「【”雲の国から来たママ。”高校時代にお互いに初恋だった男女が結ばれるが、永遠の別れから再び出会うファンタジックラブストーリー。男女の間に出来た男の子の健気な姿が沁みる作品です。】」Be With You いま、会いにゆきます NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【”雲の国から来たママ。”高校時代にお互いに初恋だった男女が結ばれるが、永遠の別れから再び出会うファンタジックラブストーリー。男女の間に出来た男の子の健気な姿が沁みる作品です。】
ー 原作及びオリジナル映画は誰でも知っているだろうから、粗筋は割愛。あと、他のレビューにも書いたけれど、オリジナルとの比較はしない。-
◆感想<Caution!少し内容に触れているかな?>
・冒頭、雲の上で下界の黄色いポンチョを着た小さなペンギンを見ながらボロボロ涙を流しているをお母さんペンギンが出て来る。すると、雨粒の精がやって来てペンギンは雨粒列車に乗って、その黄色いポンチョを着た小さなペンギンを抱きしめ、二人で遊んだり料理を作ったりする。そして、時間が来て帰って行くのだが、お母さんペンギンは寂しそうだが涙は流さないのである。
この冒頭のスア(ソン・イェジン)が愛息子ジホ(キム・ジファン)に残した絵本から入る構成が良いのだなあ。
・そして、スアの葬儀場が映され、打ちひしがれているウジン(ソ・ジソブ)の姿が映され、親戚と思われるオバサン達の”あの父親で大丈夫かしら・・。”などとヒソヒソ言っているシーンに移るのである。
・そこからは、知っている展開なのだが、上手いなあと思ったのは、ウジンの視点から物語は紡がれるのだが、後半以降は前半少しツッケンドンに見えた高校生時代のスアの本心が分かるスア目線で物語が紡がれている所かな。
・どちらにしても健気なのは、愛息子ジホである。ママが梅雨が明けると雲の国に帰ってしまう事を知っているので、父ウジンが洗車すると雨が降る事から、友達のお父さんの車を洗車したり、スアも自分がいなくなってもウジンとジホが暮らせるように家事一式を教えるのだが、学芸会で他の子は自分の夢を語るのに、ジホはスアが心配そうに見ている舞台で、覚えた家事の事を喋るんだよね。
<オリジナルでは登場しないウジンの友人、ホング(コ・チャンソク)も実に良い奴で、勿論スアを演じたソン・イェジンは、とても素敵であり(高校時代を演じた女の子も良かったな。)哀しいけれども、立派に成長したジホの姿が嬉しき作品である。>