょっと浅いような気もしたけど
みんなピュアすぎると思ったけど
最初のアニメちょっと長い気もしたけど
やっぱり良いものは良い、と。
それから、僕らの世代からすると、ソンイェジンの美しさが健在だったことも良かった。私の頭の中の消しゴムもよかった…
もう一つ、タイトルの「いま、会いに行きます」という言葉が、日本版ではもっともっと印象に残るように演出されていた記憶があり、韓国版はそこが弱めだったのが気になりました。
あの言葉が、自分の命よりも愛した夫と息子を選択した彼女の決意をよく表しているから。
日本版、韓国版共にいい映画です。
世代関係なく泣ける作品です。
これから数年ぶりに日本版を見直そうかと思います。
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